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システム開発の品質と効率を高めるALMソリューション『Reqtify』 キヤノンITソリューションズ株式会社編Vol.1

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グローバルな事業を展開するキヤノングループにおいて、国内事業を中心にビジネス展開を図るキヤノンマーケティングジャパングループ。そのなかでITソリューション領域における基幹企業がキヤノンITソリューションズ株式会社だ。製造業に対しても幅広いソリューションを提供している同社は、現在、ダッソー・システムズのパートナー企業として、要件管理ソリューション『Reqtify(レクティファイ)』を活用したシステム開発サポートに注力している。

 

同社SIサービス事業本部の皆さんに、『Reqtify』の魅力や強み、そして市場から求められる背景について聞いた。

 

システム開発の現場で高まる、品質と生産性の向上ニーズ

 

「当社はメーカー系SIer(システム・インテグレーター)として、製造・設計分野のITソリューションを得意分野としています」と自らの強みを語るのは、SIソリューション事業部の事業部長を務める佐藤浩一さんだ。

 

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「近年のシステム開発において強く求められているのが、品質と生産性の向上です。特に自動車や電子機器を制御する組込みソフトウェアの分野では、いかに開発効率を高めてコストダウンや納期短縮を図るかが問われる一方で、これまで以上の高品質が求められています。当社では、こうした開発現場のニーズに大きく2つの側面から対応しています。1つが自動化ツールなどによって開発業務を支援するシステム開発基盤(フレームワーク)、もう1つが開発プロセスそのものの品質や効率を管理するALM、すなわちアプリケーション・ライフサイクル・マネジメントです。このALMソリューションを展開するうえで、強力なツールとなっているのがダッソー・システムズさんの『Reqtify』です。」

 

他のALMツールとの最大の違いは、トレーサビリティへの対応力

 

「当社がダッソー・システムズさんの『Reqtify』を扱うようになったきっかけは、2011年に発効された自動車業界向けの機能安全規格ISO26262でした」と、SIソリューション開発第一部の澤木孝さんが語る。

 

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「ISO26262では、システムの品質を維持・向上させるため、自動車メーカーや自動車部品サプライヤーに対し、開発当初からの要件定義の変遷や検討プロセスを遡って検証できるトレーサビリティ(追跡可能性)の仕組みを求めていました。当社では、それまで他社製のALMツールを扱っていましたが、より良いツールを探し求めていたところ、『Reqtify』に出会ったのです」

 

では、『Reqtify』と他社のALMツールにどのような違いがあったのか?同じくSIソリューション営業第一部でダッソー・システムズ製品の営業を担当する佐藤能功さんに聞いてみた。

 

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「他社のALMツールでは、トレーサビリティの仕組みをつくるために、データベース(DB)に開発当初からのドキュメントや仕様書などをすべて格納する必要があり、それには多大な労力とコストを要しました。『Reqtify』が優れているのは、ドキュメント類に後からタグ付けするだけで、容易に関連情報をトレースすることができるという点にありました。つまり、ユーザーにとっては、新たにDBを必要とせず、トレーサビリティが実現可能になる。そうした利便性が『Reqtify』の最大の魅力と言えるでしょう」

 

トレーサビリティ対応を強みとする『Reqtify』の導入が、キヤノンITソリューションズ株式会社とそのユーザーにどのようなインパクトをもたらしたのか、次回はその詳細についてお伝えする。


<プレスリリース>イタリアの船舶設計大手、NAOS Ship and Boat Designが豪華クルーザーの設計・建造・プロセス管理にダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用

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PRタイムズに掲載:2つのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスが造船の各プロセスをデジタル連携させ、リアルタイム情報に基づく意思決定を支援

 

ダッソー・システムズは2016年9月15日、船舶設計の大手企業であるイタリアのNAOS Ship and Boat Designが、スーパーヨットのデジタル設計から製造ドキュメンテーションまでの一連のプロセスのために、初めて3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用したことを発表しました。

 

> 詳しい内容はこちらをご覧ください <<

 

<プレスリリース>ダッソー・システムズ、 2016年 国際航空宇宙展に出展

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ダッソー・システムズは、2016年10月12日 (水) から15日 (土) まで東京ビッグサイトで開催される「2016年国際航空宇宙展」に出展 (小間番号: W1-012) します。

 

ダッソー・システムズは、ハイエンド3Dビジュアライゼーション技術を活用したキャビンのバーチャルシミュレーションや、生産計画とオペレーションを単一プロセスで管理し「未来の工場」を実現する統合されたソリューション、3Dプリンターで可能になった最新のアディティブ マニュファクチャリング テクノロジーなど、世界で活用されている航空宇宙産業向け最新ソリューションを展示します。また、出展者プレゼンテーションでは、製造革新のための施策について事例とともに紹介します。

 

国際航空宇宙展は、国内外の航空宇宙関連企業・団体を一同に集めて、産業の振興と航空宇宙産業に対する国民の理解、ならびに若年層の関心喚起等を目的として行われる展示会です。35か国以上、約700社が出展し、期間中、ビジネスデーでは30,000名、パブリックデーでは10,000名が来場予定です。

 

出展概要は下記の通りです。

 

~記~

 

・展示会名:「2016年 国際航空宇宙展 (ジャパン エアロスペース2016)」

 

・出展日:2016年10月12日 (水) ~15日 (土)
12日:トレードデー  12:00~17:30
13、14日:トレードデー 9:30〜17:30
(15日のトレード・パブリックデーには、ダッソー・システムズは出展しません)

 

・会場:東京ビッグサイト 西展示棟 (住所: 東京都江東区有明3-11-1)

 

・交通:りんかい線 「国際展示場」駅下車  徒歩約7分
ゆりかもめ 「国際展示場正門」駅下車 徒歩約3分

 

・地図:https://www.japanaerospace.jp/jp/access.html

 

・小間番号:W1-012

 

・出展者プレゼンテーション詳細:

<複雑性設計に対応したプラットフォーム環境>
10月13日(木) 12:00~12:45
試作手戻りゼロを目標とした新たな開発環境とその取り組み例について紹介

 

<リーン・ファクトリーで実現する製造革新>
10月14日(金) 15:00~15:45
航空機の開発・製造工程で目標を達成するための施策と海外成功事例を紹介

 

 (以上)

ダッソー・システムズについて

ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

 

3DEXPERIENCE、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBEおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標または商標です。

 

 

報道関係者お問合せ先

ダッソー・システムズ株式会社
広報:佐藤有喜子
E-mail:yukiko.sato@3ds.com
TEL:03-4321-3841または03-4321-3506 (マーケティング代表)

 

ダッソー・システムズ株式会社広報代理
ホフマンジャパン株式会社
担当:上田 / 小池 / 高濱
E-mail:3DS_PR_JP@hoffman.com
TEL:03-5159-5750 / FAX: 03-5159-2166

飛行ロボコンのチームメンバーをお迎えしました!

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第12回全国学生室内飛行ロボットコンテスト(通称:飛行ロボコン 8月26日~28日 大田区総合体育館で開催)で3DEXPERIENCE賞を受賞された、東京大学のTeam Alphaから、チームリーダーの眞木さんと、機体設計をされた藪さんが、オフィスを訪ねてきてくださいました。

 

チーム名を刻印した3DEXPERIENCE賞の受賞トロフィーを、弊社アカデミックプログラムディレクターの田中より、あらためて手渡しました。

 

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せっかくですので、ツーショットもぱちり。

 

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その後は別室にて、「3Dエクスペリエンス・プラットフォームで、実はこんな使い方もできるよ」というレクチャーをしていました。

 

田中「今回、使い勝手とか、どうでした?」藪さん「マウスの中ボタンと、もう一個のボタンを押しながら拡大・縮小する、というのが、自分のマウスではできなかったので、難しかったんです。」田中「あ、3ボタンマウスはCADではよく使うけど、(普通の環境では)なかなか見ないからね…」

 

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1時間半ほどの意見交換やデモの後、今後のますますの健闘を祈って会合はお開きとなりました。

眞木さん、藪さん、お忙しい中お運びいただき、ありがとうございます!

【デザインとシミュレーションを語る】35 :シックスシグマの意味

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ダッソー・システムズ ブログ

【デザインとシミュレーションを語る】

 

第5章 不確定性を掌に置く 【シックスシグマの意味】

 

英語でRobust Designと書きますが、Robustを辞書で引くと、たとえば以下のような訳語が出てきます。

【形-1】(力)強い、頑丈な、じょうぶな、頑強な、強固な、堅固な、堅牢な

この訳語で、頑強設計、堅牢設計、健全設計といっても、強く設計するのは当たり前でしょ、で終わってしまいますし、実は、英語のRobustに含まれている重要な意味がこれらの日本語では表現できないのです。それば”誤差に強い”という意味です。Robust設計とは、”製造や使用条件にバラツキがあっても、ブレずに安定した性能を出ることができる設計”、なのです。製品の信頼性を上げる設計手法の一つです。(混乱されるかもしれませんが、信頼性設計とは、別の概念です。別の機会に違いを説明しましょう。)

 

考慮すべき誤差(バラツキ)は、それこそ無数にあります。スマートフォンの設計を想像してみましょう。作るときには、プラスチック、ガラスや金属など材料の物性、厚さ、寸法、接着剤などの誤差、加工劣化、変質などを考慮してキチンと動作しなくてはいけませんし、使うときは、温度、衝突、落下、振動といった環境変化に対しても壊れないことが求められます。これらすべての状況を考慮して、正しく動作して、性能が発揮される設計を行うことが、広い意味でのロバスト設計に相当します。

 

さて、現代の製品設計にどれだけ高い信頼性が要求されているかを考えてみてください。iPhoneなどのスマートフォンは、数100万台から数1000万台の規模で出荷されます。これだけの量の製品で果たして、どの程度の不具合率であれば感覚的に許されるでしょうか?

 

その前に面白いリストがあるので、紹介しましょう。信頼性を%で表示すると、小数点以下の9が続くだけで、ピンとこなくなりますので、Sigmaという指標を使って示しているのが、3.0sから、6.2sまでの数字です。後で説明します。

  • 平均的な会社の活動や製品の品質 3.0s(99.73%):1000個に数個の不具合
  • 航空会社の手荷物管理 3.2s(99.86%):1000回に数回の紛失や破損
  • ブランド力のある会社の活動や製品 5.7s (99.9999988%)100万個や活動に数回
  • 31年間に2秒しか遅れない時計 6.0s (99.99999980)
  • 航空産業の事故確率 6.2s (99.999999943%)1億回のフライトで数回

 

Sigma(σ)は、統計分布での標準偏差に使われる記号です。σの幅の何倍の幅まで信頼性が高いかという示し方が、上記の3.0sとか、6.0sなのです。上のリストを見ると、1000回に数個の製品や数回のサービスに不具合や間違いがあるのが、3シグマの品質です。感覚的にも、航空会社で荷物がなくなったり破損したりする頻度は多いなと感じますね。ちなみに、私はこれまで2回荷物がどこかにいって、2回壊されました。けっこう確率高いです。

 

ところが、航空機事故は非常に少なく、1億回のフライトで数回というレベルです。もちろん、それぐらいでないと、もっと限りなく高くないと困ります。ブランド製品や会社も信頼性が高いということが、一番の指標ですから、同じレベルであることがわかります。この例のように、6シグマ・レベルであれば世の中から、信頼性の高い企業・製品であると認知されることがわかるので、企業活動の品質を向上させる考え方や手法をシックス・シグマと称して、古くはモトローラ、GEはじめ数多くの企業が経営手法の一つとして取り入れています。最高・安定・安心の指標をシグマで表しているということができます。ちなみに、日本では、目指す目的は同じなのですが、シックス・シグマとは別のアプローチである、タグチ・メソッドという方法が多くの企業で活用されています。

 

さて、iPhoneの例に戻って、皆さんご自分で、何シグマぐらいの信頼性だろうかと想像してみてくださいね。Appleは決して明かさないと思いますので。ちなみには、私は過去iPhone3の時には、2回連続不具合が起こって交換してもらいましたが、その後は経験していません。

 

ここまで読んで気づかれた方も多いかもしれませんが、ロバスト設計と書いてきた内容ではあるのですが、シックスシグマの意味は実は、信頼性設計に相当するのです。ロバストであることは信頼性をも包含するのですが、信頼性が高いからといって、性能がロバストであるとは限りません。シックスシグマは不良率を少なくすればいいということを言っているので、実は、信頼性の向上を意図しているのです。

 

バックナンバー

【デザインとシミュレーションを語る】第一回:イントロダクション
【デザインとシミュレーションを語る】第二回:シミュレーションの分類
【デザインとシミュレーションを語る】第三回:シミュレーションは実験と比べて何がいい?
【デザインとシミュレーションを語る】第四回:シミュレーションは緻密な統合技術
【デザインとシミュレーションを語る】第五回:リアルとバーチャルの垣根をなくせたら?(1)
【デザインとシミュレーションを語る】第六回:リアルとバーチャルの垣根をなくせたら?(2)
【デザインとシミュレーションを語る】第七回:3D-CADは何のため?
【デザインとシミュレーションを語る】第八回 : CAE を志す人へのメッセージ(1)
【デザインとシミュレーションを語る】第九回 : CAEを志す人へのメッセージ(2)
【デザインとシミュレーションを語る】第十回: ソフトウエア・ロボットの誕生
【デザインとシミュレーションを語る】第十一回: 作業を自動化すること、その真の価値とは
【デザインとシミュレーションを語る】第十二回: “自動化を進めると設計者が考えなくなる?"への回答
【デザインとシミュレーションを語る】第十三回 : パラメトリック性の本質は新しい組み合わせ
【デザインとシミュレーションを語る】第十四回 : Zero Design Cycle Timeの衝撃
【デザインとシミュレーションを語る】第十五回 : 「設計とは最適化」の奥深い意味を教えてくれた技術者
【デザインとシミュレーションを語る】第十六回 : スーパーコンピュータで行われていた大量の計算とは
【デザインとシミュレーションを語る】第十七回 : 最適設計支援ソフトウエアの衝撃的な登場
【デザインとシミュレーションを語る】第十八回 : サンプリングって、偵察のことです
【デザインとシミュレーションを語る】第十九回 :  設計空間でシミュレーションを考える
【デザインとシミュレーションを語る】第二十回 : 安易に使うと誤解を招く言葉“最適化
【デザインとシミュレーションを語る】第二十一回 : 世の中すべてはトレードオフ問題
【デザインとシミュレーションを語る】第二十二回 : Optimization、Trade-off、Synthesis
【デザインとシミュレーションを語る】第二十三回 : 最適解は失敗の学習結果
【デザインとシミュレーションを語る】第二十四回 : ”設計とは逆問題”のココロは?(1)-森を見る利点
【デザインとシミュレーションを語る】第二十五回 : ”設計とは逆問題”のココロは?(2)-解空間から設計空間を絞り込む
【デザインとシミュレーションを語る】第二十六回 : 100倍性能の高いコンピュータがあったら?―森と木の視点
【デザインとシミュレーションを語る】第二十七回 : シミュレーション(CAE) の精度向上という根本問題ーその1
【デザインとシミュレーションを語る】第二十八回 : シミュレーション(CAE) の精度向上という根本問題ーその2
【デザインとシミュレーションを語る】第二十九回 : ”歯車と棒”でわかるシミュレーションにおけるパラメータ同定
【デザインとシミュレーションを語る】第三十回 : 1D-CAEの価値とパラメータ同定
【デザインとシミュレーションを語る】第三十一回 : Fidelityという概念とModel Based Designの関係
【デザインとシミュレーションを語る】第三十二回 : 品質に求める最高と安定と安心と
【デザインとシミュレーションを語る】第三十三回 : 製品ライフサイクルで考える不確かさと定量化の方法
【デザインとシミュレーションを語る】第三十四回 : 製品ライフサイクルで考える不確かさと定量化の方法

【SIMULIA 工藤】

<プレスリリース>スイスの衛生設備大手、ゲベリットグループがダッソー・システムズの 3D エクスペリエンス・プラットフォームを採用

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2016年9月30日
2016年9月22日 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発
日本語参考訳

協調設計を可能にするエンジニアリング情報基盤と プロジェクト管理機能によって商品提供をより迅速に

 

3D エクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3D デジタル・モックアップ、そし てプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダー であるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は、欧州のサニタリー テクノロジー大手のゲベリットグループが、よりコラボレーティブなグローバル製品開発環境を構築し、市場展開スピードを加速するため、3D エクスペリエンス・プラットフォームを採用していることを発表しました。

 

世界40ヵ国に35の生産施設、および12,000 人の従業員を有するゲベリットグループは、スイスに本拠を置く、サニタリーテクノロジーおよびトイレ用セラミックスのグローバルプロバイダーです。同グループの商品は多くの場合、一度設置されると消費者からはその姿は見えないため、製品開発では高い品質と信頼性が求められると共に、デザイン、快適性、衛生、水圧、 防火、音響、および持続可能性にも対応しなければなりません。また、ゲベリットでは近年、 ビジネス・プロセスの最適化に向けた長期的構想の一環として、世界規模のイノベーション・プラットフォームの展開など、グループ横断型のプロジェクトに着手しました。

 

ダッソー・システムズの 3D エクスペリエンス・プラットフォームにより、ゲベリットは協調設計を可能にするエンジニアリング情報基盤と統合デジタルコラボレーション機能を手に入れ ることになります。同プラットフォームのアプリケーションを使うことで、持続可能性に関す る目標や安全基準に準拠しつつ、コストを考慮した効果的な設計戦略が可能となり、商品を迅 速に市場に提供できます。またゲベリットは同プラットフォームのバーチャル環境を利用して、 設計のテストや検証、ならびに製造プログラムの計画策定およびシミュレーションを実施できます。そうすることで物理的な試作の必要性を減らし、プロセスの早い段階から製造可能性を 確保できます。

 

ゲベリットのヘッド・オブ・R&D アプリケーションの Juerg Huber 氏は、次のように述べています。「1987 年以来、私たちは比類ない製品設計を実現するダッソー・システムズの専門アプリケーションを活用してきました。そして今回、メカニカル・エンジニアリング、設計管 理およびエンタープライズ・コラボレーションを強化するため、ダッソー・システムズの 3D エクスペリエンス・プラットフォームをグローバル・ソリューションとして採用しました。単 一プラットフォームの導入により、複数のデータプラットフォームを統合し、プロセスの最適 化を図り、将来に向けて他社よりも優れた、競争力の高いオペレーションを促進できます」

 

ダッソー・システムズの消費財・小売業担当バイス・プレジデントであるクリス・コリヤーは 次のように述べています。「ファッションから住宅用の備品に至るまで、世界中の消費財・小 売業の業界各社は、イノベーティブな製品を設計、開発し、自社の顧客に提供することを共通 のビジョンとしています。3D エクスペリエンス・プラットフォームにより、ゲベリット様では 関係者間のコラボレーションを向上し、エンジニアリングと製造の効率性を高め、時間や予算 の制約を満たしながら、機能性や耐久性があり、人々に大切にされる商品を提供することがで きます」

 

ダッソー・システムズの消費財・小売業向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエ ンスについての詳細はこちらをご覧ください: http://www.3ds.com/ja/industries/consumer-goods-retail/

 

訳注:本資料は仏 Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日 本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

 

ダッソー・システムズについて

ダッソー・システムズは、3D エクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供すること で、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に 変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーショ ンを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システム ズ・グループは 140 カ国以上、あらゆる規模、業種の約 21 万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情 報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

 

3DEXPERIENCE、Compass ロゴ、3DS ロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、 GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBES および 3DEXCITE はアメリカ合衆国、またはその他の国に おける、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

 

報道関係者お問合せ先

ダッソー・システムズ株式会社
広報: 佐藤有喜子
E-mail: yukiko.sato@3ds.com
TEL: 03-4321-3841 / 03-4321-3506 (マーケティング代表)

 

ダッソー・システムズ株式会社広報代理 ホフマンジャパン株式会社
担当: 上田 / 小池 / 高濱
E-mail: 3DS_PR_JP@hoffman.com
TEL: 03-5159-5750
FAX: 03-5159-2166

(以上)

<DSものづくり通信 Vol.2>設計者の頭の中の見える化

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設計者の頭の中の見える化

 

エンジニアの頭の中にあるアイデアを無理なく、無駄なく3次元データに収斂させるには?

 

>> 資料と動画をダウンロード <<

 

構想設計の際、過去の2次元図面を参照図面として再利用することが一般的です。ほとんどの場合、参照図面に記載されている注記事項や公差を確認しながら製品内の部品の取り合い、干渉確認など、頭の中にあるアイデアを素早く形にするために2次元の図面上で行われています。

 

しかし、干渉を見落とす、要求性能を満たせるかの見込みや確認の質が設計者のスキルに依存してしまうなど、開発コストや製品の品質に大きな影響を及ぼします。一方で、取引先から3次元データと図面両方の提出が求められる昨今、2次元、3次元両方の図面作成に多くの工数がかかっていることも課題となっています。

 

過去の2次元図面の参照と再利用、3次元データによる干渉確認や性能確認を1つの設計環境で実施できれば、これら課題の多くが改善されると考えられます。

 

今回は、「設計者の頭の中の見える化」に注目し、それを支える方法をこのテーマの現状考察を交えながらご紹介します。

  • アイデアをポンチ絵として3D空間上で2次元図面作成の要領で描き、必要な図形からダイレクトに3Dモデルを作成
  • 2次元図面と、それに連動した3Dモデルはすべて3次元データに格納され、3次元データ(図面)が正(マスター)となり、取引先との設計情報伝達の効率化が実現

 

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バックナンバー

<DSものづくり通信 Vol.1>3Dマスターとサプライヤーから見たサプライチェーンの見える化〜

<ハイライト>2016年9月ダッソー・システムズのニュース

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<トピックス>

『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』がもたらす“共創”

7月14日に東京コンファレンスセンター品川で開催された「2016製造業革新セミナー in Tokyo – 事例に学ぶ、設計改革実践編」にて、ダッソー・システムズが提供する『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』が製造業における製品開発現場にどのような変革をもたらすかを、開発現場における具体的な活用事例とともに説明。当日のプレゼンターを務めた高橋直希とフランソワーズ・セバスチャンが、講演の内容をもとに、改めて『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の魅力を語ります。

(全3回)
>>『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』がもたらす“共創” Vol.1 脱サイロ化のカギとなる“統合環境”とは?

 

<セミナー>

製造業革新セミナー in 大阪

2016製造業革新セミナー 事例に学ぶ、設計改革実践編を東京、名古屋に続き、大阪でも開催いたします。
今回は、特別事例講演として、株式会社 本田技術研究所 四輪R&Dセンター様による要求分析技術を活用したデジタルエンジニアリング検証プロセス設計についてご講演いただくほか、特別講演としてプリベクト代表 北山 一真氏より、3次元設計導入の正しいポイントと、50年後も生き続ける企業へ変革するためのブレない改革プランの描き方を解説いただきます。

会 期:2016年10月18日(火)13:15-18:00
会 場:第二吉本ビルディング A+B 会議室
主 催:ダッソー・システムズ株式会社
協 賛:インターメッシュジャパン株式会社
入 場 料: 無料

>>プログラム詳細・お申し込みはこちら

 

<プレス・リリース>

国際認証機関ビューローベリタスがダッソー・システムズの船舶・海洋業界向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを採用

設計、モデリング、コラボレーションの各プロセスのデジタル連携により 船舶の認証業務をより迅速に
>>詳しくはこちら

 

イタリアの船舶設計大手、NAOS Ship and Boat Designが豪華クルーザーの設計・建造・プロセス管理に3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用

2つのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス 「デザイン・フォー・シー」と 「オプティマイズド・プロダクション・フォー・シー」が 造船の各プロセスをデジタル連携させ、 リアルタイム情報に基づく意思決定を支援
>>詳しくはこちら

 

 

<イベント・セミナー>

機構解析ソフトウェアSimpackオンラインセミナー

10月6日(木)14:00 – 14:45
オンラインセミナー
>>詳しくはこちら

 

2016年国際航空宇宙展 ブース出展および出展社プレゼンテーションを行います

10月12日(水)-15(土)
東京/東京ビッグサイト
>>詳しくはこちら

 

ArchiFuture 2016 ブース出展およびテクニカルフォーラムにて講演を行います

10月27日(木)10:00 – 17:45
東京/TFTホール

>>詳しくはこちら

 

SIMULIA Community Conference Japan 2016

10月28日(金)9:30 – 19:30
東京/東京マリオットホテル

>>詳しくはこちら

 

<パートナー’s イベント・セミナー>

グローバルMESで工場と工場をつなげて実現!製造統合管理&トレーサビリティ:エスツーアイ

10月13日(木) 14:00 – 17:00
名古屋/ミッドランドスクエア5F ミッドランドホール
>>詳しくはこちら

 

グローバル競争を勝ち抜くためのものづくり改革と技術基盤構築:アイコクアルファ

10月14日(金) 13:30 – 17:30
名古屋/名古屋ルーセントタワー16階 ビジネスサポートセンター会議室
 >>詳しくはこちら

 

製造業がASEANで勝ち残るための戦略セミナー - ものづくり日本のスマート工場実現と展開 -:東洋ビジネスエンジニアリング

10月19日(水) 14:00 – 17:00
東京/東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 本社
>>詳しくはこちら

 

<体験・Webセミナー>

SIMULIA Abaqus FEA体験セミナー:IDAJ

10月6日(木)名古屋/株式会社IDAJ 中部支社
>>詳しくはこちら

 

ファソテック Webセミナーコース

10月14日(金)14:00 – CATIA V5 「よくあるQA システム編」
10月19日(水)14:00 – 3DEXPERIENCE CATIA 「CATIA V5/3DEXの比較」
>>詳しくはこちら


【速報】大塚商会ブースにて「ダッソー・システムズの公式ブログ見たよ」と声をかけてくださったお客様に限り、特別にノベルティを2個プレゼント!~本日より10/7金曜日まで~第19回関西設計・製造ソリューション展~

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▽▽CATIA V5-6R2016と3DEXPERIENCE R2016x on the Cloudを展示中▽▽

 

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本日より10/7金曜日まで、第19回関西設計・製造ソリューション展にて

CATIA V5-6R2016および3DEXPERIENCE R2016x on Cloudを展示出展中です。

小間番号23-37 5号館出入口 入ってすぐ右手! 大塚商会ブース内

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大塚商会は関西地区での情報発信の場として、関西設計・製造ソリューション展を長年に渡り活用させていただいております。ここでCATIAの本格的な出展を始めてから、今年で9年目となります。

 

CATIAってどんなCADなのか見てみたいという方、購入をご検討されている方、

既にお使いで疑問や悩みをお持ちの方、何か面白いものないかなぁと探されている方、…

さまざまなお客様のご相談を承っております。

 

ちなみに、今日の天気は、朝は小雨がぱらついていましたが、晴れ間が見えてきました。

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関西設計・製造ソリューション展にご来場されましたら、

ぜひ大塚商会ブース内のCATIAコーナーにお立ち寄りください。

場所は5号館の入口から入ってすぐ右です。

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今年は、CATIA V5-6R2016と3DEXPERIENCE R2016x on the Cloudを展示しております。

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なお、「ダッソー・システムズの公式ブログ見たよ」と声をかけてくださったお客様に限り、特別に、ノベルティを2個プレゼントさせていただきます。

 

皆様のご来場をお待ちしております

 

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第19回関西設計・製造ソリューション展

http://www.dms-kansai.jp/

 

会場までのアクセス

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ブランドリーダーが語るダッソー・システムズ製品の魅力① ものづくり環境を革新する『DELMIA(デルミア)』 Vol.1 製造現場をバーチャル空間で再現

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お客様の挑戦と共に『DELMIA』ブランドを成長させていく

 

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記念すべき第1回目の説明役を務めるのは、DELMIA事業部のディレクター藤井宏樹。社歴はまだ3年弱だが、CAD/PLM営業で25年以上の経験を持つベテランだ。

 

そんな藤井がダッソー・システムズの一員となった理由は「新しい分野に挑戦してみたかったから」だと言う。「長きにわたって製造業向けのIT営業を担うなかで、その役割の大きさを実感する一方で、培ってきた知見やノウハウを活かして、より幅広い側面から製造業をサポートできないかと考えていました。お客様のものづくりのプロセス全体をカバーしたい、また、お客様の業務改革や課題解決を支援するだけではなく、お客様と一緒に新たな事に挑戦をしてみたい。そう思っていたときに出会ったのが、ダッソー・システムズが提唱する3DEXPERIENCEというコンセプトでした。」

 

「2000年代初頭にPLM(Product Lifecycle Management)のコンセプトを提唱したのがダッソー・システムズでした。3DEXPERIENCEは、新たなゲームチェンジを起こす製造業向けのプラットフォームです。この会社に加わることで、かねてから考えていた新しい挑戦ができ、自らの可能性も広げていけると考えたのです」と藤井は振り返る。

 

「実際に入社して驚いたのは、外から見ていた以上に将来ビジョンがあり、多様な技術やベストプラクティスを有していること。逆に言えば、その持てる力のすべてを市場に伝え切れてないということであり、ダッソー・システムズの一員として責任を感じています。」と語るように、入社後の藤井は、ダッソー・システムズの魅力を伝える事に尽力しながら、主力ブランドの1つ『DELMIA』を統括している。

 

計画、実行、最適化をシングルプラットフォームで実現

 

では、『DELMIA』とはどんなソリューションなのか?「先ほど述べた3DEXPERIENCEプラットフォームの重要な役割の一つは、バーチャルの世界とリアルの世界の橋渡しをすることです。そしてDELMIAは、その中で製造領域を対象とし、生産準備、製造から顧客への納入に至るあらゆるリソースを効率的に計画、実行、管理できます。」と藤井は担当製品のコンセプトを語る。

 

「生産準備段階ではバーチャルの世界でデジタル技術を活用して、生産工程と生産システムの設計、効率化、最適化を行い、リードタイム短縮やコストダウンを実現します。製造段階では、現場のオペレーションをスムーズに実行させながら結果を管理し、また、工場の状態をバーチャルに取込み、在庫の最適化、品質や稼働率などのKPIを改善します。そんな『DELMIA』のメリットが理解され、自動車から航空宇宙、産業機械、ハイテクにいたるまで、幅広い製造業で活躍しています」

 

まずは大まかなコンセプトを説明してみたが、次回は近年のグローバル企業が抱える課題意識をもとに、『DELMIA』に求められる役割や、その期待にどのように応えているかを、具体的に説明していこう。乞うご期待!

 

昨年世界で初めて東京で開催されたManufacturing On The Age Of Experienceがついに11月。上海に上陸!

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動画で振り返るManufacturing In The Age of Experience in Tokyo 2015

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe BARTISSOL
産業機械業界担当バイス・プレジデント

http://blogs.3ds.com/japan/miae1/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe CHARLES
DELMIA CEO

http://blogs.3ds.com/japan/miae2/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
ビジネストランスフォーメーション事業部テクニカルディレクター
野崎省二
ダッソー・システムズ株式会社

http://blogs.3ds.com/japan/miae3/

 

◇製造業の戦略的パートナーとしてのダッソー・システムズ◇

Jean-Marie DURAND
テクニカルセールス3DSビジネストランスフォーメーション事業部バイス・プレジデントの講演です。

http://blogs.3ds.com/japan/miae4/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~Mass Production of Configurable Goods Intensive production lines~◇

◇登壇者
DELMIA R&D バイス・プレジデント Pascal LECLAND

http://blogs.3ds.com/japan/miae5/

【残席残りわずか!】製造業がASEANで勝ち残るための戦略セミナー ~ものづくり日本のスマート工場実現と展開~

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ダッソー・システムズの販売パートナーである、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 との共催セミナーが東京にて開催されます。

 

本セミナーは、IoTやインダストリアル4.0等の新しい製造のあり方を背景に、グローバル、特に、ASEAN地域に拠点展開をされている製造業、特に生産部門の方々に対し、昨今の政治状況や地域の特性も踏まえ、今後の拠点における工場経営や日本本社の役割等を改めてお考え頂く機会としたいと考えております。

 

基調講演に、テレビ東京の情報番組「日経スペシャル~未来世紀ジパング」において、「アジアの後藤」として沸騰ナビゲーターを勤めていらっしゃる亜細亜大学 都市創造学部 教授 後藤康浩様をお迎えし、その豊富な現地取材に基づいた、アジア経済の動向情報、および、アジアの中で日本の製造業はどうあるべきか、等ご講演いただきます。

 

後半では、B-EN-Gとダッソー・システムズから、製造現場を支える情報システムについて、事例や最新情報をご紹介いたします。

 

グローバル、特にアジアに生産拠点を構える日本の製造業の皆様には、大変参考にしていただける内容となっております。万障お繰り合わせの上、是非ご来場ください。

 

日時:2016年10月19日(水)14:00~17:00
場所:東京都千代田区大手町1-8-1 KDDIビル
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 本社20階

 

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ブランドリーダーが語るダッソー・システムズ製品の魅力① ものづくり環境を革新する『DELMIA(デルミア)』 Vol.2 世界的な潮流となる第4次産業革命を牽引

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ダッソー・システムズ製品への理解を促すため、各ブランドの統括者が製品の魅力を語る本コーナー。その第1弾として取り上げるのが、製造現場に革新をもたらすソリューション『DELMIA(デルミア)』だ。前回は大まかなコンセプトを語ったが、今回は市場背景とあわせて、最新の取り組みを紹介していこう。

 

「インダストリー4.0」に代表される新時代のものづくり環境を実現

 

「『DELMIA』が注目を浴び、ビジネスの伸びが顕著なのはデジタル技術を活用した新たなモノづくりの仕組みを構築する革新的なニーズがあるからです。」と、引き続きDELMIA事業部のディレクター、藤井宏樹が語る。

 

「インダストリー4.0はドイツ政府が推進する産官学連携のプロジェクトとして注目を集めていますが、同様の取り組みは、米国の「Industrial Internet Consortium」、フランスの「産業の未来(l’Industrie de Futur)」プロジェクトなど、世界各地で進んでいます。日本でも「ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)」や「インダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブ(IVI)」などが始動しています。これら取り組みにはダッソー・システムズも参画していますが、いずれも共通するのは製造のイノベーションであり、デジタル変革です。」

 

「世界中の個別ニーズに対応するために、企業の生産活動がグローバルに拡大し、複雑さを増すなか、差別化製品をいち早く安く届けることが出来る企業が勝ち残ります。最先端のデジタル技術で持続可能なイノベーションを実現することこそ、ダッソー・システムズの使命であり、その製造領域におけるソリューションが『DELMIA』に他なりません」

 

繋がるデジタルデータによる価値

 

「3DEXPERIENCEプラットフォームでは、デジタルデータの連続性が保たれています。

 

設計者と生産技術者がバーチャルの世界でデータを共有することで、生産技術者視点での生産要件検討が前倒しでき、製品品質を作り込むことができます。

 

そして、このバーチャルの世界がリアルの製造オペレーションと接続されることになります。現在、ある大手産業機械メーカーで、エンジニアリング部門と製造現場をデジタルデータでつなぎ、リアルタイムに製造や組み立てのスケジュール変更を可能にすることにより、ダウンタイム削減の実証検証を行っています。これが世界で最先端の取り組みと一つと思っています。」

 

藤井は胸を張るが、説明はまだ終わらない。「DELMIAブランドはお客様のものづくりを支えるために、その領域を拡大し続けているのです」

 

最終回となる次回は『DELMIA』の進化を続ける姿について説明する。乞うご期待!

 

◇関連リンク

ブランドリーダーが語るダッソー製品の魅力①

ものづくり環境を革新する『DELMIA(デルミア)』

Vol.1 製造現場をバーチャル空間で再現

Vol.3 価値創造への貢献に向けてソリューション領域を拡大

 

 

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動画で振り返るManufacturing In The Age of Experience in Tokyo 2015

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe BARTISSOL
産業機械業界担当バイス・プレジデント

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◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe CHARLES
DELMIA CEO

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◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
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野崎省二
ダッソー・システムズ株式会社

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◇製造業の戦略的パートナーとしてのダッソー・システムズ◇

Jean-Marie DURAND
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◇Manufacturing in the Age of Experience ~Mass Production of Configurable Goods Intensive production lines~◇

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DELMIA R&D バイス・プレジデント Pascal LECLAND

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ブランドリーダーが語るダッソー・システムズ製品の魅力① ものづくり環境を革新する『DELMIA(デルミア)』 Vol.3 価値創造への貢献に向けてソリューション領域を拡大

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各ブランドの統括者が製品の魅力を語るコーナーの第1弾として、製造現場に革新をもたらすソリューション『DELMIA(デルミア)』を紹介してきた。これまで2回にわたって製品コンセプトや最新の取り組みを説明してきたが、最終回となる今回は、近年のDELMIAビジネスの成長を支えるダッソー・システムズの投資や将来像について語ってみよう。

 

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2つのM&Aによってサポート領域を大きく拡大

 

『DELMIA』は、近年、製造業のものづくりをより強力に支援するために、その領域をさらに広げている。「なかでも大きな意味を持つのが、2010年代に相次いで実施した2つのM&Aです」と、引き続き語るのは、DELMIA事業部のディレクター、藤井宏樹だ。

 

「まず、2013年7月には米国のApriso(アプリソ)社を買収しました。同社の製造オペレーション管理(MOM: Manufacturing Operations Management)は、生産設備や原材料、仕掛品などの数量や状態をリアルタイムに把握し、生産計画に基づく作業スケジュールの構築や、作業手順に関する情報提供を担うことで、生産現場の効率を劇的に向上させます。そして独自の集中開発環境とガバナンス管理手法があり、グローバルで複数拠点展開を行う企業には最適なシステムです。」

 

「続いて2014年7月にはオランダのQuintiq(クインテック)社を買収。同社は生産や物流、人員配置などを計画するオペレーション・プランニング・ソフトウェアのリーディング・カンパニーであり、原料や部品の仕入先などサプライチェーンも含めて、日々のオペレーションから年間規模での業務計画までを、シンブルプラットフォームで最適な解を導き出します。」

 

「両社のソリューションを『DELMIA』ブランドに統合したことで、工程計画から製造実行、さらにはサプライチェーンも含めた生産計画までをトータルに管理でき、本当の意味での“全体最適”が可能になります。これだけの機能を網羅して、且つ、グローバルで運用実績があるのは、世界でも唯一、ダッソー・システムズのみです」と語る藤井の表情から、確かな自信が窺える。

 

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『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の主要機能として

 

「『DELMIA』がお客様に提供する価値は、プラットフォーム化によってさらに拡大します」と藤井は続ける。ダッソー・システムズが2012年から提供している『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』において、『DELMIA』を含めたブランド・ソリューションすべてが、データやユーザーインターフェースが共有された“統合環境”において提供されている。他のブランドとの連携がさらに進むことで、どのような価値が生まれるのか?

 

「『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の目的は、組織や専門の壁を越えて、関係者すべてが情報を共有し、それぞれの知見やノウハウを持ち合うこと。これにより、たとえば設計段階の3D-CADデータを『DELMIA』に反映して、早くから最適な生産オペレーションを準備することが可能になります。一方で、『DELMIA』が持つ製造現場のデータを、より価値ある製品の開発・設計に活かすことも可能になります。これまでは主に効率向上という面で役割を果たしてきましたが、プラットフォーム化によって、今後は価値創造という面からも貢献していけます」と藤井は目を輝かせる。

 

「多くの企業が生き残りを賭けたビジネス・トランスフォームを追求するなか、私たちは、ものづくり環境の革新をトータルに支援できる唯一の存在だという自負をもって、これからもお客様を支え続けます」と、藤井は力強く締めくくった。

 

◇関連リンク

ブランドリーダーが語るダッソー製品の魅力①

ものづくり環境を革新する『DELMIA(デルミア)』

Vol.1 製造現場をバーチャル空間で再現

Vol.2 世界的な潮流となる“デジタル・マニュファクチュアリング”を牽引

 

 

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動画で振り返るManufacturing In The Age of Experience in Tokyo 2015

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
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◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
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◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

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野崎省二
ダッソー・システムズ株式会社

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◇製造業の戦略的パートナーとしてのダッソー・システムズ◇

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【デザインとシミュレーションを語る】36 :ロバスト設計の価値と方法論

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ダッソー・システムズ ブログ

【デザインとシミュレーションを語る】

 

第5章 不確定性を掌に置く 【ロバスト設計の価値と方法論】

 

ロバスト設計を平たく言うと、”製造や使用条件にバラツキがあっても、製品がブレずに安定した性能を出すことができるようにする設計”ということになります。一見すると、当たり前のことで取り立ててすごい技術だとかいう必要はないように見えますが、実は、最後に”設計”と書いてあるところがミソです。その意味を明確にするために、モノを作る使う上で、ばらつきが生じていることへの対応には以下の4つがあることを理解する必要があります。

 

①     無視する

すべての量にはバラつきがあるわけですけれど、もちろん大概のものは影響が小さいので無視できるのです。無視できないけれども、あえて平均値だけを扱うのが決定論的アプローチで、通常のシミュレーションは最適設計も含めて、この意図的な無視をしているわけです。無視できない場合には、以下の対策を行います。

 

②     誤差を制御する

加工精度を上げる、品質の高い材料を使う、機械でなく人が仕上げる、さらに熟練者が仕上げるなど製造時の対応です。品質は上がるものの、基本的にコストがかかります。

 

③     誤差の影響を補正する

不良をはじくという品質検査や、使用条件を厳しくすることで、不具合を出にくくするなど、製造後の対応です。品質を上げているわけではなく、品質が悪いものを出さないという処理なので、歩留りが悪いことによる廃棄や検査工数などにより、やはりコストはかさみます。

 

④     誤差の影響を最小化する

誤差は制御できないという前提に立ち、誤差があったとしても。その影響が出にくい設計を行うという、これがまさにロバスト設計手法です。製造前に対処できるわけなので、これの方法がもっともコストがかからず、製造への負担とコストも減らす方策なのです。

 

②と③のように、誤差を制御したり補正したりするのは、製造に入ったあとの対応であるのに対し、④のロバスト設計は言葉の通り、製造前である設計段階でしかるべき手を打つという原則なのです。優秀なエンジニアとシミュレーション環境を揃えればいいだけですから、製造以降の対策コストや不良品排除のコストに比べれば桁違いに少ないですし、それを不要にしてしまおうというこのなので、二重の意味でコスト削減と期間短縮に寄与できるのです。しかも、シミュレーションといっしょに活用することで、実現可能な手法であるところが、さらに深い意味と可能性を与えます。

 

ですから、ものづくりに従事している方々にとっては、いいことづくめで、とても重要な技術のはずなのですが、シミュレーションを活用したロバスト設計が本格的に実施されだして以来20年も経つのに、意外と広がりが少ないと感じるのは、技術の敷居が高いせいでしょうか。方法論が浸透していないせいでしょうか。

 

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次に、本題となる、ロバスト設計を実施するための基本的な考え方を5つのテーマに分けて説明します。

 

(1)何の誤差を想定すればいいのか?

この問いに明確な答えはありません。ある量(厚さ、寸法、材料など)の誤差の影響があるかないかは、結果的には経験則の積み重ねです。たとえば、公差がどういう基準で決まっているかは、過去知見による社内設計ルールであると、よく言われます。ただし、それを検証する方法はあります。幾つかの変数に誤差の幅を与えてシミュレーションすることで、影響度合いを比較するのです。また、誤差の幅を意図的に変更することもできます。それにより、どの量の誤差が、どの程度までであれば、性能に影響を及ぼす度合いが大きいか、小さいかを把握することができます。ヴァーチャルで事前検証できる価値の一つです。

 

(2)誤差を定量的に表現するには?

定量的に正確な表現には分布関数が必要です。誤差を考えるので、統計的世界になるのです。普通は正規分布を考えれば十分ですから、一つの量は平均値と標準偏差をいう二つのパラメータで定義できてしまいます。シックス・シグマを使う場合にはこれでOKです。一方、タグチメソッドの場合は、分布関数ではなく、標準偏差と同等の変化量として、水準という定義を用います。要は、数値のバラツキであれば、低‐中‐高の3水準、ケース分けのような場合には、A‐B-Cの3水準、分岐条件の場合は、あり‐なしの2水準といったように、ざっくりとした離散値の組み合わせで考えますので、変数の適用範囲が幅広いのが大きなメリットです。

 

(3)誤差による影響をどうやって評価するのか?

正規分布の誤差(たとえば、寸法公差や材料定数のバラツキ)を入れて、構造解析であれば応力とか、熱問題であれば温度といった応答値の分布を得るには、”分布”を表現できる十分なだけの回数のシミュレーションを実行します。たとえば、100回の誤差分布計算から100個の応答値を得て、分布の平均値と標準偏差を求めます。この標準偏差を小さくするような、設計変数の組み合わせを探すのが、ロバスト設計の方法です。ところが、これを設計変数の一組について行わないといけないので、仮に200パターンの組み合わせでの標準偏差を求めようとすると、二重ループの計算となり200 x 100 = 20,000回のシミュレーションを実施することになります。(5)に示すように、計算時間の壁を解決しないといけないのです。

 

(4)どういう基準と方法で、”安定した性能”を導くのか?

先の例でいうと、200パターンの設計変数の組み合わせの中で、もっとも標準偏差の小さいもの=ばらつき分布幅小さいものが、もっともロバストであるということになります。しかし、性能が劣ってしまっては、いくらロバストでも意味がなくなってしまいますので、実際の設計においては、性能を維持、できれば改善しながら、許容される標準偏差に収まるロバストな設計ポイントを求めることが要求されます。言い換えれば、性能最適化とロバスト化のトレードオフ問題を解くことになるのです。(ロバスト性の代わりに、信頼性を指標にする場合もあります。)

 

シックス・シグマ手法であれば、性能の平均値最大化もしくは最小化と、標準偏差との多目的最適化問題で解いたり、(標準偏差の倍数である)シグマ値を制約条件にして単目的性能の最適化で解いたりと、いろいろな手立てがあります。タグチ・メソッドの場合であれば、S/N比最大化と感度による性能調整という手順を取ります。さらりと数行で書きましたが、ここの取り扱いと考え方は、どちらの手法にとっても、評価の要になる解法戦略にあたる部分です。別途書こうと思います。

 

(5)計算時間という壁の克服

先の例だと、最適解の探索も行うと200パターンでは済まず、数百数千回の組み合わせが必要となる場合もあり、これを実施するには、通常の方法であれば膨大な計算時間を要することはすでに書きました。計算時間の膨大さを解決するには、”近似モデル(Approximation model)”を利用します。最近では、”近似”というと誤解を招くので、”代理モデル(Surrogate model)”と称する場合が見受けられます。この技術を構築するには高度なシミュレーション、最適設計、ロバスト設計、統計知識などが要求されます。そういう意味ではちょっと敷居が高くなってしまうのは、ある意味仕方のないことではあるのですけれど、それを乗り越えた先には、素晴らしい世界が待っているのです。たくさんの事例がありますので、折に触れて紹介できればと思います。

 

さてさて、数式は使わないものの、専門用語たっぷりになり過ぎてしまいました。ここらへんのテーマが一番難解に感じられるところかもしれませんが、この峠を越えていただくと、また見通しが少し広がってきますので、少し我慢してお付き合いいただけるとありがたいです。

 

バックナンバー

【デザインとシミュレーションを語る】第一回:イントロダクション
【デザインとシミュレーションを語る】第二回:シミュレーションの分類
【デザインとシミュレーションを語る】第三回:シミュレーションは実験と比べて何がいい?
【デザインとシミュレーションを語る】第四回:シミュレーションは緻密な統合技術
【デザインとシミュレーションを語る】第五回:リアルとバーチャルの垣根をなくせたら?(1)
【デザインとシミュレーションを語る】第六回:リアルとバーチャルの垣根をなくせたら?(2)
【デザインとシミュレーションを語る】第七回:3D-CADは何のため?
【デザインとシミュレーションを語る】第八回 : CAE を志す人へのメッセージ(1)
【デザインとシミュレーションを語る】第九回 : CAEを志す人へのメッセージ(2)
【デザインとシミュレーションを語る】第十回: ソフトウエア・ロボットの誕生
【デザインとシミュレーションを語る】第十一回: 作業を自動化すること、その真の価値とは
【デザインとシミュレーションを語る】第十二回: “自動化を進めると設計者が考えなくなる?"への回答
【デザインとシミュレーションを語る】第十三回 : パラメトリック性の本質は新しい組み合わせ
【デザインとシミュレーションを語る】第十四回 : Zero Design Cycle Timeの衝撃
【デザインとシミュレーションを語る】第十五回 : 「設計とは最適化」の奥深い意味を教えてくれた技術者
【デザインとシミュレーションを語る】第十六回 : スーパーコンピュータで行われていた大量の計算とは
【デザインとシミュレーションを語る】第十七回 : 最適設計支援ソフトウエアの衝撃的な登場
【デザインとシミュレーションを語る】第十八回 : サンプリングって、偵察のことです
【デザインとシミュレーションを語る】第十九回 :  設計空間でシミュレーションを考える
【デザインとシミュレーションを語る】第二十回 : 安易に使うと誤解を招く言葉“最適化
【デザインとシミュレーションを語る】第二十一回 : 世の中すべてはトレードオフ問題
【デザインとシミュレーションを語る】第二十二回 : Optimization、Trade-off、Synthesis
【デザインとシミュレーションを語る】第二十三回 : 最適解は失敗の学習結果
【デザインとシミュレーションを語る】第二十四回 : ”設計とは逆問題”のココロは?(1)-森を見る利点
【デザインとシミュレーションを語る】第二十五回 : ”設計とは逆問題”のココロは?(2)-解空間から設計空間を絞り込む
【デザインとシミュレーションを語る】第二十六回 : 100倍性能の高いコンピュータがあったら?―森と木の視点
【デザインとシミュレーションを語る】第二十七回 : シミュレーション(CAE) の精度向上という根本問題ーその1
【デザインとシミュレーションを語る】第二十八回 : シミュレーション(CAE) の精度向上という根本問題ーその2
【デザインとシミュレーションを語る】第二十九回 : ”歯車と棒”でわかるシミュレーションにおけるパラメータ同定
【デザインとシミュレーションを語る】第三十回 : 1D-CAEの価値とパラメータ同定
【デザインとシミュレーションを語る】第三十一回 : Fidelityという概念とModel Based Designの関係
【デザインとシミュレーションを語る】第三十二回 : 品質に求める最高と安定と安心と
【デザインとシミュレーションを語る】第三十三回 : 製品ライフサイクルで考える不確かさと定量化の方法
【デザインとシミュレーションを語る】第三十四回 : 製品ライフサイクルで考える不確かさと定量化の方法
【デザインとシミュレーションを語る】第三十五回 : シックスシグマの意味

【SIMULIA 工藤】

<11月3日・4日、中国・上海で開催 !>ダッソー・システムズが製造の未来を拓く「Manufacturing in the Age of Experience」イベント開催のお知らせ

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ダッソー・システムズでは、来る11月3日および4日、中国・上海において、これからの製造業がおさえるべき変革とイノベーションをご紹介するグローバル・イベント、「Manufacturing in the Age of Experience」を開催します。メイカーズ、起業家、グローバル生産に関わる製造業各社などに向けて、有識者の見解、最新事例、弊社のソリューションデモ、China 2025の動向などを幅広くご紹介します。なお、本イベントはすべて英語で行われます。

 

ダッソー・システムズでは今年(2016年)から、企業や個人を取り巻く大きな流れ〔トレンド〕をテーマとしたグローバル・イベントを、各地で開催しています。今回のイベントは、デザイン(Design in the Age of Experience, 4月 伊ミラノ)、サイエンス(Science in the Age of Experience, 5月 米ボストン)に続く3度目となります。本イベントには企業経営、ITに、製造に関わる多くのリーダーが各国から集まるため、発見、共有、交流、体験の場としてご活用いただけます。最新のプログラムは特設サイトからご確認ください。

 

参加登録は特設サイト(英語)にて受け付けております。この機会にぜひご検討ください。詳細についてご質問等ございましたら、弊社営業、販売代理店、もしくは e-mail: Japan.Marketing@3ds.com までお気軽にお問い合わせください。

 

皆様のご参加を、心からお待ちしております。

 

<開催概要>

イベント名:Manufacturing in the Age of Experience

開催日程:11月3日(木)、4日(金)

会場:Kerry Hotel Pudong, Shanghai (ケリー ホテル 浦東 上海 /上海浦東嘉里大酒店)

1388 Huamu Rd, Pudong, Shanghai, China (中国上海浦東花木路1388号)

 

<プログラム>

Day 1 : 11月3日(木) (* Day 1 全体セッションは日本語通訳付き)

13:30-受付、14:00-全体セッション

17:30-ブランド ストラテジー セッション、18:30-Gala Dinner

(Day 1全体セッションの中で、本田技研工業株式会社様、エアバス・ヘリコプターズ様、斗山インフラコア様の事例講演を予定)

 

Day 2 : 11月4日(金)

8:00-受付、8:30-パネルディスカッション、10:15-分科会、11:50-休憩、12:25-分科会、
13:10-昼食、14:30-分科会、17:35-終了予定

 

<事例講演> (Day 1, 全体セッション内)

  • エアバス・ヘリコプターズ:製造オペレーション管理による強力な工場計画、工場現場ソリューションを通じ、オペレーション効率の向上、上市までの時間短縮を実現しています。
  • 斗山インフラコア:製品開発を通じたデジタルな連続性の確立、多拠点連携、製造シミュレーション用のシステムを採用し、世界14拠点の設計、製造チーム間のコミュニケーションを向上しています。
    ほか、日本企業の事例講演も予定しています

 

<Playground>〔展示会場〕

  • 未来のアセンブリ・セル:製造現場での製造指示や実行管理にAR(拡張現実)やVR(仮想現実)テクノロジーをどう活用できるか、その例をデモンストレーション
  • オペレーション&プランニング:オペレーション・プランニングからデリバリーまでの複雑な工程を、ロジスティクス・マネージャーの観点から体験し、解決していくゲーム感覚のデモンストレーション
  • アディティブ・マニュファクチャシリング(付加製造):付加製造工程が製造現場に導入されると、何がどこまで、どう変わるのか。最新のVR(仮想現実)技術とホログラフィーで体験
    ほか、3Dエクスペリエンス・プラットフォームを中心に多数の展示を予定しています

 

<関連ブランド>

CATIA, DELMIA(Apriso, Quintiq), ENOVIA, EXALEAD, SIMULIA, SOLIDWORKS

 

<特設サイト>

http://age-of-experience.3ds.com/manufacturing-age-of-experience/ (英語)
参加登録ならびにプログラムの確認は、特設サイトから可能です。

 

※上記は10月4日時点の情報です。プログラム等は変更することもあります。予めご了承下さい。最新のプログラムは特設サイトで確認してください。


学生の皆様に向けた「CATIA V5 Student Edition」を発売!記念キャンペーンも実施中!

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ダッソー・システムズのCATIAは、自動車や航空機といった大規模で複雑な工業製品の開発と設計に広く使われており、3D CADの業界ではデファクト・スタンダードとして知られています。ダッソー・システムズの大学・教育機関向け部門(3DS Academy)では、このほど学生の方のみに限定して、「CATIA V5 Student Edition」のダウンロード販売を開始します。CATIA V5 Student Editionは、年間11,680円で使用できる学生限定のライセンスで、有効期限内は、習得のためのオンライン自習ツールへのアクセスもすべて無料となります。

 

なお、CATIA V5 Student Editionは、現在プロモーション期間中です。期間中の2016年10月末日までにプロモーションコード(CATIA4FREE16)を入力してお申し込みいただくと、一年間のライセンス料が無料となります。この機会にぜひご利用ください。

日本語の導入ガイドはこちらからご参照いただけます。

 

推奨動作環境

OS:Microsoft® Windows®64bit版 8.1/7

(Windows 10やBootcampを使用したMacでの使用は現時点で動作保証外)

CPU:OSの動作環境を保障しているCPUを推奨。大容量のデータを扱う際やレンダリング処理などの作業によっては、OSの動作環境以上の要件が必要になります

メモリ:8GB以上を推奨。大容量のデータを扱う際やレンダリング処理などの作業によって、最低の動作環境以上の要件が必要になります

HDD:10GB以上を推奨

 

料金

・2016年10月末日までに、プロモーションコード(CATIA4FREE16)を入力してお申し込みいただくと、一年間のライセンス料が無料となります

・プロモーション期間の終了後は、学生ユーザーの登録をすることで、年間11,680円*での利用が可能です

・プロモーション期間内にライセンス無料で登録した場合、2年目以降は、別途、継続手続き*が必要となります

*料金は予告なく変更の場合があります

*プロモーション期間終了後の支払いはクレジットカード決裁

 

CATIA V5 Student Editionは、次のような方に最適です。

 

・学校にCATIA V5は導入されているけれど、CAD室に行かないと使えないので、自宅でも学習したい

・学校には別の3D CADが入っているけど、やっぱり自動車業界に就職するならCATIAだよな、と思っている

・学校では3D CADは教えてくれないけど、自分で腕を磨いて将来エンジニアとして活躍したい

 

ダウンロードはこちらから行えます。(リンク先は英語のサイトになります)

(https://academy.3ds.com/en/software/catia-v5-student-edition)

 

 

++++++++++++++++++

CATIA V5 Student Editionには、機械設計の領域でよく使われるモジュール(形状作成、解析、NC)を中心に、3次元での設計を学ぶのに最適のツールです。飛行機や自動車業界でボディの造形に使われているものと同じ高度なサーフェス機能も備わっています。STL形式のデータを出力する機能も備わっており、作ったモデルを3D プリンタで出力することが可能です。なお学生限定のライセンスであるため、商用利用はできません。またモデルにはWatermark(電子透かし)が入ります。

 

CATIA V5 Student Editionの購入には、ダッソー・システムズの大学・教育機関向け部門専用サイト(3DS Academy)で、ご自身が学生であることを証明するためのユーザー登録が必要です。有効期限のわかる学生証のコピーを添付してオンライン経由で申請することで、Student Editionの購入と共に、様々な教育コンテンツに無料でアクセスできるようになります

CATIA V5 Student Edition は、独習あるいは大学・教育機関での授業の補助のツールとなるものです。使用法などについての電話やメールによるサポートは一切ありません。ダウンロード可能なオンラインマニュアル(日本語あり)、無償のe-Learningツール(一部日本語あり)、およびサポートコミュニティ(英語のみ)を活用してください。

なお、購入時・インストール時の日本語ガイドはこちらになります。

 

課外プロジェクトに活用して自らの創造性を高めるもよし、機能をマスターして就職の武器にするもよし、是非この機会に、3Dの世界へ。

 

詳しくはこちらから!

++++++++++++++

CATIA V5 Student Editionのインストールや購入に関するご質問がありましたら、byp@3ds.comまでメールにてご連絡ください。

 

ブランドリーダーが語るダッソー・システムズ製品の魅力② 情報連携でコラボレーションを促進する『ENOVIA(エノビア)』 Vol.1 組織や地域の枠を越えたリアルタイム・コラボレーションを実現

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ダッソー・システムズ製品に対する理解促進を図るため、各ブランドの統括者から、担当製品のコンセプトやビジョンを語ってもらう本コーナー。今回から、その第2弾として、組織や地域の枠を越えたコラボレーションを実現する、グローバル製品情報統合管理システム『ENOVIA(エノビア)』を紹介する。

 

ENOVIAブランドの営業活動を統括するセールス・ディレクター、神保孝二

 

“製造現場の課題を知り尽くした男”が見据えるもの

 

「営業活動で大切なのは、技術や知識よりも、お客様が抱える課題を理解すること」と持論を語るのは、『ENOVIA』ブランドのセールス・ディレクターを務める神保孝二だ。実際、彼ほど製造業の課題を知り尽くした者は業界でも少ないだろう。電気系CADの国内大手でそのキャリアをスタートさせた神保は、CAD/CAMやPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)ソフトについて豊富な営業経験を積み、国内で上場する大手メーカーほぼすべてに提案実績を持つほどだ。

 

その経験を買われて数年前にダッソー・システムズに加わると、瞬く間に頭角を現し、現在は基幹ブランドの1つ『ENOVIA』の営業統括という重責を担っている。「セールス・ディレクターの役割は、個々のお客様への提案活動よりも、むしろ市場のトレンドを踏まえた営業戦略の立案やビジネス・デベロップメント」と語るように、その目は個々の製品や顧客にとどまらず、広くダッソー製品全体、そして産業社会全体の未来を見据えている。

 

組織や地域の枠を越えて、多種多様な情報をスピーディーに共有

 

神保が担当する『ENOVIA』は、PLMツールとして豊富な実績を有しており、世界市場で高いシェアを占めている。PLMとは、工業製品の企画・開発から設計、生産、さらには出荷後のユーザーサポートまで、すべての過程における情報を包括的に管理する手法を指す。だが、『ENOVIA』の価値は、そこに留まらないという。

 

「『ENOVIA』の真価は、工業製品に関わる情報を統括管理するだけでなく、それら情報の共有によって組織や地域の枠を越えたリアルタイム・コラボレーションを促すことにあります。たとえば、マーケット部門と開発部門、製造部門など、異なる組織のメンバーが、市場データや既存の製品データを共有しながら理想の新製品を創造する。あるいは、日本の開発拠点が海外各地の生産拠点と製品データや需要データを共有しながら最適な国際分業を実現する。こうしたコラボレーションを活性化させるため、仕様の異なる多様なデータを共有し、自由に閲覧・分析できる“場”を生み出すのが『ENOVIA』です」

 

製品ライフサイクル全般を通じたコミュニケーションを推進し、企業の価値創出を支援する『ENOVIA』。次回は、その機能や役割について、具体例をもとに説明していこう。乞うご期待!

 

◇『ENOVIA』の詳細・最新情報並びにお問い合わせ先はこちらへどうぞ

 

◇関連リンク

ブランドリーダーが語るダッソー製品の魅力②

情報連携でコラボレーションを促進する『ENOVIA(エノビア)』

Vol.2 形式の異なる多種多様なデータを共有できる環境づくり

Vol.3  『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の中核として

 

昨年世界で初めて東京で開催されたManufacturing On The Age Of Experienceがついに11月。上海に上陸!

↓ご登録はこちら↓

http://age-of-experience.3ds.com/manufacturing-age-of-experience/

 

動画で振り返るManufacturing In The Age of Experience in Tokyo 2015

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe BARTISSOL
産業機械業界担当バイス・プレジデント

http://blogs.3ds.com/japan/miae1/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe CHARLES
DELMIA CEO

http://blogs.3ds.com/japan/miae2/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
ビジネストランスフォーメーション事業部テクニカルディレクター
野崎省二
ダッソー・システムズ株式会社

http://blogs.3ds.com/japan/miae3/

 

◇製造業の戦略的パートナーとしてのダッソー・システムズ◇

Jean-Marie DURAND
テクニカルセールス3DSビジネストランスフォーメーション事業部バイス・プレジデントの講演です。

http://blogs.3ds.com/japan/miae4/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~Mass Production of Configurable Goods Intensive production lines~◇

◇登壇者
DELMIA R&D バイス・プレジデント Pascal LECLAND

http://blogs.3ds.com/japan/miae5/

ブランドリーダーが語るダッソー・システムズ製品の魅力② 情報連携でコラボレーションを促進する『ENOVIA(エノビア)』 Vol.2 形式の異なる多種多様なデータを共有できる環境づくり

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各ブランドの統括者が担当製品のコンセプトやビジョンを語る本コーナーが、第2弾として取り上げたのがグローバル製品情報統合管理システム『ENOVIA(エノビア)』。そのコンセプトを語った前回に続いて、今回はより具体的な機能や役割を紹介していこう。

 

来るべき時代を見据えた新しい情報管理のあり方を提案

 

「『ENOVIA』のような統合情報管理システムが求められる背景には、企業における価値創造プロセスの分業化が進むとともに、それぞれ専門化が進んでいる現状があります」と、『ENOVIA』ブランドのセールス・ディレクターを務める神保孝二は語る。

 

「設計部門ではCAD、解析部門ではシミュレーションツール、生産管理部門では工程設計ツールと、各部門それぞれが専門ツールを駆使して価値創造に取り組んではいるものの、相互に連携が図られてないため“部門最適”に終わってしまっている。これが、大企業をはじめ、多くの企業に共通する課題です」という神保の言葉に、頷く読者は多いはずだ。「さらに、グローバル化の進展による拠点ごとの組織体系や業務プロセスの多様化が、こうした情報連携の難易度をさらに高めています」

 

「さまざまな分野で市場の成熟化が進むなか、これからの産業界に求められるのは、これまでの延長線上で品質や効率を高めるだけでなく、消費者に今までにない“驚き”をもたらすような価値を生み出すこと。そうした価値創造を実践するためには、各部門、各拠点が個別の担当分野だけを考えるのでなく、すべてのメンバーが共通のデータをもとに知恵を出し合えるような環境づくりが必要です。そうした新しい時代の情報管理を、私たちダッソー・システムズは提案します」と神保は力強く宣言する。

 

キーワードは「データドリブン」と「モデルドリブン」

 

『ENOVIA』の機能を説明するうえで欠かせないキーワードとして、神保が掲げるのが「データドリブン」と「モデルドリブン」だ。「データドリブンとはデータ駆動型とも呼ばれ、開発や設計などをデータ起点で推進することを言います。一見、当たり前に思われるでしょうが、これを実践するには、膨大かつ多種多様なデータを、相互に関連づけながら参照できる環境が必要になります。『ENOVIA』は、設計図面や仕様書、ドキュメントといった社内データ、市場データや調査結果、SNSといった社外データを、定型/不定型を問わず統合管理し、誰もが必要に応じて自由に検索・活用できる環境を実現します」

 

この環境がいかに貴重なものか、貴社内の現状と比較してみて欲しい。WordやExcel、PDF、CADデータやBOM(Bill of materials:部品表)、さらには手書き資料まで、ありとあらゆる書式の情報が社内ネットワーク上に、あるいはキャビネット内に散在しているのでは?また、それらを拠点間や部門間ごとに異なるファイル形式に変換して共有する手間や、過去に利用した資料を再利用するためにファイルを探し回る手間は、膨大なものになるのでは?「『ENOVIA』の導入によって、こうしたムダを回避し、地域や組織の枠を越え、効率的で創造的なコラボレーションが可能になります」

 

一方、モデルドリブンとは、仮想3Dモデルやモデル・シミュレーションを駆使し、図面上での“静的”な設計だけでなく、挙動も含めた“動的”な設計によって、開発の効率と質を高めること。「『ENOVIA』は3D CADや解析ツールとの連携によって、高精度な3Dモデル・データを、専門知識やツールの有無を問わず、関係者全員で共有できる環境を提供します。これにより、開発・設計だけでなく、仮想体験による性能評価や、新しい機能をバーチャル映像で提示するコマーシャル映像など、これまでになかった価値創造を可能にします」

 

高度な情報連携が、これまでになかったコラボレーションを実現する姿を、想像いただけただろうか。最終回となる次回は、『ENOVIA』から『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』まで、ダッソーのコラボレーション・ツールの歩みと将来像を紹介しよう。乞うご期待!

 

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ブランドリーダーが語るダッソー製品の魅力②

情報連携でコラボレーションを促進する『ENOVIA(エノビア)』

Vol.1 組織や地域の枠を越えたリアルタイム・コラボレーションを実現

Vol.3  『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の中核として

 

 

昨年世界で初めて東京で開催されたManufacturing On The Age Of Experienceがついに11月。上海に上陸!

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動画で振り返るManufacturing In The Age of Experience in Tokyo 2015

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe BARTISSOL
産業機械業界担当バイス・プレジデント

http://blogs.3ds.com/japan/miae1/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe CHARLES
DELMIA CEO

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◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
ビジネストランスフォーメーション事業部テクニカルディレクター
野崎省二
ダッソー・システムズ株式会社

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◇製造業の戦略的パートナーとしてのダッソー・システムズ◇

Jean-Marie DURAND
テクニカルセールス3DSビジネストランスフォーメーション事業部バイス・プレジデントの講演です。

http://blogs.3ds.com/japan/miae4/

 

◇Manufacturing in the Age of Experience ~Mass Production of Configurable Goods Intensive production lines~◇

◇登壇者
DELMIA R&D バイス・プレジデント Pascal LECLAND

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ブランドリーダーが語るダッソー製品の魅力② 高度な情報連携でコラボレーションを促進する『ENOVIA(エノビア)』 Vol.3 『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』の中核として

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これまで2回にわたって紹介してきたグローバル製品情報統合管理システム『ENOVIA(エノビア)』。今回は最終回として、『ENOVIA』を軸に、ダッソー・システムズが提供するコラボレーション・ツールの過去、現在、そして未来について語っていこう。

 

PDMからPLM、そして『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』へ

 

価値創造サイクルとPLM/3Dエクスペリエンス・プラットフォームの対応領域

価値創造サイクルとPLM/3Dエクスペリエンス・プラットフォームの対応領域

 

 

『ENOVIA』に代表されるコラボレーション・ツールの歴史は、製造業におけるものづくり改革の歴史そのものと言える。「その最初期のカタチと言えるのが、90年代に提唱されたPDM(プロダクト・データ・マネジメント)という手法。読んで字の如く、製品に関わるデータを統合管理するというアイディアが中核にあるが、その領域は設計・開発部門が中心であり、製造やマーケティングなど他部門との情報連携には相当な手間を要していました」と振り返るのは、引き続き説明役を務める神保孝二だ。

 

「2000年代になってダッソー・システムズが提唱したのが、その進化形とも言えるPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)でした。これは、開発・設計だけでなく、検証・シミュレーション、生産活動や出荷後のユーザーサポートまで、工業製品のライフサイクル全体のデータを統合管理しようというもので、それら多様なデータを誰もが自由に、容易に共有できる環境を実現するために『ENOVIA』が開発されました」

 

「そのさらに進化したものが『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』です」と神保は続ける。「『ENOVIA』の持つ、異なるフォーマットの情報を関連づけるデータドリブン(データ駆動型)の仕組みを軸に、3D CADやシミュレーション解析、工程設計管理、マーケティング情報管理など、ダッソー・システムズのあらゆるソリューションを高度なデータ連携のもとに提供することが、プラットフォーム化の狙いです。これにより、アイディアマネジメントから設計開発、製造、CMなどのセールスマネジメント、さらには消費者の体験(=エクスペリエンス)の検証まで、メーカー企業の価値創造プロセスすべてを網羅した情報基盤が完成。それら情報を社内外の関係者すべてがリアルタイムに共有しながら、スピーディーかつ実践的な議論を交わすことが可能になります」

 

価値創造の場を提供することで、日本のものづくり再生に貢献

 

これら高度な情報連携ツールを提案することで、ダッソー・システムズは社会に何をもたらそうとしているのか?神保は「これは私個人の意見ですが」と前置きしつつ、「日本のものづくり再生を支えていきたいから」と語る。「かつて、世界を席巻していた日本のものづくりが衰退した理由の1つは、大量生産を基本とする欧米の競争原理に巻き込まれたためだと考えています。しかし、あらゆる分野で成熟化が進み、コスト競争が限界まできた現在、日本ならではのものづくりが、再び脚光を浴びる時代が来ると私は確信しています」

 

「私の考える日本のものづくりとは、五輪招致でも脚光を浴びた“おもてなし”の精神に基づく、いわば“痒いところに手が届く”製品開発。そうした顧客目線に立った価値創造を、より効率的に、スピーディーに実践していくうえで、『ENOVIA』や『3Dエクスペリエンス・プラットフォーム』が強力なツールになるはずです」と、神保は力強く締めくくる。「私たちが低提供するソリューションが、製造業を中心とした日本の産業界のプラットフォームとして浸透していくことで、日本のものづくり再生を後押ししてく。それが私の目指す将来像であり、ダッソーの理念でもあるのです」

 

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ブランドリーダーが語るダッソー製品の魅力②
情報連携でコラボレーションを促進する『ENOVIA(エノビア)』

Vol.1 組織や地域の枠を越えたリアルタイム・コラボレーションを実現

Vol.2 形式の異なる多種多様なデータを共有できる環境づくり

 

 

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動画で振り返るManufacturing In The Age of Experience in Tokyo 2015

◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

◇登壇者
Philippe BARTISSOL
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◇Manufacturing in the Age of Experience ~エクスペリエンスの時代の製造~◇

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ビジネストランスフォーメーション事業部テクニカルディレクター
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Jean-Marie DURAND
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トレーサビリティの実現だけでない、ALMソリューション『Reqtify』の魅力 キヤノンITソリューションズ株式会社編Vol.2

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ダッソー・システムズの要件管理ソリューション『Reqtify(レクティファイ)』を活用して、メーカー系企業を中心とした幅広いユーザーに、システム開発プロセスの品質と効率を高めるALM(アプリケーション・ライフサイクル・マネジメント)ソリューションを展開するキヤノンITソリューションズ株式会社。前回に引き続き、同社SIサービス事業本部の皆さんに、『Reqtify』について聞いた。

 

導入しやすさを武器に、他社製ALMツールを圧倒する導入実績を記録

 

「当社が『Reqtify』を扱い始めたのは2012年のこと。当時、自動車業界で最大のテーマであった機能安全規格ISO26262への対応において、必須とされるトレーサビリティ(追跡可能性)をピンポイントで実現できるツールとして、大きな注目を集めました」と、ダッソー・システムズ製品の営業を担当する佐藤能功さんが語る。

 

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「お客様からすれば、開発負担の大きなデータベース(DB)を構築することなく、ドキュメント類にタグ付けするだけでトレーサビリティの仕組みを実現できるというのは、非常に大きなメリットです。いわば“ライト感覚”で導入できるため、営業としてはとても提案しやすい製品です」

 

その売上のインパクトについて、同じくSIソリューション営業第一部の取りまとめ役である小塚剛史さんが説明します。「実際、『Reqtify』は当社が扱うALMソフトとしては導入件数がダントツで、ALM案件全体の6~7割を占めるほど。これは、幅広いソリューションをもつ当社としては、異例の数字と言えるでしょう」

 

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「当社では『Reqtify』をグループ外のお客様に提案する一方で、キヤノングループ製品のシステム開発を行う上でも役立てています」と開発部門を代表して澤木さんが語る。

 

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「実際に自分たちで活用してみて、改めて『Reqtify』の使い勝手の良さを実感しています。今後のALMソリューションの営業活動にあたって『Reqtify』を提案する際にも、単なる製品紹介にとどまらず、自分たちでどう使っているかを具体的に説明できますので、その魅力をリアルにお伝えできることが、お客様にとって大きな信頼要素になるのではないかと考えています。」

 

もっと『Reqtify』を知りたいという方に、今後のセミナーをご紹介

 

これまでの記事をお読みいただき「『Reqtify』についてもっと知りたい!」とご希望の読者の皆さんに向けて、佐藤能功さんが今後のセミナー情報などを紹介する。
「当社では、2016年11月に、多くの自動車関連メーカーを擁する名古屋において「リーディングカンパニーが語る!機能安全対応の勘所」と題したALMソリューションセミナーを開催します。ここでは、実際に『Reqtify』を導入いただいた株式会社デンソー様、ルネサスエレクトロニクス株式会社のご担当者様に登壇いただき、導入経緯や導入後の成果について語っていただきます。それぞれ自動車部品サプライヤーと車載組込ソフトウェア開発における国内トップ企業ですので、同業他社はもちろん、幅広い分野の方々にとって有益な機会となることでしょう」

http://www.3ds.com/ja/events/single/canon-it-solutions-reqtify-seminar-2/

 

「また、同11月16日(木)~18日(金)にパシフィコ横浜で開催される世界最大級の組込み総合技術展「ET(Embedded Technology)2016」にもALMソリューションブースを出展し、『Reqtify』のデモ展示を行う予定ですので、是非、ご来場いただきたいと思います。」

http://www.jasa.or.jp/expo/

 

キヤノンITソリューションズ株式会社のインタビュー記事としては最終回となる次回は、個々の製品だけでなく、パートナー企業としてのダッソー・システムズの魅力について伺う。

 

<バックナンバー>

システム開発の品質と効率を高めるALMソリューション『Reqtify』 キヤノンITソリューションズ株式会社編Vol.1

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