2016年8月のダッソー・システムズのニュースをまとめました。
＜トピックス＞
・ダッソー・システムズが技術協力する ソーラー・インパルスが、世界一周飛行を達成
化石燃料を使わずに、のべ4万3千キロ、558時間、17回の飛行に成功
・【名古屋オフィス引越しのお知らせ】8月29日から、名古屋オフィスは名駅1-1-1に!
新オフィスは、KITTE(キッテ)名古屋の開業でも話題の「JPタワー名古屋」の22階です。
＜インタビュー＞
・ものづくりを知ってこそ、最適化できるソリューションがある～ファソテック編Vol.1
・無料“Webinar”という、カスタマーサポートの未来形～ファソテック編Vol.2
＜プレス・リリース＞
・学生フォーミュラのチーム・デルフト、初の電気自動車フォーミュラカーを 3Dエクスペリエンス・プラットフォームクラウド版で制作し公開
今後もダッソー・システムズの最新情報をお伝えしていきます。
（会場となった大田区総合体育館）
8月26日から28日まで、大田区総合体育館（東京）で、第12回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト（通称：飛行ロボコン）が開催されました。ダッソー･システムズは2013年から飛行ロボコンへの協賛を続けています。今年の飛行ロボコンには、全国の大学、高専、高校から52チームがエントリー。そのうち34チームが会場に集い、3日間にわたって競技に臨みました。
コンテストは「マルチコプター」「ユニークデザイン」「一般」「自動操縦」の4部門に分かれています。出場チームはいずれかの部門にエントリーし、チームで設計し制作した機体を飛ばして、規定の課題をクリアし、獲得ポイントを競います。自動操縦部門では制御プログラムも自前で開発します。
自動操縦部門に出場した東京農工大学の「Estrela」（左、白色）は3Dエクスペリエンス・プラットフォームを使用。飛行船タイプのフォルムが特徴的な都立産業技術高等専門学校の「Snoopy」（右、銀色）は一般部門の3位に入賞。
秋田工業高等専門学校の「YDK-RR」（ユニークデザイン部門）。その独創的な形に会場が沸きました。しかも俊敏かつ華麗な飛行を披露し、堂々の部門優勝。
ダッソー･システムズでは希望する参加チームに対し、3Dエクスペリエンス・プラットフォーム クラウド版の大学・教育機関向け期間限定ライセンスを、コンテスト用に無償で提供しています。またプログレス・テクノロジーズと共同で、学生に対するCAD操作方法の指導や、飛行ロボコンが開催する技術交流会への参加等も行いました。さらに、設計や解析に3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用いただいたチーム（4大学6チーム）の中から、今年は東京大学の機体名「Alpha」のチームに「3DEXPERIENCE賞」を授与しました。受賞理由は、学部2年生を中心とするチームでありながら、部品の3Dモデリング、アセンブリ、有限要素解析、図面出図と積極的に3Dエクスペリエンス･プラットフォームを活用していただいたことです。チームには副賞としてトロフィーと記念品が授与されました。
3DEXPERIENCE賞を受賞した東京大学の「Alpha」チームのメンバーと、機体イメージ。
飛行ロボコンは今年で12回目、大田区総合体育館での開催は3回目となり、地域のイベントとしても根を下ろしつつあります。また、ダッソー･システムズの協賛についても、参加者への認知が進んでいます。決勝の日曜日は、出場者以外にも子供連れなど多くの観客でにぎわっていました。未来の航空業界を担う人材を育成する、というコンテストの趣旨が、学生から社会へと広がり始めていることを実感しました。
当日の様子は、YouTubeでもご覧いただけます。飛行ロボコンは来年も同時期（8月下旬）に開催を予定しています。
ダッソー・システムズでは現在、Customer Engagement & Proposalを募集しております。
ご応募の方は JP.Recruitment@3ds.com まで
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件名：ダッソー・システムズ公式ブログ求人応募
添付書類：職務経歴書並びに履歴書
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をお送り下さい。ご応募お待ちしております！
Position Title：Customer Engagement & Proposal Specialist
Reference No:
Company Name: Dassault Systemes KK
Department: Pricing and Customer Engagement Success, ASIA
Location: Tokyo
1. About our company
Dassault Systèmes (3DS), the 3D Experience Company, provides business and people with virtual universes to imagine sustainable innovations. Its world-leading solutions transform the way products are designed, produced, and supported. We have about 14,000 passionate People across the globe that are at the heart of the company. A large R&D team connected across 43 laboratories delivering simultaneously “combined software” for our 3DEXPERIENCE Solutions.
Dassault Systèmes has the largest PLM market share with 190,000 Customers in 12 Industries worldwide. For more information, please visit www.3ds.com.
2. Mission
Partner with sales organizations by providing expertise, guidance and support for the framing, negotiating, and closing of non-standard, large or complex transactions including software and service.
Geographic scope: Asia Pacific, including Japan, China, Korea
3. Job Description
4. Reporting Line
This position reports to: Director, Pricing & Negotiation ASIA
5. Candidate Background
6. Competencies Preferred
ダッソー・システムズでは現在、 Nagoya ENOVIA R&D development（Software development engineer）を募集しております。
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添付書類：職務経歴書並びに履歴書
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Position：Software development engineer
Company Name: Dassault Systemes KK
Department: ENOVIA R&D development
Location: Nagoya
1. Mission
Develop world-class PLM applications delivering breakthrough experience and values to end users with completeness, performance and quality expected by Japanese market
2. Job Description
3. Reporting line
This position reports to : ENOVIA R&D Development manager
4. Candidate Background
5. Competencies required
ダッソー・システムズでは現在、Nagoya R&D QAを募集しております。
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添付書類：職務経歴書並びに履歴書
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Position：Software Quality Assurance engineer
Company Name: Dassault Systemes KK
Department: ENOVIA R&D QA
Location: Nagoya
1. Mission
Perform Best-in-class Quality Assessment of DS PLM products and ensure that products quality meets DS and Japan market criteria
2. Job Description
3. Reporting line
This position reports to : ENOVIA R&D Development manager
4. Candidate Background
5. Competencies required
ダッソー・システムズでは現在、Services/Project Manegerを募集しております。
ご応募の方は JP.Recruitment@3ds.com まで
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添付書類：職務経歴書並びに履歴書
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Position：Industry R&D Solution Define
Company Name: Dassault Systemes KK
Department: Industry R&D
Location: Nagoya
1. Mission
Analyze industrial customers business processes to match appropriate Dassault Systemes Industry Solution Experiences supporting them, identify and drive development plan for additional items needed to satisfy the customer needs
2. Job Description
3. Reporting line
This position reports to : ENOVIA R&D Development manager
4. Candidate Background
5. Competencies required
ダッソー・システムズでは現在、Technical Executive for BT GTM1 Accountsを募集しております。
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Position： Technical Executive for BT GTM1 Accounts
Company Name: Dassault Systemes K.K.
Department: Business Transformation – Technical Executive
Location: Tokyo
1. Mission
Drive 3DS strategic customer engagement programs from lead generation & opportunity identification to implementation. Ensure consistent work between 3DS Ecosystem and Consultant &System Integrators (C&SI)
2. Job Description
Accountabilities:
3. Reporting line
This position reports to Technical Executive Director, 3DS Business Transformation
4. Candidate Background
Manufacturing Industry experience and strong knowledge, PLM experience and knowledge, Business Consulting experience and knowledge
5. Competencies required
ダッソー・システムズでは現在、 VS Sales Ops_specialistを募集しております。
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Position Title： Sales Operations Specialist
Reference No Company Name: Dassault Systemes KK
Department: Sales Operations, 3DS Value Solutions Japan
Location: Tokyo
1. Mission
VS Sales Operations ensures and facilitates the sustainable business growth of DSKK in-direct channel partners. In close collaboration with VS sales management, VS Sales Operations provides quality services as sales planning, timely & accurate forecast, sales performances monitoring for plan achievement, sales results reporting, business analytics with actionable recommendations.
2. Job Description
4. Reporting line
This position reports to VS Sales Operation Director
5. Candidate Background
【必須となる経験・スキル Mandatory Experience/Skills】
ソフトウェア業界あるいはICT業界の経験
チャネルビジネスに精通し、チャネル営業企画、セールスオペレーション、チャネル・ディベロップメント、営業サポート、のいずれかの経験のある方
上記職務においてビジネス・アナリティクスの経験を積み、分析・企画力の高い方
【望ましい経験・スキル Preferred Experience/Skills 】
ビジネス開発や新規ビジネス立ち上げの経験がある方（営業、技術、マーケティングの側面）
営業契約交渉の経験、加えて英語での経験があればなお可
6. Competencies required
【求められる資質・技量】
ダッソー・システムズでは現在、BIOVIA-Marketing Assitantを募集しております。
ご応募の方は JP.Recruitment@3ds.com まで
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添付書類：職務経歴書並びに履歴書
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企 業 名：ダッソー・システムズ・バイオビア株式会社
所 在 地：東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower
最 寄 駅：大崎駅
電話番号：03-4321-3900 （代表）
タイトル：Target Account Specialist
業務内容
・ 顧客リスト管理（SFDC)
・ 請求書処理
・イベント管理
・ノベルティ在庫管理
・ カタログ在庫管理
雇用形態 正社員
雇用期間 雇用期間の定めなし
給 与 ※年齢・経験・能力を考慮し当社規定により優遇致します。
必要資格・経験 ・英語力(読み書き必須）スピーキングもできると尚可。これから英語力を磨いていきたい方も歓迎
その他待遇等
【勤務時間】9：30-18：00
【休日】完全週休2日制（土・日）、祝日、年次有給休暇（最大25日/年）、慶弔休暇など
【保険等】各種社会保険完備
【その他】交通費全額支給、退職金制度（401K)、慶弔金制度など
ダッソー・システムズでは現在、 IND3 GTM2 iAccount（ハイテク産業向け、新規）を募集しております。
ご応募の方は JP.Recruitment@3ds.com まで
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件名：ダッソー・システムズ公式ブログ求人応募
添付書類：職務経歴書並びに履歴書
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Company Name: Dassault Systemes KK
Department: Business Transformation, Industry 3
Location: Tokyo Office
１．職務内容 Job Description
BT Industry 3では、3DSのビジョンを日本の大手ハイテク産業のお客様に対して推進するため、さまざまなロールのスペシャリストの方と協調して提案をリードする前向きなセールスを募集します。
２．応募資格 Requirements
【必須となる経験・スキル Mandatory Experience/Skills】
【望ましい経験・スキル Preferred Experience/Skills 】
【語学力 Language skills】
ダッソー・システムズでは現在、3DExperience City Sales Representativeを募集しております。
ご応募の方は JP.Recruitment@3ds.com まで
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添付書類：職務経歴書並びに履歴書
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Position : Sales Representative for 3DEXPERIENCE City, Industry 4
Company Name: Dassault Systemes KK
Department: Business Transformation, Industry 4
Location: Tokyo
１．職務内容 Job Description
営業部門であるBT Industry 4において、大規模3D都市環境、都市景観の自動生成および管理の分野で世界をリードするソフトウェア3DEXPERIENCE City （すでにVirtual Singaporeとしてシンガポール国立財団と展開中）の日本での新規ビジネスの立ち上げ、および新規顧客開拓。
【期待する成果】
２．応募資格 Requirements
【必須となる経験・スキル Mandatory Experience/Skills】
【語学力 Language skills】
ダッソー・システムズの販売パートナーである、株式会社IDAJ 主催セミナーが横浜にて開催されます。
非線形性を考慮した解析をはじめましょう！
SIMULIA Abaqus FEAは、「材料非線形」や「幾何学的非線形」など幅広い非線形領域をカバーし、様々な物理現象をシミュレーションできる機能を有しています。特に「接触と言えばAbaqus」と言われるほど、接触のアルゴリズムは洗練され、高い精度での計算が可能となっています。
本セミナーでは、様々な分野でご利用いただいてる解析事例とともに、AbaqusおよびAbaqus/CAEの機能についてご紹介します。 さらに、Abaqusのプリ・ポストであるAbaqus/CAEを使用して、解析操作の一連の流れを体験していただきます。 非線形構造解析の理解を深めるために、「 非線形構造解析コース」と合わせてご受講されることをおすすめします。
日時：2016年12月14日（水）
場所：株式会社IDAJ 横浜本社 セミナールーム
横浜市西区みなとみらい2-2-1-1 横浜ランドマークタワー37F
ダッソー・システムズの販売パートナーである、株式会社IDAJ 主催セミナーが名古屋にて開催されます。
非線形構造解析の理論背景をわかりやすく説明します。
非線形構造解析は、大きく材料非線形性、幾何学非線形性、境界条件非線形性の3つに分類されます。 本コースでは、それぞれの非線形性についてわかりやすく解説し、有限変形基礎論に基づく各種応力とひずみについて説明します。
本コースを受講していただくことで、ブラックボックスになりがちな非線形構造解析プログラムの中身を把握していただけるものと考えています。
日時：2016年10月7日（金）
場所：株式会社IDAJ 中部支社
名古屋市中村区名駅4-24-8 EME名古屋ビル 5F
ダッソー・システムズの販売パートナーである、株式会社IDAJ 主催セミナーが横浜にて開催されます。
非線形構造解析の理論背景をわかりやすく説明します。
非線形構造解析は、大きく材料非線形性、幾何学非線形性、境界条件非線形性の3つに分類されます。 本コースでは、それぞれの非線形性についてわかりやすく解説し、有限変形基礎論に基づく各種応力とひずみについて説明します。
本コースを受講していただくことで、ブラックボックスになりがちな非線形構造解析プログラムの中身を把握していただけるものと考えています。
日時：2016年12月15日（木）
場所：株式会社IDAJ 横浜本社 セミナールーム
横浜市西区みなとみらい2-2-1-1 横浜ランドマークタワー37F
ダッソー・システムズの販売パートナーである株式会社大塚商会主催、Just CATIA 3DEXPERIENCE Day 2016 が開催されます。
～ 3Dエクスペリエンスの明日を切り開く！ ～
イベント名を新たにしたJust CATIA 3DEXPERIENCE Dayでは、もう皆様の目前にまで迫っている3Dエクスペリエンスに関する具体的な情報から、CATIA V5に関する明日からお役立ていただける情報、知っていると意外に使える豆知識まで、バラエティに富んだコンテンツをお伝えします。通常のイベントでは体験できない特別な体験をお過ごしください。
日時：2016年9月15日（木）12：00～20：00
場所：株式会社大塚商会 本社ビル3F
東京都千代田区飯田橋2-18-4
高速、高精度を追求したマルチボディシミュレーションツールのご紹介
近年、シミュレーションソフトの性能向上や周辺ソフトとの連携技術が進み、製造業におけるシミュレーションの役割はますます重要になっています。そのような中、2014年7月にダッソー・システムズのSIMULIAブランドにSimpackが加わりました。
Simpackは、高速、高精度を追求したマルチボディシミュレーション（機構解析）ツールです。その先進的な技術は、自動車、鉄道、航空宇宙、エネルギーなどの各産業で導入され、アルストム、ボンバルディア、BMW、ダイムラー、ホンダ、ジャガー・ランドローバー、MAN、Vestasなど、130社以上の顧客を有しています。
当オンラインセミナーでは、マルチボディシミュレーションの基本的な説明、Simpackの特長、および製品構成についてご紹介します。Simpackの最大の特長であるソルバー性能をはじめとして、3Dビューと2Dブロックの切替が可能な画期的プリプロセッサ、歯車やエンジン部品などの豊富な要素ライブラリから、超高性能リアルタイムシミュレータにいたるまで幅広い魅力をお伝えします。
また、有限要素解析ソフトウェアのAbaqus、最適化・自動化のIsight、トポロジー最適設計のTosca などの多様なシミュレーション技術を有するSIMULIA製品とSimpackの連携による相乗効果についてもご案内いたします。
是非、この機会にご参加くださいますようお願いいたします。
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日 程： 2016年10月6日(木) 14:00～14:45（ログイン受付開始 13:30～）
会 場： インターネットを利用(申込者には別途開催のためのURLを送付します)
主 催： ダッソー・システムズ株式会社
費 用： 無料（事前登録制）
[プログラム]（13:30～14:00 Webセミナーご参加用サイトオープン・音声出力テストを随時実施）
14:00～14:05 オンラインセミナー 進行に関するご案内
14:05～14:45 オンラインセミナー 本編「機構解析ソフトウェアSimpackオンラインセミナー」
ダッソー・システムズの販売パートナーである、プログレス・テクノロジーズ株式会社 主催 SIMULIA Power Of Portfolioセミナーが開催されます。
CAEによるシミュレーションは、物理試験を減らす試作レスのソリューションとして位置づけられ、製品開発の効率化および性能向上のためのツールとして活用されています。近年ではCAEを用いて設計者が相対的な製品性能評価を行う事ができるようになり、シミュレーションの活用シーンは拡大傾向にあります。
本セミナーでは、このたび、製品開発を行う唯一のパートナーとしてダッソー・システムズのSIMULIA製品の販売を開始したプログレス・テクノロジーズより、こうした幅広いシミュレーションのニーズに対応し、リアリスティック・シミュレーションを実現するSIMULIAポートフォリオの最新情報をご紹介します。
日時：2016年9月28日（水）
場所：〒141-6020
東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower
ダッソー・システムズ株式会社 東京オフィストレーニングセンター
7月14日に東京コンファレンスセンター品川で開催された「2016製造業革新セミナー in Tokyo ～事例に学ぶ、設計改革実践編」は、大盛況のうちに幕を閉じた。そこでは、ダッソー・システムズが提供する『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』が製造業における製品開発現場にどのような変革をもたらすかを、開発現場における具体的な活用事例とともに説明した。当日のプレゼンターを務めた高橋直希とフランソワーズ・セバスチャンが、講演の内容をもとに、改めて『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の魅力を語る。
3DSバリューソリューション事業部においてシニア・テクニカル・セールス・マネージャーを務める高橋直希(写真左)と、同じくテクニカル・スペシャリストのフランソワーズ・セバスチャン(写真右)
「まず、簡単に自己紹介しますと、私たちの事業部では、代理店となるパートナー企業を通じて、エンドユーザーにアプリケーションを提供しています」と語るのは、同事業部の営業技術部でプリセールス活動に従事する高橋直希だ。「ですから、実際のユーザーとなるメーカー企業のエンジニアやプロジェクトリーダーの皆さんにご理解いただくのはもとより、まずはパートナー企業の皆さんに『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の価値を知っていただくことが、私たちの使命と言えます」
では、その価値とは何だろうか？高橋は最も分かりやすい例として「脱サイロ化を実現する統合環境」を挙げる。サイロとは英語では「窓がなく周囲が見えない」という意味があり、開発現場においてはプロジェクト内での人・ツール・データが孤立化してしまうこと等を指す。
「なぜサイロ化が生じるかと言えば、専門領域ごとに作業環境が異なっているからです。設計エンジニアはCAD、解析担当者はCAEやシミュレーションツールと、それぞれ異なるアプリケーションを用いて業務を進めていますが、それらは互いにデータ連携がなく、孤立しています。両者が互いの成果を確認したり、連携する場合には、データを共有できるよう編集する必要がありますが、それには相応の手間を要する上に、編集されたデータでは過去に遡っての詳細な検証は困難です。また、プロジェクトリーダーが全体像を把握しようとする際には、異なるアプリケーションからのアウトプットを一覧する必要があるなど、連携が取りづらいのも無理はありません」と高橋は説明する。
「このような状況が、手戻りの頻発による開発効率の低下を招き、スケジュールの遅延や開発コストの高騰をもたらしていることを、多くの開発現場で実感されているはずです。そこで、私たちは組織や専門の壁を越え、プロジェクトの全メンバーが、それぞれの成果データを自由に、そしてタイムリーに共有できる環境を提供したいと考えました。それが『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の実現する統合環境です」
なぜ、世界中で唯一、ダッソー・システムズだけが統合環境を提供できるのか。その理由について、フランソワーズ・セバスチャンが以下のように説明する。
「ダッソーは、これまで戦略的なM&Aを繰り返すことで、提供するアプリケーションのラインアップを拡充してきました。現在では3D-CADや解析ツール、シミュレーションツールなど12のブランド・アプリケーションを持つに至っていますが、それらは元々の開発者が異なるため、データ連携にも手間を要しました。そこで近年、これら多様なアプリケーションすべてを、データを共有しながら、共通のユーザー・インターフェーズで活用できるよう、統合されたアーキテクチャのもとに再構築してきました。その成果の結実が『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』です」
「このプラットフォームを用いることで、プロジェクトのメンバー全員が、組織やプロセス、さらには地域や言語の違いをも超えて、3D（三次元）デジタルデータという“共通言語”のもとに、互いの成果はもちろん、そこに至る経緯や考え方を共有できます。こうした“共創”の場が、プロジェクトの効率や品質を高めるうえでどれだけ有益か、想像してみてください」とセバスチャンは語る。
『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の意義を、ご理解いただけただろうか？次回は、そのメリットをより具体的にイメージしていただけるよう、設計プロセスと解析プロセスの連携を例に説明してみよう。乞うご期待！
◇『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』がもたらす“共創”について、もっと詳しく知りたい、という方はこちらより資料をダウンロードいただけます。
・シミュレーションプラットフォームにおけるマルチフィジックス解析～製品開発における解析の効果的な利用のために～
◇関連リンク
「2016製造業革新セミナー in Tokyo ～事例に学ぶ、設計改革実践編」
盛況に終わった「2016製造業革新セミナー in Tokyo ～事例に学ぶ、設計改革実践編」では、ダッソー・システムズが提供する『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』を紹介し、大きな反響を集めた。前回は、同プレゼンターを務めた両名が「脱サイロ化を実現する統合環境」について説明したが、今回はその導入メリットについて、具体例を挙げて説明しよう。
「前回の説明をおさらいすると、『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』とは、ダッソー・システムズの多様なアプリケーションを統合環境のもとに提供するプラットフォームです。これを導入することで、3D-CADや解析ツールなど、プロジェクトの各プロセスで必要になるアプリケーションを、メンバー全員がデータを共有しながら活用できるため、より高度で緊密な連携を促します」と、3DSバリューソリューション事業部の高橋直希が引き続き説明する。
「組織や専門の壁を越えた連携が、どのように実現され、プロジェクトにどんなメリットをもたらすか、その典型的な例として、設計部門と解析部門の連携を紹介しましょう」と、同部のフランソワーズ・セバスチャンが説明を引き取る。
「設計は、機能・仕様を検討する“概念設計”から始まり、形状・寸法等を決定する最終段階の“詳細設計”とフェーズが分かれています。後半の詳細設計には専門的な解析が必要ですが、前段では設計者でも扱える設計者解析ツールを駆使し、ある程度の簡易な解析を前倒しして実行（フロントローディング）することで、例えば試作で不具合を生じた結果、大幅な設計変更が必要になるなどの手戻りを最小限に抑える事ができます。3Dエクスペリエンス・プラットフォーム上であれば、解析専任者が後にこの解析結果のデータを参照することが可能であることも利点です。（図①）」
「一口に解析といっても、構造解析や振動解析、熱解析など、その内容は多岐にわたり、それぞれ高度な専門知識を要します。そこで、設計者からの依頼内容をもとに、解析チームのマネージャーが各メンバーのスケジュールや専門分野を確認し、案件ごとに最適なメンバーを選び出します。この際、『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』を活用することで、マネージャーは設計者が3D-CADで作成したデータを共有でき、検証すべき箇所や内容、条件などを詳細に把握できます。一方で、このプラットフォームは解析チーム内のタスク管理機能も有しているため、最適なメンバーを容易に選定できるのです（図②）」
「マネージャーからの指示を受け取った解析専任者は、設計部門の3D-CADにアクセスして解析用のデータを入手します。この際、設計者自身による解析結果や、前段階の設計データ、周辺部品の設計データなども必要に応じて取得できます。これらのデータは、解析専任者が活用するCAEやシミュレーションツール上で、面倒なデータ変更の必要なく共有でき、自由かつ詳細な解析を加えることができます。これも『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』だから可能なことです（図③）」
「解析専任者が取りまとめた結果は、マネージャーの確認を経て、設計部門に共有されます。設計者は、CAEやシミュレーションツール上での解析結果や、それらを踏まえた提案を、自らの3D-CAD上で活用できます。このため、解析責任者の思考や検証プロセスを共有しながら、指摘された改善点を再設計できるのです。そのスピードや精度が、サイロ化されたプロジェクトと比べてどれだけハイレベルなものか、言うまでもないでしょう（図④⑤）」
「『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』がもたらすメリットは、個々の業務の効率化だけではありません」と、高橋が補足する。「設計から解析、再設計に至るプロセスが簡略化され、スピードが高まることで、専門家による高度な解析を、より上流から、何度も繰り返して実施することが可能になります。それがプロジェクト全体の品質を大きく向上させ、完成する製品の安全性や機能性を飛躍的に高めることになります」
「さらに、あるプロジェクトで作成した設計データや解析データは蓄積され、以降のプロジェクトにおいても自由に検索・再利用できます。つまり、1つのプロジェクトの生産性にとどまらず、ユーザー企業全体の生産性を向上させるのです（図⑥）」と、高橋は熱を込めて語った。
『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』による設計と解析の融合が、メーカーの開発現場にどのようなインパクトをもたらすか、イメージいただけただろうか。最終回となる次回は、そのさらに先にある「価値創出」について説明する。乞うご期待！
◇『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』がもたらす“共創”について、もっと詳しく知りたい、という方はこちらより資料をダウンロードいただけます。
・シミュレーションプラットフォームにおけるマルチフィジックス解析～製品開発における解析の効果的な利用のために～
◇関連リンク
「2016製造業革新セミナー in Tokyo ～事例に学ぶ、設計改革実践編」
（バックナンバー）
ダッソー・システムズが提供する『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の魅力について、これまで「2016製造業革新セミナー in Tokyo ～事例に学ぶ、設計改革実践編」での講演をもとに説明してきた。最終回となる今回は、このプラットフォームがメーカーの開発プロジェクトに、どのような価値をもたらすかを説明しよう。
「前回は、『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の導入によって、開発プロジェクトにおける設計部門と解析部門の融合が図れることを、具体的なプロセスにもとに説明しました。そのメリットを改めて整理すれば上図のようになります」と高橋直希が説明する。
「まずは、マネージャーや設計者、解析専任者など、プロジェクトメンバー一人ひとりが、組織や使用ツールを問わず、他のメンバーによる業務データを簡単に入手し、自由に活用できること。これが、いわゆるサイロ化を防ぎ、プロジェクト全体の効率や品質を高めます。第二に、成果データの共有やタスク管理機能の活用により、メンバー全員の作業状況を“見える化”でき、トラブルやスケジュール遅延などを事前に察知することができます」
「第三に、設計や解析など異なる分野の技術者同士がデータを共有することで、互いの業務成果はもちろん、その背景にある知識やノウハウ、さらには思考プロセスまでも共有し合い、両者のコラボレーションが自然に促進されます。第四に、早くから検証を重ねることで、プロジェクトの初期段階で設計品質を高める“フロントローディング”が可能となり、手戻りなどのムダを削減できます」
ここまでは前回の説明をまとめたものだが、ダッソー・システムズが『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』を提案する真の狙いは、続く第5のメリット、すなわち「試行錯誤の効率と質を高め、イノベーションを誘発すること」にあると言う。
「グローバルな競争が激化するなかで企業が生き残っていくためには、単に製品の開発効率や品質を高めるだけでなく、お客様の想像を超える“イノベーション”を生み出す必要があります。そのためには、各分野のエンジニアが自由な発想でアイデアを出し合い、その可能性を検証し合える環境が必要になります。私たちが『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』によって提供したいと考えているのは、まさにそうしたイノベーションをもたらす“共創”の場なのです」と、フランソワーズ・セバスチャンが説明を引き継ぐ。
「このプラットフォーム上では、3Dデータという誰もが認識可能な“共通言語”のもと、多様なエンジニアがそれぞれの専門知識をもとに発案したアイデアを、メンバー全員が共有し、共通の認識をもって検討し合うことが可能になります。さらに、プラットフォームに含まれる高度なシミュレーションツールを駆使して、そのアイデアを仮想空間上で詳細に具現化し、その価値を検証できます。こうした試行錯誤をスピーディーに積み重ねることが、新たなイノベーションを誘発すると私たちは考えます」
効率改善や品質向上にとどまらず、価値創出を支える環境を生み出す『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』。その魅力がいくらかは伝わっただろうか。
◇『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』がもたらす“共創”について、もっと詳しく知りたい、という方はこちらより資料をダウンロードいただけます。
・シミュレーションプラットフォームにおけるマルチフィジックス解析～製品開発における解析の効果的な利用のために～
◇関連リンク
「2016製造業革新セミナー in Tokyo ～事例に学ぶ、設計改革実践編」
（バックナンバー）
『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』がもたらす“共創”
