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Channel: ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ
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【8月4日(金)東京・飯田橋で開催!】CAE利用技術研究会2017〜これからのCAE〜

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今年のCAE利用技術研究会2017は様々な角度から「 これからのCAE」を探求します。午前のセッションでは、3DプリンタとAdditive ManufacturingへのFEA側からの取り組みをテーマにSIMULIA Abaqusの技術動向、業界No. 1のStratasys社事例、金属3Dプリンタの3DSystems社事例、また、 午後の講演では産総研様の事例などもご発表をいただきます。

 

その他、くるまとCAE、 免振ゴムの設計最適化事例など興味深いセッションを多数ご用意しております。万障お繰り合わせの上、ご参加の程よろしくお願い申しあげます。

 

詳細・お申し込みはこちら

 

【材料モデリングとAbaqus】

日  時: 2017年8月4日(金)
10:00 〜 17:30(受付開始:9:30〜)
17:30 〜19:30(懇親会)

 

会  場: ホテルグランドパレス
(東京都千代田区飯田橋1-1-1)

 

主  催: 株式会社CAEソリューションズ

 

定員: AM:各コース30名様、PM:80名様

費用: 無料(事前登録が必要です)

 

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【ハイライト】2017年7月ダッソー・システムズのニュースと今後のイベント情報

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<ハイライト>

建機/農機/重機業界向け : 解析・製造 IT革新セミナー2017

2017年8月30日(水)13:30 ~ 18:00
大阪/梅田センタービル会議室

 

日本の製造業界では、最新のIT技術を活用し、設計・生産のグローバル連携、革新的な製品の開発、マス・カスタマイゼーションなどの取り組みが進みつつあります。本セミナーではこのような状況を踏まえて、産業機械業界に焦点をあて、ダッソー・システムズの最新ソリューションやお客様事例をご紹介いたします。

 

ソリューション全体像のご説明のあと、【製造分科会】と【解析分科会】の2分科会に分かれ、それぞれの最新情報をご紹介します。また、各ソリューションデモを実際にご覧にいただけるようデモコーナーもご用意しております。皆様のご参加お待ちしております。
詳しくはこちら

 

最新の海外事例に学ぶシステムズ・エンジニアリング手法の適用 2017 ~中国家電メーカー事例のご紹介~

2017年9月21日(木)13:30 ~ 17:45
東京/東京コンファレンスセンター品川

 

本セミナーでは、昨年ご好評を得たシステムズ・ エンジニアリング適用海外事例紹介の第2弾として、 モデルベースでシステムズエンジニアリングを進めることの意義と 有効性について、 慶応技術大学大学院システムデザインマネジメント研究科の西村 秀和教授にご講演いただき、 それをいち早く採用した中国家電メーカーの取り組みを、 システムズエンジニアリングを専門とする仏 CESAMES社の創立者で最高経営責任者を務めるダニエル・ クロブ氏にご紹介いただきます。さらに、 MBSEを定着させる際に必要な組織や仕組みの変革の手法として チェンジマネジメントをアクセンチュア株式会社 木村 仁氏にご紹介いただきます。
詳しくはこちら

 

<イベント・セミナー>

「自動車技術に関するCAEフォーラム2017 in名古屋」で講演

 

2017年8月30日(水)
名古屋/名古屋ミッドランドホール

 

ダッソー・ システムズは8月30日に名古屋ミッドランドホールで開催される 「自動車技術に関するCAEフォーラム 2017 in名古屋」で、「 ボデー構想設計向けシミュレーション支援ツール SFE CONCEPTのご紹介」と題して講演を行います。
講演内容のご案内(主催者HP)

 

オンラインセミナー:サスペンションLCA前編: 解析の自動化と基本的な最適化

 

2017年8月7日(月)16:00 – 17:00
オンラインセミナー

 

Lower control arm (LCA) の設計問題を題材として、SIMULIA の製品群を使用した、 様々な設計要求に対応する最適な設計解を得るためのテンプレート とノウハウを紹介します。 ここで紹介されるテンプレートとノウハウは、 LCA以外のエンジニアリング問題を解く際にも利用できる、 一般性と基本性を持つものです。 受講対象はLCA設計者に限定されません、 機械設計に携わる全てのCAE技術者が対象です。
詳しくはこちら

 

<プレス・リリース>

スイスの専門学校HE-Arcとダッソー・システムズ、 学生の実務スキル向上をサポート

 

  • 精密工学の教育プログラムで 3DEXPERIENCE プラットフォームを採用
  • 学生は業界で実際に採用されているバーチャルアプリケーションか らスキルを習得
  • エンジニアリング教育のデジタル化を目指す「Peer Learning EXPERIENCE」に大学が参画
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ダッソー・システムズ、AVIC と提携し、中仏産業共同イノベーションセンターを設立

 

  • 開発サイクル全体を通じた高度なデジタル技術の包括的導入を通じ 3DEXPERIENCE プラットフォームと インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスで 航空業界向け新しいモデルを構築
    詳しくはこちら

 

ダッソー・システムズとAirbus APWorks社がアディティブ・ マニュファクチャリングの連続生産での使用に向けて、協業を開始

 

  • 航空宇宙・防衛企業はアディティブ・ マニュファクチャリングを活用することで、廃棄量、機体重量、 製造コストを抑えながら、より多くを生産可能に
  • 3DEXPERIENCE プラットフォームおよびAPWorks社の金属 3D プリントの専門知識を活用
  • アディティブ・ マニュファクチャリングによる認可部品の連続生産を仮想検証
    詳しくはこちら

 

PSAリテール、ダッソー・システムズを使ったデジタル・ インストア・エクスペリエンスを発表

 

  • デジタルとリアルの組み合わせが、購買行動を刷新
  • 店頭にプジョー、シトロエン、DS のバーチャル・コンフィギュレータを設置
  • カーディーラーの販売モデルは、 デジタル世代への浸透に向けて進化
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<パートナー主催 イベント・セミナー情報>

グローバル製造業セミナー:新日鉄住金ソリューションズ

 

9月21日(木)14:00 ~ 17:00
大阪/新日鉄住金ソリューションズ 関西支社 セミナールーム

 

~グローバルMOM「DELMIA Apriso」による製造IT標準化と「つながる工場」の実現~
昨今、製造業では「Industry 4.0」というワードを機に、業務・システムの標準化や、 スマートファクトリーの実現といった取り組みが注目されています 。
そのような動向を踏まえ本セミナーでは、 製造現場プロセスとシステムの標準化・ 統合を支援する次世代グローバルMOMである ダッソー・システムズ「DELMIA Apriso」と、設備連携における国際的な標準規格である「 OPC UA」 を介したAprisoのソリューションおよび事例をご紹介いたし ます。
詳細・お申し込みはこちら

 

CATIA 3Dデータ活用セミナー:クボタシステムズ

2017年8月3日(木)13:00~17:00
大阪/クボタシステムズ株式会社 本社
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2017年8月4日(金)13:00~17:00
名古屋/ダッソー・システムズ株式会社 名古屋オフィス
詳細・お申し込みはこちら

 

「3DEXPERIENCE/xCompare/CAVA」 を使った設計品質の向上

ハイエンドCADとして幅広く認知されているCATIAをベース に、データ管理と検証の効率化をテーマに取り上げ、ダッソー・ システムズ社の協力を得てセミナーを企画致しました。
皆様方の設計品質向上のため、検索・確認・ 検証などの工数削減の一助となれば幸いです。 皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

 

 

【教育の最前線】学生サービス向上のために、 教育機関がビジネス由来のプロセスを採用

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世 界 中 の 教 育 機 関 は 、効 率 を 高 め 、コ ス ト を 抑制すると同時に、学生と教育者が成果を出 し続けるために必要なリソースとサポートを 確 実 に 提 供 す る こ と を 迫 ら れ て い ま す 。

 

教育機関も企業と同様、顧客グルー プのニーズに応えるために存在し ています。この場合の顧客グループ とは、人生で成功するために良い教育を必要とする学生と、繁栄するために十分な教育 を受けた市民を必要とする地域社会です。

 

ルーマニアのバベシュ・ボヤイ大学の Mihaela Drăgan氏、Diana Ivana氏、Raluca Arba氏は、ルーマニアのシビウで開催され た21世紀国際経済会議(21st International Economic Conference)向けの論文で次の よ う に 述 べ て い ま す 。「 大 学 は 独 立 し た 存 在 であるとはいえ、顧客の期待を満たすため の機能を果たし、手順を策定しなければな らない。学生と卒業生の満足度を高め、競争 力を維持すべく、大学は企業と同様にビジ ネス・プロセスを管理すべきである」

 

このメッセージはどうやら正鵠を得ているよ う で す 。例 え ば 、米 国 に 本 社 を 置 く テ ク ノ ロ ジー調査会社のガートナー社は、世界の高 等教育部門でのテクノロジー支出は2016 年に1.2%増加し、382億米ドルに達するも のと予測。高等教育機関の最高情報責任者(CIO)に対する推奨事項の上位10件中第 2 位 に 予 測 分 析 を 挙 げ て い ま す 。ガ ー ト ナ ー 社は、大学経営陣の関心事は、コスト削減 や効率の向上から、競争優位性の強化や、 新たなビジネスモデルへの対応のために テ クノ ロ ジ ー を 利 用 す る こと へ シ フトし た と 指 摘 し て い ま す 。ガ ー ト ナ ー 社 の バ イ ス ・ プ レジデント兼最上級アナリストであるJan- Martin Lowendahl氏は、この調査結果を発 表 す る プ レ ス リ リ ー ス で 次 の よ う に 述 べ て い ま す 。

 

「 高 等 教 育 は 依 然 と し て 、 保 守 的 で 動 きが遅い産業であるとみなされています。イ ノベーションの大部分は、伝統的な教育IT 組 織 の 外 で 生 ま れ て い ま す 。し か し 、そ う し たイノベーションが教育機関ひいてはその CIOに影響を及ぼすのは時間の問題です」

 

教育の予測

多くの産業で、企業は市場や顧客、製品の 成功に関する手掛かりを得るためにビッグ デ ー タ を 利 用 し て い ま す 。教 育 者 も 今 や 、ど うすれば最善のサービスを学生に提供でき るのかを理解するために、ビッグデータを 利用しつつあります。米国ペンシルベニア州のバックネル大学で 図書館・情報技術(Library & Information Technology)担当バイス・プレジデントを 務めるParamBedi氏は、次のように述べて い ま す 。

 

「 ど の 教 育 機 関 に も 、 学 生 に 関 す る 大 量 の デ ー タ が 存 在 し ま す 。し か し 、か つ て の私たちは、それに後から対応するのが主 でした。今では予測分析を行い、注意を払う べき事柄の一部を特定するために、その情 報 を 活 用 し て い ま す 。こ れ に よ り 私 た ち は 、 データに基づいた意思決定ができるように なったのです」

 

「教員が一度に教える学生の数や、一度に受け持つ講座の種類が 増えすぎないようにすることが可能です」

BRIAN BLODGETT氏
米国公立大学システム スケジューリング担当バイス・プレジデント補佐

 

2015年、バックネル大学は5年間の学生 データを調査し、大学生活や学生間のエン ゲ ー ジ メ ン ト( 結 び つ き )に 関 す る 予 測 向 上 のカギとなるデータを特定しました。調査の ねらいは、学生の1年から2年へのすでに高 い進級率を、さらに高めることです。

 

「 学 生 に 入 学 を 許 可 し て い る 以 上 、キ ャ ン パ ス で 成 功 す る た め の 環 境 を 確 実 に 用 意 す る ことが私たちの務めです」と、Bedi氏。「ほとん どの大学では、1年から2年への進級の間に 最も多く中退者が出ます。そこで、1、2年生の 入学前と最初の学期のデータに注目したとこ ろ、学生が退学を選ぶ特定の要素を突き止 めることができたのです。おかげで私たちは、 データに基づく意思決定を行い、学生の退学 防止を目的としたプロセスやプログラム、介 入を実施することができるようになりました」

 

このプロジェクトは、2016年秋学期の入学 生を対象に初めて実施されていますが、 B e d i 氏 は 成 功 を 確 信 し て い ま す 。

 

「 バ ッ ク ネ ルの1年から2年への進級率は約93%と優秀 ですが、さらに97%までアップさせたいと考 えています」と、Bedi氏。「これは長期にわた るプロセスですから、効果を上げているかど うかが判明するのは進級率を確かめる次回 の 集 計 日( 2 0 1 7 年 9 月 )頃 に な る で し ょ う 。と はいえ私たちは、データの調査と徹底的な コンサルティングに基づき、優れた予測モデ ルを生み出したと自負しています。教員のガ バ ナ ン ス ・ グ ル ー プ な ど を 巻 き 込 ん で 、こ れ らの学生のために対策を実施するにはどの よ う に 協 調 す れ ば い い の か を 明 ら か に す る つもりです」

 

“EVERY EDUCATIONAL INSTITUTION HAS LARGE VOLUMES OF STUDENT DATA, BUT IN THE PAST WE’VE MAINLY BEEN REACTING TO IT. NOW, WE’RE USING THAT INFORMATION TO DO PREDICTIVE ANALYTICS AND IDENTIFY SOME OF THE THINGS WE NEED TO PAY ATTENTION TO, WHICH ALLOWS US TO MAKE DATA-INFORMED DECISIONS.”

PARAM BEDI
VICE PRESIDENT FOR LIBRARY & INFORMATION TECHNOLOGY, BUCKNELL UNIVERSITY

 

データに基づくビジネス・プロセスの導入を 進めている大学は他にもありますが、Bedi氏 はバックネルがこのトレンドの最先端を走っ て い る と 考 え て い ま す 。同 校 で は 、プ ロ セ ス を標準化して効率を高めるべく、各部署が採 用するべスト・オブ・ブリード(個々の分野で 最高)のERPシステムにも目を向けています。

 

「これらの多種多様なERPパッケージが原因 で 、私 た ち の ビ ジ ネ ス ・ プ ロ セ ス は 大 い に 混 乱しています。な ぜ なら、どの 学 部 および 関 連部署も、特定の方法で何かを行うことに 慣れ過ぎているからです」と、Bedi氏。「現時 点 で は 、1 つ の こ と を 行 う の に お そ ら く 1 0 通 り の 方 法 が 存 在 し ま す 。し か し 私 た ち は 、そ れらの間の共通点に注目し、方法を標準化 す る こ と を 目 指 し て い ま す 。こ う し た ベ ス ト ・ オブ・ブリード・ソリューションの並立はキャ ンパスに多少の混乱をもたらしてはいます が、バックネルのこれまでのやり方ではな く 、ベ ス ト ・ プ ラ ク テ ィ ス に つ い て 考 え る た め に大いに役立っています」

 

成功に向けたスケジューリング

効 率 的 な ス ケ ジ ュ ー リ ン グ を 行 う ス キ ル は 、 既に多くの企業が会得していますが、何百と いう講座を実施しなければならない教育機 関にとっては特に難しい課題です。米国公立 大学システム(American Public University System:APUS)は、オンラインで講座を実施 し て い ま す 。新 し い 講 座 は 毎 月 、1 年 に 1 2 カ 月 開 講 し ま す 。講 座 の 多 く は 同 時 に 進 行 す る 複 数 の ク ラ ス を 抱 え て お り 、そ れ ら の ク ラ ス ご と に 1 人 以 上 の 教 員 が 割 り 当 て ら れ る こ と もあります。

 

 

こ の ス ケ ジ ュ ー リ ン グ の 作 業 は 長 年 、4 0 人 以 上 の プ ロ グ ラ ム ・ デ ィ レ ク タ ー に よ っ て 全て手作業で行われていました。しかし、APUSは2013年、オランダと米国に拠点を 置 く 、経 営 計 画 、ス ケ ジ ュ ー リ ン グ お よ び サ プ ラ イ・チ ェ ー ン の 最 適 化 ソ フ ト ウ ェ ア を 手 がける企業と共同で、講座自動スケジュー リング・バランシング(Automated Course Scheduling and Balancing:ACSB)システ ムの導入に着手します。

 

「ACSBシステムの目的は、講座のスケジュー リ ン グ ・ プ ロ セ ス を 単 純 化 す る こ と で 、ス ケ ー ラ ビ リ テ ィ を 高 め 、コ ス ト に 直 結 す る 超 過 を な く し 、講 座 の ク ラ ス に 学 生 が い つ で も 登録できる状態を確保し、教員のスケジュー リ ン グ を 最 適 化 し 、ス ケ ジ ュ ー リ ン グ の プ ラ ク テ ィ ス を 標 準 化 す る こ と で し た 」と 話 す の は 、A P U S の ス ケ ジ ュ ー リ ン グ( S c h e d u l i n g ) 担当バイス・プレジデント補佐を務める Brian Blodgett氏です。「このツールのねら い は 、プ ロ グ ラ ム ・ デ ィ レ ク タ ー の 管 理 業 務 を減らし、プロセスのスケーラビリティを高 めて成長に対応するために、スケジューリン グ ・ プ ロ セ ス を 自 動 化 す る こ と で す 。教 員 の ス ケ ジ ュ ー リ ン グ を 手 作 業 で 行 う こ と は 、持 続 可 能 な ビ ジ ネ ス・プ ラ ク テ ィ ス で は あ り ま せん」

 

ACSBシステムは2013年3月、わずか3人のス ケ ジ ュ ー リ ン グ・チ ー ム に よ っ て 運 用 が 開 始 さ れ ま し た 。こ の シ ス テ ム に よ っ て A P U S は 、 1 年 を 通 じ て 教 員 ・ 学 生 数 と 講 座 の 量 の バ ラ ンスを取りながら、講座への教員の割り当て を最適化した年間スケジュールを策定でき るようになったのです。

 

「年間を通じて常勤の教員の割り当てを最 適化することは、非常勤の教員と給与制の 常勤の教員がいるという点で、予算の精度 を 上 げ る た め に も 役 立 ち ま す 」と 、B l o d g e t t 氏。「自動化されたツールがあれば、スケ ジ ュ ー ル の 立 て 方 を 標 準 化 し 、ベ ス ト ・ プ ラ クティスの実践を確実なものにするために も な り ま す 。例 え ば 、教 員 が 一 度 に 教 え る 学 生の数や、一度に受け持つ講座の種類が増 えすぎないようにすることが可能です」

 

文化の変化

デジタルでつながった世界において、デー タ主導のプロセスは学生と教育者の期待を 同 じ よ う に 変 え つ つ あ り ま す 。例 え ば 、オ ー ストラリア国立大学(Australian National U n i v e r s i t y : A N U )で は 、I B M の ソ フ ト ウ ェ ア ・ スイートBusiness Analyticsを導入し、かつ ては30件のITシステムにばらばらに保管さ れ て い た 情 報 を 収 集 、検 証 、分 析 、提 示 を 全 て 一 括 し て で き る よ う に し た と こ ろ 、職 員 の 間で生じる議論の種類が変化しました。

 

ANUの管理・計画(Administration and P l a n n i n g )担 当 エ グ ゼ ク テ ィ ブ ・ デ ィ レ ク タ ー を務めるChris Grange氏は、このプロジェク ト に 関 す る I B M の ケ ー ス・ス タ デ ィ で 次 の よ う に 述 べ て い ま す 。「 最 も 重 要 な 変 化 は 、 文 化の変化です。データを利用して新たな機 会を示すことで、私たちは財務に関する議論 から、大学がいかにして目標を達成するの かについての議論に移行しつつあります」

 

「『カスタマー・ジャーニー (顧客の旅)』の議論などといった サービスユーザーに関する専門用語が 教育にも浸透しつつあります」

SHEILA MACNEILL氏
グラスゴー・カレドニアン大学 デジタル学習部門 上級講師

 

ス コ ット ラ ン ド に あ る グ ラ ス ゴ ー・カ レ ド ニ アン大学のデジタル学習(部門で上級講師 を務めるSheila MacNeill氏が指摘するの は、データの利用に関する学生の期待、そし て教育者が使う言葉が、どんどんビジネスラ イクになっているということです。

 

「『 カ ス タ マ ー ・ ジ ャ ー ニ ー 』の 議 論 な ど と いったサービスユーザーに関する専門 用語が教育にも浸透しつつあります」と、 M a c N e i l l 氏 。「 学 生 も 、 イ ン タ ー ネ ッ ト シ ョ ッ ピングやソーシャルメディアなどの日常生活 で 、デ ー タ や 格 付 け 、指 標 が 使 用 さ れ る こ と に以前よりも慣れています。これは教育の文 脈ではまだ一般的ではありませんが、バラン スは変わりつつあります」

 

ビジネス・プロセスは教育機関がデータを 最大限に活用するために役立つ可能性があ るものの、データの利用に対しては厳格で 倫理的なアプローチで取り組む必要がある とMacNeill氏は指摘しています。

 

「学習や指導におけるテクノロジーの利用 が増えるにつれて、私たちはそのデータの 利用方法について明瞭性、一貫性、透明性 のある姿勢を取り、データが適切に匿名化 されるように確保するためのプロセスを実 施しなければなりません」と、MacNeill氏。
「 全 体 論 的 で 言 え ば 、ビ ジ ネ ス ・ プ ロ セ ス へ の理解を深め、データの観点からものを見 ることで、教育者は莫大な機会を得られま す 。た だ し 、私 た ち が デ ー タ か ら 得 た い と 考 え て い る 重 要 な 手 掛 か り を 明 ら か に す る に は、なすべきことが山ほどあるのです」◆

著者: Jacqui Griffiths

J-WAVEで「シンガポール政府とダッソー・システムズとの取り組み」をご紹介いただきました。

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8月4日放送のJ-WAVE FMの人気番組、JK Radio Tokyo United(毎週金曜日6:00 – 11:30)のFeature Focus(7:15-7:25)で、「街をまるごと3次元データ化するソフトウェア企業」として、シンガポール政府とダッソー・システムズとの取り組みを取り上げていただきました。

 

当日はスタジオに弊社代表取締役社長の鍛治屋がお邪魔しました。なんと生放送です。

「思ったより緊張しました!」(鍛治屋・談)

 

 

カビラさんとカジヤさんの2ショットが実現。

 

オンエアは終了してしまいましたが、放送後の一週間は、スマホアプリやPCから、Radikoのタイムフリーでお聞きいただけます。シンガポールと当社が共同で進める「バーチャル・シンガポール」について知りたい方は、こちらこちらもぜひ!

【8月30日 (水) 大阪・梅田で開催!】<建機/農機/重機業界向け>解析・製造IT革新セミナー 2017

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建機/農機/重機業界向け: 解析・製造 IT革新セミナーを大阪にて開催致します。

 

日本の製造業界では、最新のIT技術を活用し、設計・生産のグローバル連携、革新的な製品の開発、マス・カスタマイゼーションなどの取り組みが進みつつあります。

 

本セミナーではこのような状況を踏まえて、産業機械業界に焦点をあて、ダッソー・システムズの最新ソリューションやお客様事例をご紹介いたします。ぜひ、この機会にご参加くださいますようお願いいたします。

 

詳細・お申し込みはこちら

 

日時:2017年8月30日 (水)  13:30~18:00 (13:00開場)
18:00~19:00 ネットワーキングタイム

 

内容:

講演セミナー

  • 基調講演の部(13:30~):最新ソリューション情報のご紹介と合わせて海外のお客様事例をご紹介致します。
  • 製造分科会 (15:15~):製造のデジタル変革を導く生産オペレーションの計画、実行から最適化までを実現する最新ソリューションと事例をご紹介致します。
  • 解析分科会 (15:15~):お客様事例講演に加え、業界向けSIMULIAソリューションを事例やマルチボディシミュレーション情報を含めてご紹介致します。

展示コーナー

  • 製造・解析分野でお客様の課題解決をご支援する幅広いソリューションをデモンストレーションで説明員がご紹介致します。

ネットワーキングタイム

  • 簡単なご飲食とともに、スペシャリストとの情報交換を行います。

 

主催:ダッソー・システムズ株式会社

参加費:無料

 

会場:梅田センタービル
31Fホワイトホール(受付) および 16F J+K会議室
http://www.ucb.co.jp/confer.html
大阪市北区中崎西2-4-12

 

詳細・お申し込みはこちら

 

【9月21日(木)東京コンファレンスセンター品川で開催】最新の海外事例に学ぶシステムズ・エンジニアリング手法の適用2017~中国家電メーカー事例のご紹介~

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近年、産業界のあらゆる分野で電子化の進展などによりシステムの複雑化が進み、品質未達や開発納期の遅れといった問題が発生しています。
そこで、複雑なシステムやその開発プロセスを分析し、設計者・技術者の役割を明確にしてシステムの実現を成功させるアプローチとして、システムズ・エンジニアリングが注目されています。

 

本セミナーでは、モデルベースでシステムズエンジニアリングを進めることの意義と有効性について、慶応技術大学大学院システムデザインマネジメント研究科の西村秀和教授にご講演いただき、それをいち早く採用した中国家電メーカーの取り組みを、システムズエンジニアリングを専門とする仏CESAMES社の創立者で最高経営責任者を務めるダニエル・クロブ氏にご紹介いただきます。さらに、MBSEを定着させる際に必要な組織や仕組みの変革の手法としてチェンジマネジメントをアクセンチュア株式会社 木村 仁氏にご紹介いただきます。

 

皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

詳細・お申し込みはこちら

 

  • 日時:2017年9月21日 (木)  13:30~17:45 (13:00開場) 17:45~18:45 ネットワーキングタイム
  • 会場:東京コンファレンスセンター品川 406会議室
  • 主催:ダッソー・システムズ株式会社
  • 対象者:製造業の研究・開発・設計・技術管理部門の方、情報システム部門の方、経営改革・業務改革に携わっている方
  • 参加費:無料

 

 

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【設計の効率を改善する】次世代に向かうZahner社が、可視化技術でプロジェクト計画及び提案力を改善

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米国を拠点とするA. Zahner Companyは約120年以上にわたり、急速に変化する建築・建設(AEC)業界の最前線で技術 革新を推進してきました。近年、同社はクラウドベースの設計システムを導入し、分断化傾向がみられる業界内の伝達の 改善を図っています。COMPASSはZahner社の社長兼最高経営責任者を務めるL. William Zahner氏に、同社が複雑な市 場環境の中で成功し続けている秘訣について話を伺いました。

 

Zahner社は同族経営企業です。社 長兼最高経営責任者を務めるL. William Zahner氏は「いわば210人 世帯。社員はみな家族ですから」と語ります。

 

このAEC企業は、1897年の創業当時から、建 物に使用される金属製の装飾的なコーニス の製造を行ってきました。現在はZahner家 の4代目が指揮をとり、Frank GehryやZaha Hadid Architectsなどが手掛けるトップレベ ルの建築プロジェクトに参加し、世界でも最 先端の建築物の創造、設計、組み立て、設置 にかかわっています。

 

同社の社員数は設計技師30人と、その他製 造や設置を担当する社員90人。取引高は 5,000万米ドルに達する勢いです。「経験と 熟練の技、さらには先端技術と工芸技術と を融合することで、当社は複雑な仕事をシン プルに変え、スケジュール通りに予算内で建 築物を作り上げます」(Zahner氏)
Zahner社が従事しているのは設計者の名 前を冠した建築プロジェクトであり、その設 計意図は維持されなければなりません。そ れにもかかわらず、Zahner氏曰く「AEC業界 は極度に分断化している」ため、非効率的で 複雑です。このような整備が不十分な環境 で同社が目指しているのは、建築業界最大 の課題である「リスク」を低減することです。

 

リスクの高いビジネス

「私たちの仕事はきわめてハイリスクです。 というのは、当社がつくるのは業界での前 例がない、一見すると非常に複雑な大型の 建築物だからです。そのうえ、この業界は予 算オーバーや裁判になりやすいことでもよ く知られています」と、Zahner氏。プロジェク トのリスクとコストのどちらも低減するため に、同社はクラウドベースの3D可視化技術 を活用し、設計意図の伝達とそのデザイン の設計・製造方法について綿密に定義して います。「この技術おかげで廃棄物、労働力、 資材、重量、コストを低減しつつ、品質も向 上できます」(Zahner氏)

 

 

施主、パートナー、出資者、建築施工者、さら には都市プランナーや建築基準管理機関な どの利益団体を含めた多種多様な関係者と の連携が不可欠であります。企業は本質的 に複雑なものですが、規模が大きくなれば なるほど、その構造はより複雑化します。リス クの匂いは創造力を抑制し、イノベーション を失速させることが少なくないと、Zahner氏 は述べています。

 

しかし、同社はアイデアやプランをデジタル で視覚的に表現し、クラウド経由で伝えるこ とで、そのビジョンを言語や専門レベルを問 わず、誰もが理解できるように説明することに成功しています。この方向性は、2016年の 英国政府の建設戦略資料の記述と一致して います。この資料には、施主と建材メーカー との関係や関与の改善はイノベーションの 増進とリスクの低減を図る上で重要であり、 その一方でコストを透明化した協業型の業 務が金銭的な成果に見合う価値をもたらす と記載されています。

 

大いなる期待

「直線をもたない建築物というのは混乱を招 きやすいものです。当社の仕事はそれをシン プルにすることで、人々がもっと自信を持っ て新たなアイデアを模索し、お互いに連携し 合ってイノベーションを起こせるようにするこ とです」と、Zahner氏。相互理解の改善も効率 を高めます。プロセス上の重複を減らすこと で、プロジェクト・コストを約20%削減すること も可能です。同社は最近、このようなやり方で 予算を600万米ドル超過していた連邦裁判所 内の建設プロジェクトの重複を解消し、当初 の予算よりも150万米ドル安く仕上げました。

 

Inner Arbor Trus(t IAT)社は、メリーランド 州コロンバスに設営するサナギをイメージ した円形劇場(Chrysalis Amphitheatre) の建築に関して、Zahner社と契約を結び ました(設計はニューヨークを本拠とする Marc Fornes & THEVERYMANY社が担当)。 IATの社長兼最高経営責任者であるMichal McCall氏は、曲線だけで構成されている 460平方メートルのこのパフォーマンス・ス テージは「まるで森や空の一部として環境に 溶け込んでいる生物のように感じられるで しょう」と語ります。

 

「クラウドベースの3Dダッシュボードを使っ て設計やアイデアを伝える場合には、たとえ両者が遠く離れていても、進行状況を可視化 し、複雑なプロジェクトの内容を十分に理解 できるようになります。また、このソフトウェ アは設計への自信だけでなく、使う楽しみも 与えてくれるのです」と、McCall氏。彼は次の ようにも評価しています。「透明性が求めら れる時代において、このソフトウェアは他の 方法では見えないものを見せてくれるため、 私たちにチャレンジ精神とソリューションを もたらします。クラウド・ソリューションを推 進するZahner社の真摯な姿勢は、同社が建 築・建設業界で成功を収め、業界の最前線 で活躍していることを確信させました」

 

曲線状のファサードを取り入れた最も現代 的で象徴的な設計において、巧緻なエッジ や接合部は美的表現を達成するのに重要で す。「私たちが手掛けるのは、完璧な仕上が りが要求される美しい建造物です。これらを デジタルで可視化すると、中には実際につく るのは不可能だとクライアントが思うような ものもあります。そこで、私たちはクライアン トを工房に招いて実物のサンプルをお見せ し、デジタル上のデザインが彼らの期待以 上のものになることや彼らが想定する可能 性よりもずっと美しく仕上がることを証明し ます」(Zahner氏)

 

このような建築物の一つが、9,000万ドルの 改修費をかけて2015年12月にリニューアル したロサンゼルスのピーターソン自動車博 物館(Petersen Automotive Museum)です。 ロサンゼルス・タイムズの建築評論家である Christopher Hawthorne氏は、Zahner社が 設計したステンレス鋼と赤いアルミニウム のファサードが特徴的なこの新奇な建築物を 「建築が盛んなことで有名な都市(あるいは 有名でない土地も含めて)においても史上 最も目を引くデザイン」と表現しています。

 

アート作品

Zahner社のアイデアの多くにインスピレー ションを与えているのは、先見性を持つ建築 家や設計士だけではありません。同社には 彫像家も雇用され、作品の製作に当たって います。「アーティストとエンジニアとのコラ ボレーションは、新たなアイデアを生み出し ます。アーティストは何が可能かを見極め、 エンジニアはアートの中の物理学を理解す るのです」(Zahner氏)

 

同社は毎年彫像のコンペティションを開催 し、優勝したアーティストの作品を製作しま す。「彫像の製作は困難を極めることもあり ますが、作品から得られる独創的アイデアと 技術面での研究開発という点から見ると、その報いは決して小さくありません。また、これ までに出会ったこともない最高にクリエイ ティブなアーティストと一緒に仕事をするの はとても楽しいものです」(Zahner氏)

 

よりスマートな未来

120年間にわたって同族経営事業を成功さ せてきた同社が現在取り組んでいるのは、 未来の世代のための投資です。「将来、建築 物はスマート・シティやスマート・ポピュレー ション(ハイテク化された都市や住民)ある いは気候変動のニーズに対応する仕組みを 持つことで、周囲の環境に動的に適合する ようになるでしょう。エネルギーの生成と貯 蔵、あるいは空気の浄化さえも可能にする 新たな表面仕上げ方法が発明され、ロボッ トが物理的な建設作業の大部分を担うよう になります。従来はマスター・ビルダー(建 設請負人の統率役)がテクノロジーを利用し て全体的な整合性を監督していましたが、 将来はその役割を担うマスター・デザイナー (設計士の統率役)が登場し、AEC業界の分 断化と非効率性の問題に立ち向かう日がく るかもしれません」(Zahner氏)

 

同社が掲げる「よりスマートな未来」という 経営指針に沿って、Zahner社は事業開発の 研究と改革を行っています。クラウド・テクノ ロジーを使ってすべての関係者に情報と権 限を与えることで、同社の知識や経験の獲得 と利用を図っています。

 

「当社はこの業界の最前線に立つために、新 たにスピンオフ会社を起ち上げ、自らを再構 築しています。このような新会社では、社員 に持ち株制度を提供し、誰もが成功を実現 できるようにしています」と、Zahner氏。この ように、高度な技術やロボット、あるいは新 しい思考を取り入れるだけでなく、芸術性に 優れたものづくり職人の気質を強固にする ことで、この同族経営企業はこれからの120 年も前進し続けていくでしょう。

著者:  Nick Lerner

【9月22日(金) 東京で開催!】『できてますか、環境規制への対応!』セミナー(S2I株式会社)

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製造業ECO改革セミナーのご案内
『できてますか、環境規制への対応!』

 

ELV指令・REACH規制・RoHs指令等、 グローバルで規制が多様化する中で、製品内の有害物質含有量を減らすことは製造業において「品質」 にかかわる重要な要素であり「社会的な責任」です。
一方で、部品調達においてはchemSHERPA、JAMA、 IMDS等、得意先によって環境報告フォーマットが異なり、 環境対応への業務負荷も高まりつつあります。

 

このような時代の中、 設計段階から環境基準を考慮した開発を設計者一人一人が行うことで企業のECO改革を実現し、 環境対応に対する業務負荷を軽減することは製造業において喫緊の課題です。

 

長年、BOM開発に携わってまいりましたエスツーアイより「ENOVIA Materials Compliance Mangement(略称:MCM)」の紹介を中心に、BOMを活用したグローバルレベルでの環境管理のあり方をご紹介 します。

 

【東京】2017年9月22日(金) 13:30 ~ 16:55(13:00受付開始)
ゲートシティ大崎 ゲートシティホール ルームC

 

詳細・お申し込みはこちら

 

[プログラム]

<はじめに>13:30 ~ 13:35
「開会のご挨拶」
エスツーアイ株式会社 ソリューション推進センター 営業1部部長 西山 正彦

 

<基調講演> 13:35 ~ 14:35「製品含有化学物質に関する規制と動向」
製品含有化学物質に関する規制と動向について、 以下の5項目についてお話いただきます。
セッションの最後にQ&Aも予定していますので、 気軽にご質問ください。
1.製品含有化学物質規制の背景
2.化学物質リスクとその対応
3.製品含有化学物質管理の歴史
4.RoHS指令/REACH規則の概要と実施すべき事項
5.会社としての環境管理の仕組み(情報管理)

[講師] 一般社団法人 産業環境管理協会 化学物質総合管理部門 矢口 等 氏

略歴:1978年4月:ソニー株式会社入社 ビデオ事業部部品技術課に配属
1983年4月:資材部門部品技術課 検定業務、品質保証体制評価業務
取引先の監査業務では150社を担当。
2001年5月:品質保証部・業務推進課統括課長 環境品質保証体制評価
基準策定(グリーン調達基準策定)、運用管理に従事、
グリーンパートナー制度の実質的なリーダーとなる。
2014年7月:ソニー退社
2014年9月:産業環境管理協会 化学物質総合管理部門 国際化学物質管理支援センター

 

<セッション1> 14:45 ~ 15:05「 3DEXPERIENCEプラットフォームのバリューのご紹介」
ダッソー・システムズ株式会社 ENOVIA営業部 セールス・マネージャー  山本 晃司

 

<セッション2> 15:05 ~ 15:45「ENOVIA MCMで実現する環境負荷物質管理」
ダッソー・システムズ株式会社 ENOVIA営業部  李 岳

 

<セッション3> 15:55 ~ 16:45「ENOVIA MCMの実装事例」
エスツーアイ株式会社 常務取締役 ソリューション推進センター長 松岡 ちゑ

 

詳細・お申し込みはこちら


【10月13日(金)名古屋で開催!】『できてますか、環境規制への対応!』セミナー(S2I株式会社)

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製造業ECO改革セミナーのご案内
『できてますか、環境規制への対応!』

 

ELV指令・REACH規制・RoHs指令等、 グローバルで規制が多様化する中で、製品内の有害物質含有量を減らすことは製造業において「品質」 にかかわる重要な要素であり「社会的な責任」です。
一方で、部品調達においてはchemSHERPA、JAMA、 IMDS等、得意先によって環境報告フォーマットが異なり、 環境対応への業務負荷も高まりつつあります。

 

このような時代の中、 設計段階から環境基準を考慮した開発を設計者一人一人が行うことで企業のECO改革を実現し、 環境対応に対する業務負荷を軽減することは製造業において喫緊の課題です。

 

長年、BOM開発に携わってまいりましたエスツーアイより「ENOVIA Materials Compliance Mangement(略称:MCM)」の紹介を中心に、BOMを活用したグローバルレベルでの環境管理のあり方をご紹介 します。

 

【名古屋】2017年10月13日(金)13:30 ~ 16:55(13時受付開始)
名古屋市中村区名駅4-7-1
ミッドランドスクエア ミッドランドホール会議室A

 

詳細・お申し込みはこちら

 

[プログラム]

<はじめに>13:30 ~ 13:35
「開会のご挨拶」
エスツーアイ株式会社 ソリューション推進センター 営業1部部長 西山 正彦

 

<基調講演> 13:35 ~ 14:35「製品含有化学物質に関する規制と動向」
製品含有化学物質に関する規制と動向について、 以下の5項目についてお話いただきます。
セッションの最後にQ&Aも予定していますので、 気軽にご質問ください。
1.製品含有化学物質規制の背景
2.化学物質リスクとその対応
3.製品含有化学物質管理の歴史
4.RoHS指令/REACH規則の概要と実施すべき事項
5.会社としての環境管理の仕組み(情報管理)

[講師] 一般社団法人 産業環境管理協会 化学物質総合管理部門 矢口 等 氏

略歴:1978年4月:ソニー株式会社入社 ビデオ事業部部品技術課に配属
1983年4月:資材部門部品技術課 検定業務、品質保証体制評価業務
取引先の監査業務では150社を担当。
2001年5月:品質保証部・業務推進課統括課長 環境品質保証体制評価
基準策定(グリーン調達基準策定)、運用管理に従事、
グリーンパートナー制度の実質的なリーダーとなる。
2014年7月:ソニー退社
2014年9月:産業環境管理協会 化学物質総合管理部門 国際化学物質管理支援センター

 

<セッション1> 14:45 ~ 15:05「 3DEXPERIENCEプラットフォームのバリューのご紹介」
ダッソー・システムズ株式会社 ENOVIA営業部 セールス・マネージャー  山本 晃司

 

<セッション2> 15:05 ~ 15:45「ENOVIA MCMで実現する環境負荷物質管理」
ダッソー・システムズ株式会社 ENOVIA営業部  李 岳

 

<セッション3> 15:55 ~ 16:45「ENOVIA MCMの実装事例」
エスツーアイ株式会社 常務取締役 ソリューション推進センター長 松岡 ちゑ

 

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【デジタル・ トランスフォーメーション】ビューローベリタス社は、統合プラットフォームを活用し、 効率化と顧客サービスの強化を目指す

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あらゆる業界がデジタル・トランス フォーメーションに直面し、海洋・オフ ショア市場の景気が低迷している昨今、 同業界でもデジタル化のメリットを享受 するための機が熟しています。業界大手 の船級認証機関ビューローベリタス社 で海洋&オフショア部門のトップを務め るPhilippe Donche-Gay氏に、同社がデ ジタル化によっていかに効率を高め、名 高い顧客対応をさらに強化しているか を伺いました。

 

COMPASS: ビューローベリタス社は一流の 船級認証機関として高い評価をうけていま すが、どういった点が特別なのでしょうか?

 

Philippe Donche-Gay(以下「PDG」): ビューローベリタス社は19世紀初頭から続 く、検査・認証分野のリーディング・カンパ ニーです。グループとしては、海洋・オフショ ア部門の枠を超えた多角的な事業展開に よって、業界のサイクル全般をサポートして います。グローバル・ネットワークを備えてい るため、世界各地で迅速に対応し、海洋業界 のニーズを超えたイノベーションやテクノロ ジーへの投資を活かすことも可能です。

 

現在、どの業界でもビッグデータの活用や管理 に取り組んでいますね。こうした取り組みは海 運業界にどのような影響を与えていますか?

PDG: データはどこにでもあります。海運業 界の中でも、ビッグデータの活用法に最も 精通しているのは、おそらくコンテナ船の 分野でしょう。大企業は船舶に機器を装備 し、そのデータを送信するためのネットワー クを整備することで、エンドツーエンドのト レーサビリティを実現しています。

 

「何よりも、私たちは 今後ますます多くの革新的な設計を 承認することになりますから、 統合プラットフォームの導入が 決め手になるでしょう」

PHILIPPE DONCHE-GAY氏ビューローベリタスで海洋&オフショア部門の トップを務める

造船業界でも、データに対するアプローチ が変化し始めています。特に、各種ツールを 共通プラットフォームに統合することで、設 計・製造面の生産性を一気通貫で向上させ ています。

 

ビューローベリタスも新世代のソリューショ ンを活用して、顧客とのコミュニケーション を効率化しています。これによって、生産性 もさらに向上するでしょう。その一環として、 造船所との間で図面データや設計情報を安 全かつスムーズにやり取りするためのウェ ブサービスを現在開発中です。

 

テクノロジーへの投資によって、競争力はど のように向上しますか?

 

PDG: :デジタル・トランスフォーメーション は全社規模の構想です。当社の海洋&オフ ショア部門もこの取り組みを試行しています が、なかでも特に重要なのが3Dモデリング に関する戦略です。この戦略は、カスタマー エクスペリエンスをサポートする最先端のソ リューションであり、自社の生産性に関する ソリューションでもあります。また、検査業務 を支援するスケジューリングツールの導入 も併せて進めています。

 

デジタル・トランスフォーメーションはたえ ず進化を続ける取り組みですし、常に最新のイノベーションを把握しておくには、技術 面で確固たる協力体制を確保しなければな りません。当社の技術協力体制は、海洋&オ フショア部門の枠をはるかに超えて効力を 発揮するものと期待しています。

 

 

海運・オフショア業界が低迷している今は、新 技術への投資が難しい時期では?

 

PDG: :海運・オフショア市場は均質ではあり ません。ドライバルク(ばら積み)のような分 野は収容力の過剰による問題を抱えていま すが、その一方でクルーズ船業界は好調で す。オフショア(海洋開発)では、原油安のせ いで新規開発が保留になっており、再開を 待つしかないでしょう。

 

短期的に見て、船級認証機関が環境分野を はじめとする新たな法規制に対応する上 で、テクノロジーは役に立ちます。市況にか かわらず、船主はバラスト水や排気ガス管理 に関する新たな規制を守らなければなりま せん。当社は新技術を導入することで、同業 界が資産のライフサイクルを通じてコンプ ライアンスを確保し、さらに燃費の良い設計 を検証できるよう、サポートしています。

 

オフショア市場の回復にはしばらく時間が かかるでしょう。とはいえ、構築中の海上プ ラットフォームの数が少なくなれば、既存のものを使い続けなければならず、資産全体 を管理する効果的なサービスを整備するた めに新たなツールを開発しなければなりま せん。こうした問題に対処するため、当社は 技術パートナーと共同で資産統合管理シス テムを新規に開発しています。

 

貴社の戦略目標を達成する上で、統合ビジネ スプラットフォームはどのように役立ちますか?

 

PDG: 技術革新は海洋・オフショア事業の切 り札です。巨大コンテナ船の登場や北極海 航路の開通をはじめとするさまざまな理由 から、新世代の船舶が求められています。こ うした船舶には高度なテクノロジーがふん だんに導入されるため、それぞれを理解し、 対応し、提案しなければなりません。

 

オフショア分野にも同じことが言えます。こ の市場が回復すれば、さらに多くの海中技 術が導入されるため、船級認証機関にとっ ては継続的なイノベーションが重要です。何 よりも、私たちは今後ますます多くの革新的 な設計を承認することになりますから、統合 プラットフォームの導入が決め手になるで しょう。需要に応えるには、生産性の高い統 合プラットフォームが必要です。あらゆる種 類の計算を一元管理すれば、やがて効率性 や柔軟性が大幅に向上します。◆

著者: Gregory Trauthwein

【効率的なデザイン】3Dを活用し始める小売業者とデザイナー

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アーリーアダプターが3Dプリントを称賛するのは、デザインの自由度を高め、コストを削減し、生産期間を短縮できるから。 こうしたメリットはいまや製造現場のみならず、小売店舗にまで及んでいます。

 

ジョギングで健康を増進しようと思 う人は、スポーツ店でランニング シューズを購入するでしょう。しか し、そのシューズが足に合わなければ、まめ ができたり、履き心地が悪かったりして、走 るのが辛くなり、二度とそのブランドを買わ なくなるかもしれません。

 

そこでアディダスは、購入者の満足度を向 上のため、3Dプリント技術を取り入れた オーダーメイドのランニングシューズ用 ミッドソールを開発し、一人ひとりの足の 形や凹凸にぴったり合わせたサポート力 やクッション性を実現しようとしています。 「Futurecraft 3D」と名付けられた同社の コンセプトは、アディティブ・マニュファク チャリング(積層造形)関連のソフトウェアや サービスを専門とするマテリアライズ社(ベ ルギー)との共同プロジェクトから生まれま した。今は試作品の段階ですが、いずれは アディダスの店舗に立ち寄り、ランニングマ シンに飛び乗って軽く走れば、足のスキャン データに合わせてミッドソールをカスタム ビルドした3Dプリントのランニングシューズ がオーダーできる、というサービスを目指し ています。

 

「3Dプリントは当初から、デザインの自由を 高めるテクノロジーとして期待されていまし た。アディダスとの共同プロジェクトで明ら かになったように、従来のような製造工程を 踏まなくても、より美しいもの、機能を最適 化したものをつくることができます。デザイ ンの自由度も最高レベル、つまりパーソナラ イゼーションの域に持っていくことが可能で す」とマテリアライズ社でウェアラブル製品 のコーポレートビジネスデベロップメント マネージャーを務めるAlireza Parandian氏 は語ります。

 

新たな可能性

3Dプリントの別名でも知られるアディティ ブ・マニュファクチャリングは、固形物を切り 出してパーツをつくる昔ながらの製造方法 とは異なり、コンピュータや3Dモデリングソ フトウェアを駆使し、プラスチックやナイロ ン、エポキシ樹脂、レジン、紙といったさまざ まな素材を一層ずつ積み上げて最終製品を 作り上げます。

 

「人々をパワーアップし、一人ひとりのニーズや独創性を 最終製品に取り入れることができれば、さらなる付加価値が生まれます。 それこそがアディティブ・マニュファクチャリングの強みなのです」

ALIREZA PARANDIAN氏
マテリアライズ社でウェアラブル製品の コーポレートビジネスデベロップメントマネージャーを務める

 

デザインと品質

アーリーアダプターは、アディティブ・マニュ ファクチャリングに製品デザインを大幅に 改良する可能性があることに気付いていま す。顧客やメーカーが必要なものを、必要な ときに、すばやく製造できるため、コストの 削減にもなります。

 

「アディティブ・マニュファクチャリングは 製造の効率化につながります。工具費や初 期費用が抑えられ、実質的に製造コストを 削減できます。アディティブ・マニュファク チャリングのテクノロジーは日々進化して いるので、ますます効率化が進むでしょう」 (René氏)

 

「顧客が当社のプリンターを 実際の製造に利用しているため、 他社もこの手法を生産に 活用できることに気付き始めました」

MAGNUS RENÉ社長兼CEOARCAM社の

 

アディティブ・マニュファクチャリングを後押 ししているのは、品質、信頼性、トレーサビリ ティという三つの強みだとParandian氏は言
効率的なデザイン 3Dを活用し始める小売業者とデザイナー
アーリーアダプターが3Dプリントを称賛するのは、デザインの自由度を高め、コストを削減し、生産期間を短縮できるから。 こうしたメリットはいまや製造現場のみならず、小売店舗にまで及んでいます。 著者: Sean Dudleyいます。これらは、医療や航空宇宙といった 規制の厳しい業界では特に重要です。企業 各社はアディティブ・マニュファクチャリング の柔軟性を活かして、各業界の規制に最初 から対応しなければなりません。

 

「当社は医療分野に特化したサージカルガ イド専用の製品ラインを備えていますが、こ れは医療業界における所定の基準を満たす 必要があります。航空宇宙業界向けにも同じ ようなモデルがあります。ウェアラブル業界 では、認証を受けたメガネ用製品ラインを 備えています。ウェアラブル業界は美観に関 する要求が厳しく、高レベルな品質や制御 性、一貫性が求められます」(Parandian氏)

 

利用者へパワーを

米国ミネソタ州に本社を置く3Dプリンター と生産システムのメーカー、ストラタシス社 でヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)地区 のトップを務めるAndy Middleton氏は「製 品を大量に生産する消費財メーカーの間で 3Dプリントが広く普及するためのカギは、ア ディティブ・マニュファクチャリングが従来の 手法より効率的かどうかという点に尽きる」 と確信しています。

 

「試作品のラボから製造現場へと進化してい る3Dプリントには、少量生産や部品の受注 生産によってワークフローを改善する上で 大きなメリットがあります」とMiddleton氏は述べています。「3Dプリントがプラス効果 をもたらし、効率化やコスト削減に役立つア ディティブ・マニュファクチャリングを採用す る企業が増えていけば、製造業そのものも 進化していくはずです」

 

小売店舗でも製造現場でも、アディティブ・ マニュファクチャリングによって、デザイナー の(そして、アディダスの例のように消費者 の)創造力を高めることができる――そんな 未来をParandian氏は信じています。

 

「人々をパワーアップし、一人ひとりのニーズ や独創性を最終製品に取り入れることがで きれば、さらなる付加価値が生まれます」と 彼は言います。「それこそがアディティブ・マ ニュファクチャリングの強みなのです」

著者: 著者: Sean Dudley

【適切なフィット感】3Dプリンティングがフットウェア業界に大変革をもたらす可能性

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靴デザイナーの多くは3Dプリンティングを用いてプロトタイプを試作し、新たなデザインを視覚化しています。しかし、製造や生産といった領域では、このテクノロジーをどう利用できるかに注目が高まっています。

 

足の写真を数枚撮ってウェブサイト にアップロードすると、数日後には 自分の寸法に合うように特別にあ つらえられた靴が届く。3Dプリンティングの テクノロジーは、そんなシナリオを現実のも のにしつつあります。

 

3 Dプリンティングのプロセスとは、コン ピュータ技術によって素材の粒子の層を少 しづつ積み上げていくことで、3Dデジタルモ デルでデザインされた通りの靴を、立体成 型するというものです。アディティブ・マニュ ファクチャリング(積層造形)としても知られ るこの方法は、刺激的なプロトタイプの作成 や新しいアイデアレベルの試作品など、デザ イン・プロセスの一環としてはフットウェア 業界で広く採用されてきましたが、生産プロ セスにはまだ用いられていません。

 

3Dプリントによる高級フットウェアブランド のShoes By Bryan社(英国)で企画担当を務 めるBryan Oknyansky氏は、3Dプリンティン グは何世紀も続くフットウェアのデザインお よび製造のプロセスを一変させると確信し ています。

 

同氏は次のように説明します。「顧客の注文 に応じ、社内で3Dプリンタを使って(商品 を)製作できるため、大量生産や在庫処分な どによる産業廃棄物をなくせます。追加コス トなしで靴の特徴を変更することも可能で す。3Dプリンティングのおかげで、お客様は 大胆で好奇心旺盛なデザイナーとなること ができました。想像できるものであれば何で も、作ることができます」

 

「3Dプリンティングのおかげで、 大胆で好奇心旺盛な デザイナーとなることができました。 想像できるものであれば何でも、 作ることができます」

BRYAN OKNYANSKY氏
SHOES BY BRYAN社

 

カスタマイズが 完全な靴を生み出す

ニューヨークを拠点とするSOLS社は、ユー ザーが自身で設計した足用装具を注文し購 入できるソフトウェア・プラットフォームとモ バイル・アプリケーションを提供する企業で す。同社のCEO兼共同創業者であるKegan Schouwenburg氏は、靴業界においてカス タマイズは長年の懸案だった、と述べてい ます。

 

Schouwenburg氏は続けて説明します。「靴 は本来カスタマイズされるべきものですが、 実際にはそうなっていません。私は靴のデ ザインこそが、デジタルプリンティングやデ ジタル製造が提供できる約束や価値といっ たものを実現するのに最もふさわしいもの であると考えていました」

 

靴業界における従来の製造方法の欠点とし て、過剰生産や欠陥品(特にサイズがあって いるかどうか)のリスクがあると、同氏は指摘 しています。3D製造はこのような課題を解 消するのと同時に、今まで達成できなかっ た高いレベルでのカスタマイズを可能にし ます。

 

3Dプリンティングと大量生産

専門店のデザイナーは3Dプリンティングに よる靴のカスタマイズに成功しているもの の、靴業界全体がアディティブ・マニュファク チャリング・モデルに移行することは、今日 のテクノロジーでは簡単な問題ではありま せん。

 

フットウェアに関するレビューと情報のオン ラインハブであるSolereview.com社の創業 者であるRahul Cee氏は次のように述べて います。「現状のアバターでは、3Dプリント 商品の商業生産への拡大には大きな課題 があります。どの方法を用いても、3Dプリン ティングのプロセスは非常に時間がかかり ます。3Dマシンのコストと関連経費は将来 的に下がる可能性をはらんでいますが、だ からといってプロセス自体が変わるわけで はありません。私見ですが、3Dプリンティン グに精通している「中間業者」あるいは靴デ ザイナーやメーカーを活用することが、オン デマンドモデルに基づく最高のアプローチ です」

 

ブランドはずっと前から、3Dプリンティング を用いてプロトタイピングとカスタマイズを 行ってきましたが、業界固有の欠陥のため に幅広い利用は引き続き制限されていると Cee氏は述べています。

 

「そうした新しい要素が どのようなものであるかを解明し、 製品のコストとユーザーに対する 最終的な価値との関係を強化する 方法を考えるケースです」

KEGAN SCHOUWENBURG氏
SOLS社のCEO兼共同創業者

 

「3Dプリンティングが従来の大量生産方式 の代替となる可能性は低いでしょう。その代 わり、フットウェアデザインのプロトタイピン グとカスタマイズにおいてさらなる進化を 遂げると見ています」と同氏は続けます。

 

Schouwenberg氏は、3Dプリンティングに は別の欠点もあると考えており、次のように 説明します。

 

「その気になれば、3 Dプリント製のミッド ソールを備えた靴も量産できますが、最終 的にその靴は高価なものになるでしょう。お そらく、そうした靴を作るのに十分な3Dプリ ンタもないと思います。これは実際に量産を 検討したこの業界の人々からじかに聞いた 声です。何かを1つ作ることは非常に簡単で すが、それに対し、何かを何百万個、それも 新しいテクノロジーを用いて生産すること は、非常に難しいのです」

 

最終的にぴったり合う

とはいえ、多くの人にとって、フットウェアの カスタマイズによるメリットはコストに勝る と、Schouwenberg氏は言います。

 

「そうした新しい要素がどのようなものであ るかを解明し、製品のコストとユーザーに対 する最終的な価値との関係を強化する方法 を考えるケースです」と同氏は続けます。

 

足に合っていない靴を履いている人にとっ て、究極の価値とは最終的に、正確にサイズ の合った一足の靴を得ることでしょう。SOLS が最近実施した調査によると、購買者の 63%は、これまでサイズが合っていない靴を 履いていたとのことでした。

 

Schouwenberg氏は次のように強調します。 「当社では、そのような状況に対処し、非常 に簡単に実行できるモバイルスキャンを目 指して、新製品の開発に取り組んでいます。 これにより、短期的にはサイズがぴったり合 うという価値を、さらに長期的には企業が中 核技術の一環として大量のカスタマイズを 容易に採用できるという価値を生むことが できます」

著者: Sean Dudley

【ダッソー・システムズ広報ブログ vol.4】平静を保ち、3次元印刷活動をせよ

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広報の佐藤です。
だいぶ前の話ですが、米国の同僚から「出張のお土産に」、とマグカップをもらったことがあります。彼がチームのために特にオーダーしたというマグカップにプリントされたコピーは、各国の広報担当に大ウケでした。それがこちら。

 

(なお人形はあしからずスルーください)

 

白地のマグに赤い字で、“KEEP CALM and ASK YOUR PR MANAGER” とプリントされています。「落ち着いて、PRマネージャーに頼れ」的な意味でしょうか。その後、不注意でマグカップを破損してしまい、さびしい思いをしていたところ、最近になって、よく似たビジュアルに社内で遭遇しました。

 

元ネタがあることを知ったのはつい最近・・・

 

ドアに一枚、ばぁぁんと貼られたポスターには、「平静を保ち、3次元印刷活動をせよ」(直訳風)との文字。なんぞこれ・・・ 指示されたとおりに平静を保ち、音をたてないようにドアを開けると…

 

ハン・ソロ船長、炭素冷凍バージョン。

 

実はこのポスターが貼られた部屋は、武者隠し3Dプリンタ・ルーム。社員はいつでも、3Dプリンタ・ルームの機材を使って、自分のデザインを3D出力できます。せっかく3DEXPERIENCEカンパニーを標榜しているんだから、社員が3Dプリンタやソフトに触れられる機会がもっとあってもいいじゃん!ということで、社内有志がプロジェクトチームを結成して導入プランを練り、空き会議室の一つを3Dプリンタ・ルームにトランスフォームさせたのでした。

 

「面白そうだけど、使い方わからないし…」という人には、プロジェクトチームのメンバーが、SOLIDWORKSの使い方やモデリングの基本、テンプレートを使ったデザインなどを教えてくれます。また、年一回開催される社員とその家族向けのイベントでは、子供向けの3Dプリンティング・ワークショップを開催。プロジェクトチームの指導のもと、2歳(パパと一緒)から小学生高学年までが、15分くらいでちゃちゃっとロボット型のチャームをデザインしました。さすがデジタルネイティブ。モニタ画面に指を当ててピンチアウトしようとする子が続出とか。

 

子供達がデザインしたチャームを、黙々と出力中。

 

今のところ、3Dプリンタ・ルームを使用できるのは、社内限りとなっています。なおフランス(ヴェリジー)米国(マサチューセッツ州ウォルサム)のオフィスには、当社のスタートアップ支援プログラムである3DEXPERIENCELabが運営するファブラボ・スペースがあり、社員のみならず、プログラムに参加するベンチャー企業なども利用できるようになっています。

 

早く日本にもラボがほしいなぁ。

 

すでにプロジェクト・チームの周囲では、IDカードフォルダやヘッドフォンスタンド、変わったところではスタッド(スポーツシューズの靴底につける滑り止め)などの自作がはじまっています。近い将来、オフィスで書類を印刷するように、文房具や備品のプリントアウトができてしまうのかもしれません。

 

ダッソー・システムズ広報
佐藤有喜子

 

<バックナンバー>

【ダッソー・システムズ広報ブログスタート vol.1】ダッソー・システムズ広報の「大崎の西の庭先で」
【ダッソー・システムズ広報ブログ vol.2】推し駅とコーヒー
【ダッソー・システムズ広報ブログ vol.3】オフィスの西北

<特集>兼松エレクトロニクス、DELL、ダッソー・システムズが考える、「3DEXPERIENCE on the Cloudが実現する新しいモノづくりのカタチ」とは ~CATIAクラウド版で設計改革! vol.1【東京・大阪セミナー開催決定!】

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兼松エレクトロニクス、DELL、ダッソー・システムズが考える、「3DEXPERIENCE on the Cloudが実現する新しいモノづくりのカタチ」とは

 

<2017年9月21日(木)開催決定>

CATIAクラウド版で設計改革! 【東京開催】

↓↓↓詳細・お申込みはこちら↓↓↓

http://www.kel.co.jp/event/E00037.html

 

<2017年9月27日(水)開催決定>

CATIAクラウド版で設計改革! 【大阪開催】

↓↓↓詳細・お申込みはこちら↓↓↓

http://www.kel.co.jp/event/E00038.html

 


(左より) DELL川口剛史さん、DELL中島章さん、
ダッソー・システムズ セバスチャン・フランソワーズ、
兼松エレクトロニクス 高橋朋樹さん

 

兼松エレクトロニクスはDELLの協賛で、『3DEXPERIENCE on the Cloud導入キャンペーン』を2017年12月末まで行っている。そこで、兼松エレクトロニクスの高橋朋樹さん(第二ソリューション営業本部 PLMソリューション部 ビジネスマネージメント課 課長)と、DELLの中島章さん(クライアント・ソリューションズ総括本部 担当技術営業部長)、川口剛史さん(クライアント・ソリューションズ総括本部 技術担当主任)に、ダッソー・システムズのセバスチャン・フランソワーズ(テクニカル・セールス・コンサルタント 3DSバリューソリューション事業部 営業技術部)を交えて、「兼松エレクトロニクス、DELL、ダッソー・システムズが考える新しいモノづくりのカタチ」をテーマに話を伺った。

 

時代が求める働き方の改革

兼松エレクトロニクスは自動車業界をはじめとして、航空、産業機械、建築その他の分野において3DEXPERIENCEを活用した、最適なサービスを多くの企業に提供している。そのなかで働き方に大きな変化を感じるという。

 

 

高橋さん:「遠隔での在宅勤務であるとか、場所を選ばずに業務をする、ということは、製造業においても行われるようになってきました。それは、通常業務を在宅でテレワークでするということだけでなく、エンジニアリングの世界でもCADを持ち歩く、といった形に変化してきています」

 

そんな変化に対し、アプリケーションとインフラによって、ソリューションを創造することが高橋さんの業務だ。そして、そこに基盤としてDELLのプラットフォームがある。

 

 

中島さん:「DELLではワークステーションでリモートの仕組みを作れますし、サーバーベースでもリモートの仕組みが作れるなど、さまざまなご提案ができる環境になってきています。テレワークでもノート型のワークステーションが登場してきて、現実的に使えるようになってきました」

 

働き方の変革が起こっている要因は東日本大震災

働き方の変革が起こってきているひとつの要因として、東日本大震災が関係しているという。

 

高橋さん:「東日本大震災でBCP(事業継続計画)が注目されるようになり、お客様は遠隔で業務を行える環境の整備を、ここ数年、とても重要視されるようになりました」

 

従来であればデスクトップパソコンを使っていたが、ノートパソコンに変え、社内では大きなモニターに接続し、外出時は持ち出すというジョブスタイルに変化しているのだ。

 

川口さん:「まさに、東日本大震災以降、ラックのワークステーションの出荷台数が増えています。リモートの仕組みはさまざまありますが、パフォーマンスがもっとも発揮できるのは一対一。一対一だとネットワーク越しに飛ばないデータしか飛んでいません。なので、データを盗まれる、ということはありません。マシンとデータはサーバールームで守られていますし、パフォーマンスも確保できています」

 

そこで求められているのがCADを始めとしたエンジニアリング業務のクラウド活用だ。

 

フランソワーズ:「企業にとってITは必要不可欠。しかし、ベンチャーだとITチームがいないこともあります。ベンチャー企業がイノベーションするためにサーバーを運用することは困難です。しかし、ダッソー・システムズのクラウド製品なら、容易に運用でき、セキュリティも担保される。スタートアップでも次世代のテクノロジーがすぐに使えます」

 

 

クラウドのメリットは、サーバーを構築し運用するコストも工数も必要としない、ということが大きい。そのため、初期投資を最大限に抑えることができる。また、クラウドなら常に最新バージョンが維持されるため、複数のバージョン管理やバージョンアップが不要になるなどサポート上のメリットに加え、エンドユーザーにとっても機能強化や新機能をいち早く利用できる。さらに、ニーズに合わせて支出レベルを抑えたり、成長とともに拡張することができるため、運用コストと設備投資を最適化できるなど、財務面でのメリットも大きい。

 

高橋さん:「特にオンプレミスの場合だと考慮しなければならないサイジングの問題がクラウドでは解消されます。例えば通常ピーク時に合わせてマシンのスペックを選ぶことになりますが、実際にピーク時以外は、ほとんと使われず資産が無駄になることがあります。一方、クラウドの場合だとその都度合わせてスペック、マシンの規模を選択することができるため、必要な時に必要な分だけ利用するということが可能になります」

 

次回へ続く。

 

<特集>兼松エレクトロニクス、DELL、ダッソー・システムズが考える、「3DEXPERIENCE on the Cloudが実現する新しいモノづくりのカタチ」とは ~CATIAクラウド版で設計改革! vol.2【東京・大阪セミナー開催決定!】

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兼松エレクトロニクス、DELL、ダッソー・システムズが考える、「3DEXPERIENCE on the Cloudが実現する新しいモノづくりのカタチ」とは

 

<2017年9月21日(木)開催決定>

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(左より) DELL川口剛史さん、DELL中島章さん、
ダッソー・システムズ セバスチャン・フランソワーズ、
兼松エレクトロニクス 高橋朋樹さん

 

第1回目はこちら↓↓

<特集>兼松エレクトロニクス、DELL、ダッソー・システムズが考える、「3DEXPERIENCE on the Cloudが実現する新しいモノづくりのカタチ」とは ~CATIAクラウド版で設計改革! vol.1

 

3DEXPERIENCEで起こすイノベーション

大企業からベンチャーまで、3DEXPERIENCEをクラウドで活用するメリットは大きい。

 

フランソワーズ:「アメリカのJOBYや、ヨーロッパのElixirなど、次世代の小さな飛行機を作る会社も出てきました」

 

次世代の飛行機とは、小さなパーソナルな飛行機だ。従来であれば大手の航空会社でしか実現できなかったことが、ベンチャーでもチャレンジできるようになった。

 

フランソワーズ:「Elixirは20人くらいで始まった小さなベンチャーです。クラウドならどこでも仕事ができるし、大きな投資は必要としません。すぐに始められます。このようなスタートアップで活用されることが多くなりました。彼らは大きな会社ともコンピート(競争)できるようになりました」

 

高橋さん:「3DEXPERIENCEをクラウドで活用することで、ボーイングやロッキードに勝てる時代がくるかもしれませんね」

 

フランソワーズ:「飛行機だけでなく、自動車の分野もそうです。自動車もパーソナルになる時代なので、日本でも小さな自動車を作るベンチャーは増えて行くと思います」

 

高橋さん:「そういう、アイディアを持ったベンチャーと我々も巡り合いたいものです。ぜひ、一緒に夢を実現させたいものです(笑)」

 

ベンチャーたちが作る未来

3DEXPERIENCEをクラウドで活用するベンチャーは今後、さらに増えてくるだろう。

 

フランソワーズ:「クラウドによってネットワークにつながることで状況は変わって行くでしょうね」

 

中島さん:「いろんな業種で次世代の可能性が誕生してくると思います。先日、自動車の展示会を視察したのですが、その時に感じたのは『自動車が電気製品になってきている』ということでした。大手の自動車メーカだけでなく、新規のベンチャーが自動車産業に参入しやすくなっていると感じました。車でもそうなのですから、他のインダストリーならもっとそうなって行くのではないでしょうか。チャンスはたくさん生まれてくると思います」

 

高橋さん:「AIやIoTなど、さまざまなものが結びついて、時代は変わって行くでしょうね。どう変わって行くかはまったく予想できません。しかし、どう変わって行くのかがわからないところが面白いのだと思います。わかる方がつまらない。読めないから、それを必要とする人が、必要なものを生み出すのではないでしょうか。いろんなアイディアが組み合わさって結果的に形になって行く。そして、気がついたらそれを普通に使っている、という時代になると思います」

 

 

川口さん:「確かに、新しいものが生まれてくるベースには基礎技術があり、それは見ることはできてもそこから先の予想は困難ですね」

 

3DEXPERIENCE×クラウド導入キャンペーン

3DEXPERIENCEをクラウドで活用できるチャンスが、兼松エレクトロニクスとDELLの協賛で行われている『3DEXPERIENCE×クラウド導入キャンペーン』だ。

 

高橋:「スタートアップキャンペーンとして、低価格での有償トライアルとその期間での電話サポート、そして、3DEXPERIENCEをすぐに始められるように、ハンズオントレーニングと、セルフトレーニング中のオンラインマニュアルを提供します。我々は、ダッソー・システムズさんの製品は30年のキャリアがあります。その実績をベースに、効果的な価値のあるサポートを提供することが、今回のキャンペーンの内容です。

 

トレーニングはベーシックなものを想定していますが、お客様によって課題は違うと思うので、そこに対するフォローアップは随時させていただきます」

 

中島さん:「今回、キャンペーンのなかにハードウェアのプラットフォームとして我々のワークステーションを加えてもらっています。省スペースがいいとか、ローコストだけどもう少しコンフィレーションを上げたい、持ち出して外でのテレワークに対応できるようなモバイル型とか、さまざまな視点でチョイス頂いています。我々はいろいろなラインナップを持っているので、さまざまな要望にお応えできると思います」

 

<2017年9月21日(木)開催決定>

CATIAクラウド版で設計改革! 【東京開催】

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<バッグナンバー>

<特集>兼松エレクトロニクス、DELL、ダッソー・システムズが考える、「3DEXPERIENCE on the Cloudが実現する新しいモノづくりのカタチ」とは ~CATIAクラウド版で設計改革! vol.1【東京・大阪セミナー開催決定!】


【プレスリリース】アメリカの大学8校が、3DEXPERIENCE プラットフォームを採用

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  • 900 ユーザーの契約をCoEの 8 つの教育機関で共有

  • 3DEXPERIENCE プラットフォーム・オン・ザ・クラウドにより、航空宇宙および先端製造分野の次世代の技術者を育成

  • 米国ワシントン州の今後に向けて、人材を育成、確保

 

ダッソー・システムズ  は、米国ワシントン州のセンター・オブ・エクセレンス (CoE、産学協同の中核研究拠点) であるCenter of Excellence for Aerospace & Advanced Manufacturingが、未来を担う人材の育成と強化に向けて、 3DEXPERIENCE プラットフォームを採用したことを発表しました。このセンター・オブ・エクセレンスには、ワシントン州立大学、ベリングハム・テクニカル・カレッジ、クローバー・パーク・テクニカル・カレッジ、エバレット・コミュニティ・カレッジ、レイク・ワシントン工科大学、ノース・シアトル・カレッジ、オリンピック・カレッジ、レントン・テクニカル・カレッジの 8 つの高等教育機関が加盟しています。

 

Center of Excellence for Aerospace & Advanced Manufacturing はこのたび、クラウドベースのユーザー 900 人の利用契約を結びました。これによって、CoEに加盟する 8 校の学生は、設計、エンジニアリング、製造を実践的に経験しながら、就労に向けたトレーニングを積みエクスペリエンス・エコノミーの到来に備えることができます。

 

3DEXPERIENCE プラットフォームはウェブベースの直感的なユーザー・インターフェースを備え、ユーザーはコラボレーション環境を簡単に作成できます。学生側の利点としては、キャンパス内で着手した多領域をまたぐプロジェクトについて、自宅でも作業を続けたり、オンライン・コミュニティや画面共有セッションを使って他のユーザーと課題を議論したりすることがあげられます。さらにユーザーが常に最新版の作業データを利用できることも利点としてあげられます。教える側の利点としては、好きなときに遠隔でプロジェクトの進捗状況を監督し、学生のアイデアがどのように広がっているかを確認したり、必要な助言を行ったりできるほか、プラットフォームを使って成績を評価できることなどがあげられます。3DEXPERIENCE プラットフォームは、教員、学生、産業界のアドバイザーといったユーザーの間での活発なコラボレーションを、手軽に、かつスムーズに促進します。

 

Center of Excellence for Aerospace & Advanced Manufacturing の事務局長である Mary Kaye Bredeson 氏は、次のように述べています。「ワシントン州の企業では、システムズ・エンジニアリング、組み込みエレクトロニクス、メカトロニクス、新材料科学といった、いわゆる『ニューエコノミー』の重要性が高まっています。それに伴い、地域の単科大学や総合大学でも、未来の人材を育成するためのトレーニングが重視されるようになっています。高いスキルを要する高給職をワシントン州に引き留めるには、未来の人材に必要とされるものを満たせるよう、教育を変革しなければなりません。今回のダッソー・システムズとのパートナーシップと 3DEXPERIENCE プラットフォームの採用は、まさにそれを叶えてくれるでしょう」

 

ダッソー・システムズのグローバル・フィールド・オペレーション (南北アメリカ) 担当シニア・エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるブルーノ・ラチャーグは次のように述べています。「今後の教育機関の成功のカギは、エクスペリエンスを軸とした最先端の技術と戦略の活用によって、実践的かつ協調的で多領域をまたぐプロジェクトに学生を従事させ、大手企業が新入社員に求める独自のデジタルスキルを習得させることです。現在、北米を含む世界中のエンジニアリング市場が人材不足に陥っています。3DEXPERIENCE プラットフォームを採用し、必要な指導や支援を行うことで、ダッソー・システムズと Center of Excellence for Aerospace & Advanced Manufacturing が共に、こうした状況を好転させられればと願っています」

 

詳しくはこちら:
ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォーム、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューション
http://www.3ds.com/ja

 

ダッソー・システムズとつながるソーシャル・アカウント
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(以上)

 

ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3DEXPERIENCEカンパニーとして、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約22万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

 

3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

 

報道関係者お問合せ先
ダッソー・システムズ株式会社
広報:佐藤有喜子
E-mail: yukiko.sato@3ds.com
TEL:03-4321-3841または03-4321-3506 (マーケティング代表)

 

ダッソー・システムズ株式会社広報代理
ホフマンジャパン株式会社
担当:太田 / 上田 / 高濱
E-mail: 3DS_PR_JP@hoffman.com
TEL:03-5159-5750
FAX:03-5159-2166

【企業成長期における困難】システムや人員配置からファイナンスまで、ハイテク新興企業ではありとあらゆることを習得しなければならない

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新興企業の設立は、どの業界でも簡単ではありませんが、急速に変貌を遂げるハイテク業界では、持久力と柔軟性の両面で特別な取り組みが必要になります。本誌COMPASSは、そのような企業に共通の課題と戦略を見出すために、実際の経験から学んだことや今後やり方をどう変えることができるかについてハイテク新興企業4社の創業者からお話を伺いました。

 

成長中のハイテク新興企業では、刺激的でやりがいが感じられる一方、ストレスのたまることや困難もあります。急成長している小規模企業は、機動性が高く熱意に溢れていますが、資本不足やスタッフ不足のほか、組織の成長が急速すぎてインフラの対応が間に合わないなど、制約も受けています。

 

成功した新興企業ならではの極めてユニークな特性を維持しながら、そこからの進化を図ることが課題です。こうした微妙なバランスをとる行動にどのように取り組んでいるかを理解するために、Forbes誌の寄稿者でInc.誌の元エディターであるBoBurlingham氏、米国を拠点とする業界・ITコンサルティング会社VDCResearchのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるChrisRommel氏、および新興企業から名声が確立した企業へと困難な移行を進めているハイテク企業4社の創業者に連絡を取りました。◦BenStagg氏、HaloSmartLab(s米国ノースカロライナ州)のCEO兼共同創業者。同社は、竜巻の早期警報システムにネットワーク接続可能な煙探知器を開発。

 

JackKutner氏、Bigbelly(米国マサチューセッツ州)のCEO。同社は、コンテナの廃棄物除去が必要になると市職員に通知がいく、ネットワークへ接続されたソーラーパワー廃棄物コンテナを製造。
◦SyedAhmed氏、Savorte(英国)のCEO兼創業者。同社は、動画広告を再生しながら、同時に利用者の動きをモニターして洗面所の保守サービスが必要な場合にスタッフに警告を出すスマート・ハンドドライヤーを製造。
◦AlanWeinberg氏、Myomo(米国マサチューセッツ州)のマーケティング担当ディレクター。同社は、筋電装具および各種サービスによって上肢まひの克服を支援。

 

成功は計画から始まる

あらゆる新興企業の出発点は熱意と刺激的なアイデアですが、安定した基盤を生み出すのに不可欠な3番目の柱である「健全な事業計画」を忘れている人が多いです。

 

Savortexに初期の成功をもたらした「秘訣」について聞かれると、Ahmed氏は次のように答えます。「当社では、計画策定に数年を費やしました。会社を立ち上げる前に、少なくとも2年かけて当該セクターを調査して困難な点を把握し、その上で市場動向の検討に着手したのです」

 

 

計画があっても、計画通りに進めることは容易ではないと、Weinberg氏は説明します。「現実問題として、特に製品開発やエンジニアリング段階の計画では、ある程度までしか予測できません。すぐ簡単に別のことに気を取られてしまいます。新しいアイデアを調べてみる価値がないと言うわけではありませんが、タイミングが問題です。戦略計画の見直しを継続的に行ってください」。

 

頻繁に見直しを行うことのメリットは、資金調達の新たな機会が出現した時点で計画は既に最新であることだと、同氏は述べています。

 

「進化する企業ニーズに ツールやプロセスを適応させて 支援する必要がありますが、 実用的なものにするには、 ある程度の規模が必要です」

CHRIS ROMMEL氏
エグゼクティブ・バイス・プレジデント、VDC RESEARCH

 

何をすべきかだけでなく、成功がどのようなものになるかについても具体的に思い描くことが重要であると、Burlingham氏は指摘します。

 

「多くの起業家には、最終的にどこに到達したいかという具体的な計画がありません。物事を行っているうちに全く意図も計画もしていない結果となったり、理解できない物事が起きたりするのです」

 

適切なシステムがコラボレーションを支援

全員が同じビジョンを共有して1つの部屋で仕事をしていれば、コラボレーションは容易です。しかしながら、会社が成長するのに従い、企業の舵取りを行う人と日常業務を行う人との間には自然と距離が生じてきます。

 

各従業員が創業者に直接会えないくらいの規模の組織になると、企業は、個々の知識に基づいた場当たり的なプロセスから組織的なプロセスへと移行する必要に直面します。初期段階でよく使われる実用的ながら低コストのツールでは、こうした移行に必要な拡張性が担保事できない、ということがよくあります。

 

「進化する企業ニーズにツールやプロセスを適応させて支援する必要がありますが、実用的なものにするには、ある程度の規模が必要です」と、VDCのRommel氏はアドバイスします。

 

Kutner氏によると、Bigbellyでは、導入が進むようになった転換点は組織の「声」でした。たとえば、セールスチームが発注しにくいと不満を言うことや、カスタマーサポートが顧客満足度の管理が難しいと感じたことです。

 

成長を管理しているときに、「適切な時期がくれば適切なことが起きるだろうという直感や信念だけに頼ることはできません。企業は、個々の事例や定性的なものから定量的なものに基づく意思決定に移行する必要がありました」と、Kutner氏は述べています。

 

環境とともに変化する

とはいえ、古くなったプロセスを自動化することが答えではありません。

 

「現状の処理手順を自動化するだけでは無意味です。抜本的にプロセスを改革した上で、自動化しなければなりません」と、Kutner氏は続けます。
企業の優先事項が変化していくのに合わせることが難しいシステムは、全くツールを使用していないのと同じくらい問題があります、とStagg氏は説明します。「高度な知識と起業家精神との間の適切なバランスを見つけなければなりません。企業の経営状態を確実にモニターしながら、同時に現状を打破していくことが重要です」

 

「成長とは面白いものです。時には困難なことや面倒なこともありますが、要はバランスです」と、Stagg氏は述べています。

 

著者: Allan Behrens

バーチャルコンストラクションによる建設プロセスの改善

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ダッソー・システムズのEPCコンサルタント Dong Liming によるゲストでの投稿

Dong Liming, EPC Consultant, Dassault Systèmes

中国においてここ数年、ダッソー・システムズの施工のエクスペリエンスをリードするオプチマイズド・プランニングが先進的な建設会社で採用されました。デジタル技術が建設と不動産の所有双方に関してこれらの企業の成功を支えました。

我々はデジタルコンストラクションの様々な議論の前提としてダッソー・システムズの3Dエクスぺリエンス上のデルミアデジタルマニファクチャリングの技術を理解することをお勧めしましています。

3Dエクスぺリンスプラットフォームにより、製品、プロセス、リソース情報を迅速に分析、計画、再構成し、バーチャルリアリティ、ネットワークコンピューティング、ラピッドプロトタイピング、データベース、マルチメディアなどの新技術を統合することができます。 製品とプロセスのシミュレーション、プロトタイプの製造、完全な建設と製造プロセスの迅速な実行が可能になります。 そして今、私たちは長年の経験と製造業の成功を建築・建設業界にもたらしています。

 

 

建設業界では、建設プロセスに事後や現場対応による曖昧さを残していました。 ほとんどのプロジェクトは、建設活動が既に行われている間にプロセスの検証を行うため、必然的に幅広い様々な問題につながります。 小さな間違いでさえ、建設の遅れ、無駄、予算超過、または安全上の事故を引き起こす可能性があります。 ブーズ・アレン・ハミルトンの統計によると、建設プロジェクトの35%が予算と建設期限を10%超過しています。


 

香港の Zhuhai-Macau ブリッジのようなプロジェクトでは、建設が始まる前に、何回も様々な方法でプロセスの検証を実施しています。 Chinahighway.comによると、ブリッジプロジェクトのチーフエンジニアRuan Jiashunは次のように述べています。「3番目のタワーだけでは、10ヶ月間、8回の大規模専門委員会の評価、3回の仮想建設での検証、そして4回にわたる施工現場での検証を行いました。 最後に、今日、7時間以上の60ステップにわたる工程を完了した後、最終的なブリッジタワーの施工を完了し、歴史に残る事業を完了しました。

この方法は仮想環境で実際に作業が始まる前に建設工程の徹底的な分析を保証しますが、物理的な模型や実際のコンポーネントによる検証の場合、非常にコストと時間がかかります。誰もがミスを起こす可能性があり、複雑な建設プロジェクトではエラーはほぼ避けられません。 我々は、非現実的に完璧な建設計画とその準備を夢見ているのではなく、エラーのコストを最小限に抑えるための戦略を追求しています。

今日、エラーの修復はマウスのクリックと同じくらい簡単です。 ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンスプラットフォーム上のオプティマイズド・プランニングは、建築生産技術者がアイデアをテストするための仮想環境を提供します。 BIMベースの仮想環境は、現実の世界と同様に人々、設備、材料を統合し、建築生産技術者が不確実性を発見し、リスクを排除し、建設工程を検証し、設備や予備施設を評価し、選択する手法が スムーズな建設工程を実現するかを見定めます。オプティマイズド・プランニング2つの重要な要素が、は計画とシミュレーションです。
 

デジタルコンストラクションプランニング

建設計画を立てるとき、最初のステップは各作業パッケージごとの作業負荷を測定することです。 BIM技術を使用して、エンジニアは設計者のBIMモデルに基づいて建設モデルを再構成します。次のステップでは、建設スケジュールを定義します。 建設スケジュールは建設モデルよりも詳細でなければならず、明確な手順と各作業間との関係性を含める必要があります。

次に、建設モデルを作業にリンクする必要があります。 最終的に、時間軸の要求に基づいて建設の資源を各作業に割り当て、建設モデルに基づいて資源の種類と量を割り出す必要があります。この作業は難しいと思われるかもしれませんが、オプティマイズド・プランニングは、ロジックとルールが明確に定義されてた条件を提供し、自動化プロセスを助けます。
 

 

建設モデル、スケジュール、リソース間の関係性がすべて定義されると、エンジニアはさまざまな分析を行い、主要な質問に対する回答を探ることができます。リソースのボトルネックはありますか? リソースがオーバーブッキングされていますか? 建設スケジュールは十分にコンパクトですか? さらなる最適化の余地はありますか?


 

シミュレーション

シミュレーションはいくつかの目標を達成します。まず、エンジニアは施工方法の実現可能性を確認することができます。「プロジェクトに認識可能なリスクや疑問が残っているか?」「施工が始まる前に不確実性を解決できない場合があるのか?」などの疑問をチェックできます。第2に、シミュレーションにより、エンジニアはより良いソリューションを探索できます。いずれの建設プロジェクトにおいても、可能なアプローチがいくつかあり、「どのように我々はそれぞれの賛否両論を比較したらいいのか?」「いくつかのアプローチは大胆かつ革新的であるかもしれないが、あまりにもリスクが高くに見える。」「別の案の場合、アプローチは効率的に見えるが、その利点は実際には定量化することが不可能かもしれない。」などの疑問を検証できます。 最後に、シミュレーションにより労働者の作業や設備の有効性の調査が可能になります。「作業員は時間内に割り当てられた作業を完了することができまるのか?」「過度の作業負荷が原因で効率が低下したり、労働者の負傷につながることがあるのか?」「機器とツールは作業に合致しているのか?」これらの要素はすべて、プロジェクトの円滑な実施に影響します。オプティマイズド・コンストラクションがこれらの3つの目標を達成する方法を詳しく見てみましょう。
 

実効性の検証

実行可能性分析では、主に仮想施工技術を使用します。 まず、施工方法に応じて、ユーザは、各種部材の動作軌跡や建設機械の位置などの情報を入力します。 ソフトウェアは、施工方法の実行可能性を検証し、建設機械の各操作が作業に合致しているかを確認します。 設置の際に建材間で衝突があるかどうかを調べます。 このソフトウェアは、リアルタイムで重要な建材間の隔たりをリアルにモニターすることもできます。

 


 

違うアプローチとの比較

建設プロジェクトでさまざまなアプローチを比較する場合、重要な要素はコストと時間です。 オプティマイズド・コンストラクションでは、各アプローチを分析して実現可能性を確認し、タイムラインを決定し、施工に必要な機器の評価をします。 このソフトウェアはこれらの情報から相乗効果があり、コストと時間のバランスがとれる最も適切なアプローチを見つけます。
 

 

人間工学解析

作業者は、担当する建設作業を完了するために機械を必要とすることがありますが、作業者の人間工学的なニーズによっては快適性、効率性、安全性の面でより適した機械があるかもしれません。設計の際に、エンジニアは人間の限界を考慮し、人間の操作可能な範囲を考慮した設計に努めなければなりません。 また、設計者は、機械を操作する作業者の安全を保証する必要があります。 オプティマイズド・プランニングでは、作業者、それらが対話する対象物、および環境全体をとらえたアプローチのための迅速かつ正確なシミュレーションが実行できます。 これにより、労働者の作業の実行可能性の検証、リスクの低減、そして作業効率を向上することが可能です。

 

 

デジタルコンストラクションについて学ぶとき、人々はしばしば「建設シミュレーションをアニメーションと同じではないのか? なぜレンダリングがアニメーションほど良く見えないのであれば、そこに多額の投資をするべきなのか?」と質問します。オプティマイズド・コンストラクションはマーケティングやアニメーションのためにソフトウェアではありません。 むしろ、エンジニリングのための解析およびシミュレーションツールです。 これは、建設条件、建設機械や機材の動き、および潜在的な干渉を分析および評価するためのさまざまなパラメータを考慮するように設計されています。 アニメーションソフトウェアはそれを行うことはできません。

バーチャルコンストラクションシミュレーションは、建設現場のエラーを避けることによって建設企業が真の価値を生み出すのに役立ちます。 ソフトウェアが生成するプロセスアニメーションは、主要な目的ではなく、副産物です。 製造業におけるPLM技術の発展を見てみると、3D CADソフトウェアの開発から20年後から30年後には、デジタルマニファクチャリングの普及が大きく進んでいることがわかります。 ソフトウェアはそれがより深く使用された後に、ユーザーはその価値を体感し、そしてさらなる普及へと進んでいきます。

BIMソフトウェアの使用が深まるにつれて、デジタルコンストラクションのソフトウェアの採用が拡大します。 既に、先駆的な企業グループは、競合他社に勝る優位性を得るためにデジタルコンストラクションのソフトウェアを使用しています。 近い将来、デジタルコンストラクションソリューションは、価値を高め、優れた仕事を保証するために、これまで以上に多くの建設プロジェクトに使用されていくことでしょう。

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SEFGの土木プロジェクトにおける情報をベースとしたアプローチ


【3Dプリンティングのハードルを乗り越える】ビジネスの課題が、航空宇宙企業におけるテクノロジーの進歩を後押し

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アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)は、一層ずつ積み上げて立体を組み立てる技術ですが、少量管理、複雑な設計の作成、頑強ながらも軽量の構造物の組み立てが可能である点から、航空宇宙産業の性質に合っています。とはいえ、広く導入されるようになるには、利用を制限する課題を克服しなければなりません。

 

アディティブ・マニュファクチャリングまたは3Dプリンティングは、プロトタイピングのはるか先を進んできました。今日、航空宇宙関連メーカーの大半が、この技術を活用して既存コンポーネントの機能性を高め、商用民間機向け非構造部品の組み立てを行っています。

 

アディティブ・マニュファクチャリングの熱狂的な支持者は、機体、翼、組み込みセンサーや他の電子機器などの複雑な形状をしたエンジンの重要部品を、このような革命的なプロセスを用いて「プリント」するようになる日を思い描いています。しかし、米国エネルギー省のオークリッジ国立研究所(ORNL)によると、そうした破壊的な未来像を実現するには、アディティブ・マニュファクチャリングが直面するハードルを乗り越えなければなりません。ORNLでは、さまざまな業界の何百社もの企業と連携し、アディティブ・マニュファクチャリングの最新技術の促進を図っています。

 

「アディティブ・マニュファクチャリングはラピッド・プロトタイピングや特殊な医療機器などへの適用で数多くの部品をプリントした実績があり、かなり成熟している技術と言えますが、大多数の分野での適用についてはまだ初期段階です」と、ORNLで製造実証施設のディレクターを務めるBillPeter氏は述べています。

 

品質の保証

ORNLでは毎年、約700の組織を代表する5,000名超の訪問客を受け入れていますが、訪問はとりわけアディティブ・マニュファクチャリングについて意見交換したいと考えています。Peter氏によると、最終製品に不可欠である部品の性能と安全性などについて、従来のプロセスによるものと同様の品質レベルをアディティブ・マニュファクチャリングで製造した部品でも達成できるかが最大のハードルであることが、訪問客との意見交換から明らかになりました。

 

「最大の懸念は、アディティブ・マニュファクチャリングによって作成したコンポーネントの品質を保証する手法がないことです」

 

「ラピッド・プロトタイピングや特殊な医療機器などへの適用では数多くの部品をプリントした実績があり、アディティブ・マニュファクチャリングはかなり成熟している技術といえますが、大多数の分野での適用についてはまだ初期段階です」

BILLPETER氏
ディレクター、オークリッジ国立研究所(米エネルギー省の製造実証施設

 

処理パラメーターの若干の修正のほか、粉末のチタンやニッケルなどの堆積物による微細構造が最終製品の機能を大きく変えることになると、Peter氏は続けます。

 

さらに、「データ解析・視覚化システムのフレームワークを使用して、航空宇宙産業関連メーカーが求める品質レベルで複雑な部品を繰り返し製造する方法を時間をかけて示していくことになりますが、完全なソリューションに到達するにはまだ数年かかるでしょう」

 

スピードの必要性

別のハードルは、1つの部品のプリントに使われる材料の堆積速度です。

 

アディティブ・マニュファクチャリングのプロセスは、CADによる3次元部品設計から始まり、次にそのファイルが積層マシンのコンピュータにダウンロードされ、電子的に非常に薄い層にスライスされます。マシンでは、金属の層であってもビルドプレート上に薄く広げることが可能です。コンピュータ制御されたレーザーやその他のエネルギー源は、オリジナルの3D設計のスライスデータに対応するパスの後に、金属の薄い層を焼結または融解させます。積層プロセスは部品がレンダリングされるまで繰り返されますが、このプロセスでは従来の製造技術よりも時間がかかる場合があります。

 

メーカーは常に生産サイクル時間を短縮する方法を探し求めているため、その点が問題となります。「堆積速度の向上を図ることが、航空宇宙産業やその他でも、アディティブ・マニュファクチャリングによるコンポーネントの適用に対する実現可能性を高めることになります」と、Peter氏は指摘します。

 

しかし、わずかこの数年での進歩を踏まえれば、研究者は希望を見出すことができるでしょう。たとえば、ORNLは米国を拠点とする受注生産機械メーカーであるCincinnatiIncorporatedと共同で非常に革新的なアディティブ・マニュファクチャリング・システムを開発しました。このシステムでは、今日のマシンより最大10倍大きい強化ポリマーのコンポーネントを、最大1,000倍速くプリントできます。つまり、過去に市販されていたマシンでは1時間当たり16~65立方センチであったのに比べて、1時間当たり16,000~65,000立方センチの堆積速度でのプリントが可能となります。このポリマーによる作業から得た知識を適用し、チームは現在、粉末金属を用いて同様の堆積速度の改善を達成することに注力しています、とPeter氏は説明します。

 

見覚えのある行程

KevinMichaels氏はICFInternationalの航空宇宙・MRO(保守、修理、点検)コンサルティング事業のバイス・プレジデントで、航空宇宙製造分野での世界的な権威です。アディティブ・マニュファクチャリングが進化を続ける中で、業界は他の変革技術、とりわけ複合材(コンポジット)の経験から教訓を学び取らなければならない、とMichaels氏は強調します。

 

1970年代、複合材はその強度と耐食性から広くもてはやされたものの、完全に受け入れられるには数十年かかりました。現状行われているような機体全体が複合材で構成される日が来ることを、予見した人はほとんどいませんでした。

 

「アディティブ・マニュファクチャリングも、10年後に振り返れば複合材の時と同様に論理的な帰結に見えるかもしれませんが、今日の時点でそれを予測することは困難です」と、Michaels氏は述べます。

 

 

複合材とアディティブ・マニュファクチャリング双方の開発を比較することは有益であると、ParagonEuropeanPartner(sロンドン、独立系プライベートエクイティ・ファンド)のマネージング・ディレクター兼戦略経営コンサルティング会社Candesicの航空宇宙産業プラクティスリーダーであるAntoineGelain氏は次のように説明します。

 

「類似性が教えてくれることは、テクノロジーの適用性と市場性には大きなギャップがあるということです。このギャップを埋めるには数年はかかると思います」

 

複合材もアディティブ・マニュファクチャリングと同様、メーカーの信頼を獲得しなければなりませんでした。Gelain氏は続けます。「複合材を使った航空機の構造が早い段階から確立されていたのに対し、(複合材を使用した機体の)認定と製造プロセスの確立に関しては長い時間を要しました。これまでの常識を塗り替えるような素材であったため、複合材を用いた製造で実行可能なビジネスモデルに切り替えて製造するよう、顧客を説得する必要があったからです。しかし、アディティブ・マニュファクチャリングはそれよりも速く進む可能性が高いでしょう。というのも、デジタル時代には、変革技術はより容易に適応することができるからです」

 

In the end, he said, business challenges will drive advancements in AM.

 

ビジネスの課題があるからこそ最終的に、アディティブ・マニュファクチャリングの進歩は促進されるだろう、と同氏は指摘します。「イノベーションのペースは全体としてはるかに速くなっています。主な理由として、名だたる企業は迅速に移行しない場合の危険性を認識しており、今までよりも積極的にリスクを取って躍進的なテクノロジーに多額の投資をしようと考えているからです」

 

著者: Tony Velocci

ダッソー・システムズ、第13回全日本学生室内飛行ロボットコンテストに協賛

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ダッソー・システムズは、2017年9月2日 (土) から3日 (日) まで大森スポーツセンター (東京都大田区) で開催される「第 13 回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」に協賛します。

 

全日本学生室内飛行ロボットコンテスト (通称:飛行ロボコン) は、日本の将来の航空産業を担う人材育成に貢献するために設けられたコンテストです。全国の大学・高専・高校・専門学校のチームがそれぞれ独自の機体を設計・制作し、大会当日には規定ミッションの遂行やタイムを競います。コンテストは4部門 (一般、自動操縦、マルチコプター、ユニークデザイン) に分かれ、50チームが参加予定です。2日 (土) は予選とポスターセッション、3日 (日) は決勝が行われます。詳細はコンテストのウェブサイトをご参照ください。

 

ダッソー・システムズは希望する参加チームに対し、3DEXPERIENCEプラットフォーム (クラウド版) の大学・教育機関向け期間限定ライセンス*を無償で提供しています。またプログレス・テクノロジーズ (東京都江東区) と共同で、学生に対するCAD操作方法の指導を行っています。3DEXPERIENCEプラットフォームを活用して優秀な機体を製作したチームには、ダッソー・システムズから企業賞として、3DEXPERIENCE賞が授与されます。

 

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームは、クラウド環境下での3Dモデルの共有やディスカッションができるため、参加者のコラボレーション (協業) がよりリアルタイムで緊密なものになります。当社は飛行ロボコンへの協賛を通じ、学生の皆様のコラボレーションの促進とイノベーションの実現をサポートします。

 

<コンテスト概要>

日程:9月2日 (土) ~3日 (日)

会場:大森スポーツセンター  (東京都大田区大森本町二丁目2番5号)
*昨年の会場とは異なりますので、ご注意ください

主催:一般社団法人 日本航空宇宙学会

共催:東京都大田区、JAXA (宇宙航空研究開発機構)
特定非営利活動法人 大田ビジネス創造協議会 (OBK)

URL http://indoor-flight.com/

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