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【特集/10.20「SCSK DELIMA モノづくりフォーラム」開催決定!】 特別対談:3D EXPERIENCEが実現するモノづくりのイノベーション

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(左より) 藤井 宏樹 ●ダッソー・システムズ株式会社 DELMIA事業部 ディレクター、伊神 也寸志 ●SCSK株式会社 プラットフォームソリューション事業部門 中部プラットフォーム事業本部 営業第一部 副部長、米田 尚登 ●ダッソー・システムズ株式会社 DELMIA エバンジェリスト

 


日本の製造業のIT化支援に貢献するSCSKは、2017年10月20日に「SCSK DELMIA モノづくりフォーラム」を開催します。3DEXPERIENCEによって強化された「DELMIA」が日本のモノづくりにもたらす製造のデジタル変革とイノベーションについて、当日登壇されるSCSKの伊神 也寸志さん、ダッソー・システムズ DELMIAブランドの藤井 宏樹、DELMIAエバンジェリストの米田 尚登から、プレ・セッショントークをお届けします。


 

<プロフィール>

伊神 也寸志 ●SCSK株式会社 プラットフォームソリューション事業部門 中部プラットフォーム事業本部 営業第一部 副部長。入社以来、製造業向けにエンジニアリング系のソリューションの提案、販売支援に従事。現在は、中部地区の自動車メーカーの顧客を中心に、ダッソー・システムズ「DELMIA」をはじめとした製品・ソリューションの販売、サポート、システムの提案業務を担当。

 

藤井 宏樹 ●ダッソー・システムズ株式会社 DELMIA事業部 ディレクター。製造業のお客様の業務改革や課題解決をITの立場から支援を経験。現在は、3DEXPERIENCEプラットフォームの製造領域を担当し、バーチャルの世界とリアルの世界の橋渡しをするDELMIAブランドの日本のリーダーを務める。

 

米田 尚登 ●ダッソー・システムズ株式会社 DELMIA エバンジェリスト。日本OPC協議会 (OPC foundation Japan council)  技術部会長。IAF(Industrial Automation Forum)運営委員長。
株式会社アマダをはじめとした産業オートメーション分野企業で産業機械の制御工学を中心に研究・企画・開発職に携わり、IIoT回りの基礎的な知見を確保。2017年2月からDELMIAエバンジェリストに就任。

 

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藤井 DELMIAブランドは、デジタル・マニュファクチャリングの領域から、「Apriso」「Quintiq」「Ortems」といった製品を統合しながらソリューションを拡充し、製造領域のオペレーションを対象に、計画、実行、最適化をするソリューションを提供できるようになりました。

 

米田 「全体最適」を図るためには、オブジェクト指向が求められます。欧米はトップダウン型で全体の目的を定義した上で、プラントを作ります。これは、企画から開発、設計、製造、サービスまでを一貫してつなぐDigital Continuity(デジタルデータの連続性)の仕組みと同時に、事業環境や市場動向に左右される経営側の意思判断とのコネクションが求められるからで、オブジェクト指向により、概念モデル(Class)と実体(Instance)を利用して事業全体の情報を共有し利活用が可能になります。

 

伊神 既に「部分最適」化された日本の企業の中でこれから先のソリューションを考えるには、経営的視点と製造・生産技術の両方の知見を持ち、それを統合する人材なり仕組みが求められていますね。

 

藤井 実世界から得られたデータを分析し付加価値を与え、その結果を再び実世界にフィードバックする「サイバーフィジカルシステム(CPS)」のモデルは、ITから設備までの幅広い領域を熟知していないと理解できません。しかし、なかなかそういった人材はいませんからね。

 

 

米田 特に「局所最適」でモノづくりをしてきた日本人は、フィジカルをサイバーにする作業が非常に苦手ですね。実世界は無限大の情報を持ちますから、それを利用する相手の目的ごとに情報の表し方を変えていく作業が必要ですが、それが非常に苦手であることを経験しています。。

 

伊神 それぞれのシステムの接続点に、データ交換のためのテンプレートが必要となってきますね。

 

米田 そうしたサイバーとフィジカルのゲートウェイの役割を果たすのが、標準規格です。「OPC UA」 は、工場やプロセス制御装置から大規模な上位情報系システムへの情報転送をするために設計されたオブジェクト指向の情報通信規格であって、OS非依存、セキュリティー強化に加えてセンサーなどのチップレベルからERPなどのメインフレームまでの実装スケーラビリティを確保し、そしてこれらの機能を満たしている事を検証する認証業務も行っています。この機能は工作機械、射出成形機械、梱包機械などの標準化団体とコラボレーションする事により「装置同士をつなげば伝わる」世界を実現しています。

 

藤井 競争領域と協調領域をしっかり区分し企業連携が必要と言われだしましたが、日本においてはあまり進んできませんでした。このような全体最適を目指す方向性が結果として、各社のものづくりの強化にもつながるのだと思います。そしてこの時に、国際標準規格を積極的に活用することも重要なことです。

 

米田 3D EXPERIENCEプラットフォームは、2012年に発表した時から「全体最適化」の視点から標準化とマルチベンダ化に取り組まれてきました。標準化されたCPSとして機能することによって、製造KPIも経営KPIも一元化され、本来向かうべき競争戦略への投資が実現されます。AprisoにおいてはKPIの国際標準規格ISO22400に準拠することによって、テンプレート化し、安価に短時間に実装、利用が可能になります。

 

~ 次回へ続く~

 

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<バックナンバー>
<第1回> 特別対談:3D EXPERIENCEが実現するモノづくりのイノベーション


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