Quantcast
Channel: ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ
Viewing all 1439 articles
Browse latest View live

【お客様活用事例】ブルー・ホームズ社

$
0
0

 

ブルー・ホームズ社は、柔軟に構成を変更でき、環境に優しく、低コストな斬新なプレハブ住宅と、住宅購入希望者がそれぞれの好みに合った設計案を可視化できる強力なマーケティング・ツールを組み合わせた新しい手法で、プレハブ住宅建設に新たな革新を起こそうとしている会社です。

 

課題

ブルー・ホームズ社は、上質で環境に優しく、 住宅購入希望者の個別の要望を満たす柔軟性のあるプレハブ住宅を建てると いう目標を立てました。そして、その目標をサポートする3D設計・可視化ツールを必要としていました。

 

ソリューション

CATIAと3DVIAを通じて提供する3D設計や可視化用ソリューションを導入することで、 住宅設計工法だけではなく、住宅の販売方法についても、根本的に見直しました。

 

メリット

ブルー・ホームズ社は、住宅の設計モデルの折り曲げた状態を確認するのに 必要な複雑なキネマティックス検証(運動学的検証)の機能を備えたCATIAを通じて、 同社が求めていた高精度の設計が実現できるようになりました。
また、同社の設計プロセスで予期せぬ問題が発生しないよう、3DVIAのプロセスの可視化、 インタラクティブな連携、パーソナライズできる機能も活用しました。

 

>> お客様活用事例PDF <<

投稿 【お客様活用事例】ブルー・ホームズ社ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。


【お客様活用事例】Solvina社

$
0
0

 

Solvina社は、スウェーデンの技術コンサルティング会社であり、エネルギーシステム設計、システムインテグレーション、エネルギー/プロセス業界における制御工学のリーディングサプライヤーです。
Solvina社は、3つの事業部(プロセス工学、電子工学、安全・品質)を持ち、主に化学物質、パルプ・製紙、電力、エネルギー、及び原子力産業などの顧客を持っています。
社内の38人もの高度な有資格技術者が、これらのお客様に対し、高性能で稼働率の高い発電所を実現するのに必要な、ノウハウと手法を提供しています。

 

課題

Solvina社は、お客様の課題解決のため、最小のエネルギー消費で最大の出力結果を実現できる様な、発電所の効率的な制御方法を開発する必要がありました。

 

ソリューション

Solvina社は、プラントの生産性とエネルギー効率を最適化するため、制御システムのモデリングとシミュレーションに、ダッソー・システムズのDymolaを使用しました。

 

メリット

Solvina社ではどんな物理的な変更についても、プラントに実装する前にシステムをシミュレーションして評価できるようになりました。これによって、お客様が実際にシステムを運用する当初の段階から、最適な運用が可能になりました。

 

>> お客様活用事例PDF <<

投稿 【お客様活用事例】Solvina社ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【2019年も開催】ダッソー・システムズユーザー会議inドイツ ~Photoレポート~

$
0
0

CATIAとSIMULIAは、初の共同イベントとなる「Dassault Systèmes User Conference 2018」をドイツのハナウで開催しました。

 

 

このイベントは、以前より開催をしていたこれらのユーザー会(German and Austrian SIMULIA Regional User Meeting, European SIMULIA Multibody Simulation, Durability User Group Meetings, CATIA Design User Community Day, CATIA Systems and Engineering User Community Days)を統合して開催した初めてのイベントとなります。

 

2日間にわたり開催されたこのイベントでは、500人の参加者が7つの並行したトラックで100以上のプレゼンテーションに参加しました。

 

それぞれのトラックは、以下のカテゴリーで構成されました。

 

  • シミュレーションエンジニアリング
  • 電気、コネクテッド、自律走行車エコシステム(ECAV)
  • アディティブマニュファクチャリング
  • マルチボディシミュレーション
  • 耐久性と疲労シミュレーション
  • クリエイティブデザイナー、クラスAモデラー、ビジュアライゼーションエキスパート
  • 機械工学とシステム
  • 電気/流体工学

 

各トラックはエキスパートユーザーだけでなく世界中からスペシャリストにも参加して頂きました。 ユーザー発表も、有限要素モデリング、材料、マルチフィジックス、NVH、マルチボディシミュレーション、耐久性、疲労、医療機器、電磁場、構造-熱機械疲労、クリエイティブデザイン、xDesign、ICEMサーフ、MBSE、NO MAGIC、アディティブマニュファクチャリング、デザイナー向けシミュレーション、没入型可視化、POWER’BYと多岐にわたりCATIAとSIMULIAの多様性と技術の幅を見る機会となりました

 

さらに、最新のテクノロジアップデートと、それを適用してお客様の設計環境の生産性をさらに向上させる方法についても説明しました。

 

参加者は、他のユーザーの活動内容を理解し、幅広いダッソー・システムズのユーザーコミュニティを活用頂くため、すべてのセッションを自由に聴講する事ができました。

 

加え、プレナリーセッションでは、CATIAおよびSIMULIAのエクゼクティブより、デザインとシミュレーションの相乗効果について、また、3DEXPERIENCEプラットフォームとPOWER’BYの価値についてご紹介しました。

 

そしてユーザー会議で最も重要なユーザー発表は、BMW、Jaguar Land Rover、Ford Motor Company、McLaren Racing、MesH Engineering、Fraunhofer, Digital Orthopaedics, Prismadd, Kubotaなどの企業から、また、Technische Universität Darmstadt, Technical University of Berlin, Brandenburgische TU Cottbus-Senftenbergといった大学からの発表もありました。

 

3DEXPERIENCEプレイグラウンドとパートナー展示会エリアでは、参加者は19のテクノロジーとハードウェアのスポンサーを訪問し、23の異なるデモステーションでCATIAとSIMULIAテクノロジーについてさらに学ぶことができました。

 

実際の会議前の半日の無料セミナー、ネットワーキングレセプション、夕方のネットワーキングイベント、2日間のプレゼンテーションを含むイベントは、参加者、からも、有益で楽しいイベントとコメントを頂きました。SIMULIA、CATIA、ENOVIA、DELMIAの主要なエンジニアやエクゼクティブ、そしてユーザーやパートナーと経験を交換するのに十分な時間でした。

 

次回のCATIA/SIMULIAユーザーカンファレンスは2019年11月に開催される予定です。

 

今回のユーザー会で発表された資料は、DSUC 2019 Archiveより一部公開可能なプレゼンテーションがダウンロードいただけます。

DSUC 2019 Archive

https://emailing.3ds.com/dsx/lp.jssp?template=LDP47876#_ga=2.85427281.952657394.1550117496-f1b40650-5ffa-11e8-a44d-e515e6dbeeb9

 

DSUC 2018の画像をいくつかお楽しみください。

 

 

投稿 【2019年も開催】ダッソー・システムズユーザー会議inドイツ ~Photoレポート~ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【重要なお知らせ】無償版DraftSightをお使いのみなさまへ 

$
0
0

2011年の公開から長きに渡りご愛顧いただいております2D CADソリューション「DraftSight」はこの度、最新版リリースに伴い、無償版のご提供を終了することとなりましたのでお知らせいたします。今後は全ての製品パッケージが有償(期間ライセンス)でのご提供となります。

現在お使いの無償版DraftSight(バージョン2018/Xおよびそれ以前のバージョン)は、2019年12月31日をもって使用できなくなります。無償版DraftSightのダウンロードも米国東部時間2019年3月19日をもって終了します。

なお現在、有償版のDraftSightをお使いのユーザー様は、そのまま最新の「DraftSight2019」へと更新しお使いいただけます。

詳細につきましては以下の「DraftSight 2019 よくあるご質問と回答(FAQ)」をご参照下さい

 

 

◆◆◆よくあるご質問と回答(FAQ)◆◆◆

 

DraftSight 2019 のリリースが、特に注目される理由はありますか?

DraftSight2019 のリリースに伴い、全ての製品パッケージが有償(期間ライセンス)になることが大きな変更点です。 この変更に伴い、無償版ダウンロードのご提供は終了いたします。 また、DraftSight は 3 次元機能を強化し新しいパッケージをご提供するだけでなく、Cloud 版などの技術にも取り組んでまいります。

 

無償版 DraftSight をインストールして使用しているのですが、何か影響はありますか ?

DraftSight 無償版をご使用中のお客様は, DraftSight 2018 またはそれ以前のバージョンを 2019 年 12 月 31 日まで使用することができます。 DraftSight2019 がリリースされた後も、無償版の再アクティベーションは可能です。 ただし、無償版 DraftSight は、バージョンを問わず、2019 年 12 月 31 日をもって使用不可能になりますのでご注意下さい。

 

注意: DraftSight 2019 Professional の無償 30 日間トライアル版をダウンロードしインストールした場合、または一度 DrafiSight2019 をご購入いただいた 後は、再び同バージョンおよびそれ以前の無償版のインストールはできませんのでご注意下さい。

 

古いバージョンの無償版 DraftSight を使用しています。費用が発生しても使い続けたいのですが?

過去バージョンの DraftSight は購入することができません。 無償版 DraftSight (2018 またはそれ以前のバージョン) は、2019 年 12 月 31 日をもって使用できなくなりますのでご注意下さい。

 

DraftSight 2019 – FAQ Document DraftSight 2019 のパッケージに変更はありますか?

はい。 新しいパッケージが追加されます。

 

  • DraftSight Standard: 中心線挿入, アクティブレイヤーへのペースト機能, 重複するエンティティの除去, クイック修正, PDF インポート
  • DraftSight Professional: セルを使った方程式, ブロックアトリビュートマネージャー, ビューポートレイヤーのフリーズ, イメージトレーサー, 3DEXPERIENCE Marketplace Make との統合, HomeByMe との統合
  • DraftSight Premium (新): フル 3 次元機能, 2 次元ジオメトリおよび寸法拘束
  • DraftSight Enterprise: DraftSight Professional の全ての機能+ネットワークライセンス, 展開ツールおよびテクニカルサポート
  • DraftSight Enterprise Plus(新): DraftSight Premium の全ての機能+ネットワークライセンス, 展開ツールおよびテクニカルサポート

 

後日、プロダクト別の機能マトリクスをご覧いただけます。今しばらくお待ちください。

 

現在 DraftSight Professional を使用しています。何か影響はありますか?

  • DraftSight Professional の有効なサブスクリクション契約をされているお客様は、契約期間中、DrafiSight2019 Professional の使用が可能 です。 後日公開されるダウンロードアクセスサイトにアクセスし、現在使用中の有効なシリアル番号を使って、DraftSight 2019 Professional をインストールして下さい。
  • DraftSight Professional のノンサブスクリクション契約(一回購入)をされているお客様は, ご購入いただいたバージョンの DraftSight Professional を使用することができます。DraftSight 2019 Professional への移行を希望される場合は、以下をご参照下さい。:
    • 導入から 12 か月以内の場合、DraftSight2019 の最新バージョンをダウンロードし、インストール後、既存のシリアル番号でアクティベーションできます。
    • 導入から 12 か月を経過している場合、 シリアル番号を更新する必要があります。 詳細については、後日公開されるサイトをご参照下さい。

 

注意: DraftSight 2019 Standard, Professional および Premium は、12 か月のサブスクリプション契約(期間サービス契約)だけになります(DraftSight2019 以降は、「ノンサブスクリプション契約(一回購入)」で購入することはできません。DraftSight 2019 Enterprise および Enterprise Plus については、前述の通 りオプションを選択できます)。

 

DraftSight 2019 – FAQ Document DraftSight Enterprise ユーザーです。更新するためには追加費用が発生しますか、または継続使用可能ですか?

契約更新のため、または DraftSight 2019 Enterprise へのアップグレードをご検討の場合、サブスクリプション契約費は、 $299 USD です。既存のお客様であれば、PLC (永久ライセンス費:Perpetual License Cost)をお支払いいただく必要はありませんが、ALC (年間サブスクリプション費:Annual License Cost)を お支払いいただきます。 ご検討のお客様は、販売代理店にご相談下さい。

 

DraftSight 2019 は、どうやって購入できるのですか?

DraftSight 2019 Standard, Professional, および Premium をご購入の場合は、DraftSight.com にアクセスして下さい。 このサイトでは、 12 か月の期間(Term)ライセンスの購入が可能です。ネットワークライセンスおよびテクニカルサポートを含む DraftSight 2019 Enterprise お よび Enterprise Plus は、販売代理店から購入することができます。DraftSight 2019 Enterprise または Enterprise Plus を購入する場合、12 か月毎の保 守支払い、または一括払いおよび以降 12 か月毎の保守支払い方法を選択できます. 詳細および見積もり依頼は、 https://www.solidworks.com/ja/how-to-buy/contact-sales にアクセスして下さい。

 

DraftSight 2019 の期間ライセンスを購入する前に機能をテストすることはできますか?

はい。2019 以降のバージョンには、30 日間トライアル版をご使用いただけます。 後日公開されるサイトへアクセスし、”無償 30 日間トライアル版”を選択の上、インストールして下さい(Windows 版のみ) DraftSight Professional を使っています。

 

Premium にアップグレードまたは Standard にダウングレードは可能ですか?

サブスクリプション契約することによって DraftSight 2019 Premium, Enterprise または Enterprise Plus へいつでもアップグレード可能です。 ダウングレードはありません。 ただし DraftSight2019 リリース直後は、アップグレード購入ボタン(サイト)が有効ではありません。 ご不便をおかけいたしますが、サイトオープンまで今しばらく お待ちください。

 

ご購入に関するご質問は https://www.solidworks.com/ja/how-to-buy/contact-sales にアクセスの上メールにてお問合せ下さい。

以上

投稿 【重要なお知らせ】無償版DraftSightをお使いのみなさまへ ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

ダッソー・システムズ3DEXPERIENCEを日本のものづくりを担う未来の人材育成に導入~麻生建築&デザイン専門学校 稲吉貴博氏が語る ~

$
0
0

学校卒業後、社会に出て仕事に直結するプログラムを学生へ提供する麻生建築&デザイン専門学校。その一環として、自動車産業をはじめとした、多くの産業で使われているダッソー・システムズ3DEXPERIENCEを選定導入し3年目となる麻生建築&デザイン専門学校 教務部リーダーの稲吉貴博氏へ、ダッソー・システムズ株式会社アカデミアプログラムディレクターのフィリップ・コカトリックスがお話を伺いました。

 

 

稲吉先生によれば、3DEXPERIENCE導入のメリットとして、

・学生一人一人の制作の進捗はもちろんのこと、チームとして取り組みを見ながらアドバイスを与えることができる。
・クラウド上でスケジュールはもちろんのこと、作業進捗を管理できる。
・そして何より、ものづくりの現場で業務遂行上重要となるコラボレーションが学生の時から体験できる。

ことを日々の教務の中で感じているとのことです。

 

今後も次世代を担う学生の支援を通じて、ダッソー・システムズは日本のものづくりを応援してまいります。

 

<参考リンク>

麻生建築&デザイン専門学校
http://www.asojuku.ac.jp/act/

 

ダッソー・システムズCATIA
https://www.3ds.com/ja/products-services/catia/

 

お仕事スタジアム2019
https://blogs.3ds.com/japan/event_oshigoto/

 

<関連記事>

麻生建築&デザイン専門学校様~日本で初めてのダッソー・システムズ 学生プログラム提供機関として認証~
https://blogs.3ds.com/japan/aso_ds2018/

投稿 ダッソー・システムズ3DEXPERIENCEを日本のものづくりを担う未来の人材育成に導入~麻生建築&デザイン専門学校 稲吉貴博氏が語る ~ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

3DEXPERIENCE CATIA Design R2019x 開催レポートおよび製品アップデートのお知らせ

$
0
0

ダッソー・システムズは、2月15日(金)に東京で、全国のCATIAユーザーの方々、プロダクトデザイン業務に従事する方々へ向けて、

「What’s New 3DEXPERIENCE CATIA Design R2019x」と題した最新CATIA Designポートフォリオの新機能紹介イベントを開催しました。

 

初期段階のコンセプトデザインのみならず、クレイからのリバースエンジニアリングやClass-A領域、そしてVR も含めたビジュアライゼーションと一連のデザインプロセスに渡った内容で新機能を紹介、実際に体験いただくプレイグラウンドも用意し新しい3DEXPERIENCE CATIA Designの価値を体験いただきました。

 

イベントにご参加いただけなかった方や、製品にご興味をお持ちいただいた方は、お気軽にお問合せください。

 

また、当日のイベントで以下ビデオをご紹介しましたので、ぜひご覧ください。

 

【最新機能紹介】

https://www.youtube.com/playlist?list=PL6E9A105A0693A01F

 

【お客様ストーリー】

https://www.youtube.com/channel/UCgZr00ospxAgOi7TXfueNDg

 

【CATIA Champion】

https://www.youtube.com/watch?v=PlPaT-ldZM0

 

 

CATIA Designポートフォリオの新機能はこちらから>>

What’s New 3DEXPERIENCE CATIA Design R2019x

投稿 3DEXPERIENCE CATIA Design R2019x 開催レポートおよび製品アップデートのお知らせダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

専門学校1年生がCATIAを使って未来のクルマをデザイン~麻生建築&デザイン専門学校平山さん~

$
0
0

中高生が未来のお仕事を体験する九州最大のイベントお仕事スタジアム2019。

 

ダッソー・システムズは昨年に続き今年も、麻生専門学校グループと協働しものづくり体験ブースを設置。最新のVRとデザインソリューションを学生の皆様にエクスペリエンスして頂きました。

 

そのブースの中でひときわ注目を浴びていたのが、ダッソー・システムズCATIAを使い、複雑な形状の車をわずか3か月でデザインした麻生建築&デザイン専門学校 プロダクトデザイン(旧ものづくり科)の平山さん。

 

その作品のコンセプトについて、ダッソー・システムズCATIAをプロダクトデザインの授業へ選定導入し3年目となる麻生建築&デザイン専門学校 教務部リーダーの稲吉貴博氏が聞きます。

 

 

*お仕事スタジアム2019は今年も大盛況のうちに終了しました。ご来場誠にありがとうございました!*

<参考リンク>

麻生建築&デザイン専門学校
http://www.asojuku.ac.jp/act/

 

ダッソー・システムズCATIA
https://www.3ds.com/ja/products-services/catia/

 

お仕事スタジアムXダッソー・システムズ
https://blogs.3ds.com/japan/event_oshigoto/

 

ダッソー・システムズ3DEXPERIENCEを日本のものづくりを担う未来の人材育成に導入~麻生建築&デザイン専門学校 稲吉貴博氏が語る ~
https://blogs.3ds.com/japan/interview_asojuku/

投稿 専門学校1年生がCATIAを使って未来のクルマをデザイン~麻生建築&デザイン専門学校平山さん~ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【ニュースレター 2019 Vol.3】ダッソー・システムズ 最新情報をお届けします

$
0
0

 

<今号のトピック>

What’s New 3DEXPERIENCE CATIA Design R2019x
開催レポート及び製品アップデートのお知らせ

 

ダッソー・システムズは、2月15日(金)に東京で、全国のCATIAユーザーの方々、プロダクトデザイン業務に従事する方々へ向けて、「What’s New 3DEXPERIENCE CATIA Design R2019x」と題した最新CATIA Designポートフォリオの新機能紹介イベントを開催しました。
初期段階のコンセプトデザインのみならず、クレイからのリバースエンジニアリングやClass-A領域、そしてVR も含めたビジュアライゼーションと一連のデザインプロセスに渡った内容で新機能を紹介、実際に体験いただくプレイグラウンドも用意し新しい3DEXPERIENCE CATIA Designの価値を体験いただきました。

イベントにご参加いただけなかった方や、製品にご興味をお持ちいただいた方は、お気軽にお問合せください。

また、当日のイベントで以下ビデオをご紹介しましたので、ぜひご覧ください。

【最新機能紹介】

【お客様ストーリー】

【CATIA Champion】

詳細はこちら>>What’s New 3DEXPERIENCE CATIA Design R2019x

 

<今号のハイライト>

 

【最新動画事例】本田技術研究所 パワープロダクツR&Dセンターデザイン・ブランド戦略統括 上席研究員の南俊叙氏が語る~いまデザインに求められるもの~

同社デザイン・ブランド戦略統括 デザイン・ブランド戦略統括 上席研究員の南俊叙氏に、3DEXPERIENCE プラットフォームについて、また、いまデザインに求められることについて語っていただいています。

詳細はダッソー・システムズ3DEXPERIENCE プラットフォームの最新事例動画をご覧ください。

詳細はこちら>>本田技術研究所様事例動画

 

<イベント・セミナー出展情報>

第4回名古屋設計・製造ソリューション展

ダッソー・システムズは、第4回名古屋設計・製造ソリューション展に出展します。

【開催概要】
会期:2019年4月17日(水) – 19日(金)
会場:ポートメッセなごや

詳細はこちら>>第4回DMS名古屋

 

<Press Release>

海洋再生可能エネルギーの仏大手、Naval Energiesがダッソー・システムズを採用し、同分野をけん引

■洋上浮体式風力タービンやOTEC ソリューションの開発に向けて3DEXPERIENCE プラットフォームを導入
■クラウド化ソリューションを活用し、開発期間の短縮とコスト削減を目指す
■船舶・海洋業界の変化に対応し、持続可能なイノベーションを提供するダッソー・システムズ

詳細はこちら>>Naval Energies

 

エアバスとダッソー・システムズが戦略的パートナーシップに着手 欧州の航空宇宙産業の未来に向けた取り組みを推進

■エアバスはダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォームを導入、デジタル変革の大きな一歩を踏み出す
■エアバスのあらゆる部門と製品ラインで、設計、製造、サービスのデジタル化を実現へ

詳細はこちら>>エアバス

 

ダッソー・システムズ、スマート製品の電気設計エクスペリエンスを刷新

■Trace Software の電気自動化設計ソフトウェア製品「elecworks」を買収
■「elecworks」は今後、SOLIDWORKS Electrical アプリケーションの中核として、スマート製品の開発に寄与
■3DEXPERIENCE プラットフォーム上での統合メカトロニクス ソリューション開発がより円滑になり、電気設計の課題解決を支援

詳細はこちら>>スマート製品の電気設計エクスペリエンス

 

<お知らせ>

3DEXPERIENCE Labプロジェクト 第1号

3DEXPERIENCE Labのプロジェクトについて、全12回でご紹介します。

2015年11月に設立した3DEXPERIENCE Labは、革新的なプロジェクトの支援と強化を通じて社会を変革するための、新しいオープン・イノベーション・ラボと、併せて展開されるスタートアップのアクセラレーター・プログラムの総称です。知的で創造的で情熱的な人々のコミュニティである3DEXPERIENCE Labには、社会に役立つ取り組みを進めている世界中の起業家、メーカー、およびイノベーターが集まっています。

第1回目は、小型衛星用の低コストで環境にやさしいサービス指向のロケットランチャー、Bloostarを開発しているZero 2 Infinityについてご紹介します。
詳細は、ブログよりご覧下さい。

詳細はこちら>>3DEXPERIENCE Lab

 

お客様活用事例のご紹介

ぜひご覧ください。

詳細はこちら>>お客様活用事例

 

中小企業経営強化税制適用 対象ソフトウェア追加登録のお知らせ

ダッソー・システムズは、中小企業経営強化税制の適用対象となる製品を追加登録しましたので、お知らせいたします。
また、税制の適用期間が平成33年3月31日まで延長されました。

適用対象企業様へのビジネス促進にぜひご活用ください。

※中小企業経営強化税制とは
中小・小規模事業者の「攻めの投資」を後押しするため、中小企業投資促進税制の上乗せ措置を改組して、創設された税制です。生産性向上設備等のうち、最低取得価額要件などの税法上の要件を満たすものの取得等をして事業の用に供した場合に一定の優遇措置が講じられる制度

詳細はこちら>>中小企業経営強化税制

投稿 【ニュースレター 2019 Vol.3】ダッソー・システムズ 最新情報をお届けしますダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。


【お客様活用事例】HCL Technologies 社

$
0
0

HCL Technologies 社は国際的な大手 IT サービス企業であり、顧客のコアビジネスにインパクトを与え再定義するような分野で顧客と協力し合います。HCL 社はイノベーションと価値創造に裏打ちされた「トランスフォーメーション・アウトソーシング」に特に注力しており、そのための総合的サービスを提供しています。

 

課題

競争の激しいハイテク電子産業においては、限られた設計サイクルの中で、プロダクト・イノベーションと重量およびコストの削減が絶えず求められています。

 

ソリューション

HCL 社は、顧客の多種多様なデザインや製品の検証要件に対応するため、Abaqus FEA を使用して、各プリンタの用紙の流れに合わせて特注のコンピュータモデルを作成しています。

 

メリット

高度に非線形な FEA 解析では、プリンタの多数の設計変数と機能変数、そしてさまざまな種類の材料が正確に考慮されます。シミュレーションと実環境試験の結果には、強い相関性が認められました。Abaqus を用いた仮想プロトタイピングによって、HCL 社は製品開発コストを平均 40 パーセント削減し、代表的なプリンタの設計および検証プロジェクトにおいて期間を 3 ヶ月短縮することができました。

 

>> お客様活用事例 <<

投稿 【お客様活用事例】HCL Technologies 社ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【お客様活用事例】Wölfel社

$
0
0

 

Wölfel グループは 2 つの会社(エンジニアリングサービスと技術開発)からなる従業員 60 名あまりの企業ですが、振動音響分野の困難な課題に対応したさまざまなソリューションを提供しています。

 

課題

さまざまな振動や荷重がドライバや乗客の健康に与える影響を調査し、より快適な自動車シートを設計するには、人体のリアルな 3D コンピュータモデルを作成する必要がありました。

 

ソリューション

CASIMIR(Calculated Sitting Man in Research)という名の 3D 人体モデルは、有限要素解析(FEA)技術を利用してシート設計の評価を行います。

 

メリット

仮想プロトタイピング技術は、各特性に正確に狙いを定め、さまざまな設計案を比較し、そして静的および動的の両面にわたって快適性を迅速に最適化することに役立っています。さらには、シミュレーションによって、高価な試作品の必要性が最小限に抑えられ、準備期間も数週間から 1 日未満に短縮されています。

 

>> お客様活用事例はこちら <<

 

Wölfel
Germany
Webサイトhttp://www.woelfel.de/

投稿 【お客様活用事例】Wölfel社ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【プレスリリース】アルストムがダッソー・システムズを採用 伊トレニタリア向け特注列車の開発と製造を加速

$
0
0

• ダッソー・システムズのバーチャル製品コンフィグレータは、車両開発向けの業界初のコンフィグレータに

• 車両の長さ、座席、色をカスタマイズし、乗客のエクスペリエンスを差別化

• 鉄道業界をリードするアルストムで、設計やエンジニアリングの限界を超えるイノベーションが可能に

 

2019 年3月12日 – 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発 日本語参考訳 – ダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA) の3DEXPERIENCE プラットフォームは鉄道業界に新たなバーチャル製品エクスペリエンスをもたらしています。同社の3DEXPERIENCEプラットフォームは、アルストム社が、トレニタリア社 (旧イタリア国鉄の運営を引き継ぐイタリアの民間鉄道運営会社) 向けに特注列車 150 両を提供する取り組みを支えています。

 

アルストムは、ダッソー・システムズの「バーチャル・ガレージ」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスのハイエンド 3D 視覚化アプリケーションを活用し、トレニタリアの地域輸送や郊外輸送のニーズに応えるような、実際の車両開発プロセスと連動するバーチャルな列車モデルを提案します。これにより、トレニタリアは本格的な車両モデルを構築する前に、高精度かつリアルなデジタル版車両モデルを使って車両の長さ、乗客の座席、自転車ラック、色、素材、ロゴ、ステッカーなどの様々な組み合わせをリアルタイムで視覚化し設定できます。これによってアルストムは、紙の資料や物理的な試作モデル (プロトタイプ) に頼るのではなく、顧客であるトレニタリアと共に様々なパターンのデジタル版車両モデルを検証することで、顧客と合意した仕様を確実に満たす車両を納品できるようになります。

 

アルストムの PLM & I4.0 イタリア プロジェクト マネージャーである Luigi Lugaro 氏は次のように述べています。「快適性に優れ、より広く、より明るく、安全性の高い車両を旅客に提供したいというトレニタリアの要望に応えるにあたり、従来の設計やエンジニアリングのプロセスを超えるイノベーションを行うと決めました。ダッソー・システムズの技術があれば、鉄道セクターの産業レベルで初の列車コンフィグレータをもって、モビリティ業界で増え続ける課題に対応できます」

 

デジタル版の車両モデルを検証し詳細な設定が固まった後には、そこで使われたアルストムの設計とエンジニアリングのデータは、そのまま高品質のビジュアルアセットへと変換されます。トレニタリアでは、それらのビジュアルアセットを、販売やマーケティングのキャンペーンに活用できます。これらはいずれも、自動車業界での装備やオプション設定、ショールーム、イベントなどで使用されている「バーチャル・ガレージ」と同じ機能で実現しています。

 

ダッソー・システムズの自動車・輸送機械・モビリティ業界担当バイス・プレジデントであるオリビエ・サパンは次のように述べています。「ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォームで提供される鉄道業界のマーケティングや販売向けのアプリケーションは、バーチャル世界と現実世界の距離をゼロにする取り組みに対し、また一つ躍進をもたらします。バーチャルなプロダクト・エクスペリエンスがもつ影響力は計り知れません。当社はデジタル化が進む今日の経済の中で、アルストムやトレニタリアのような企業が、利用客に向けて真に差別化されたエクスペリエンスを生み出せるよう、柔軟かつ俊敏性に富むプラットフォームを提供します」

 

>> プレスリリースをダウンロード <<

投稿 【プレスリリース】アルストムがダッソー・システムズを採用 伊トレニタリア向け特注列車の開発と製造を加速ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【3月27日(水) 宇都宮で開催!】最先端技術・活用ご紹介セミナー ~MARKFORGED社製3Dプリンタとトポロジー最適化~

$
0
0

 

ダッソー・システムズのパートナー企業である株式会社ファソテックは、3月27日に宇都宮で「最先端技術・活用ご紹介セミナー~Markforged社製3Dプリンタとトポロジー最適化~」を開催します。

 

本セミナーでは、軽量化・コスト削減・開発期間短縮へ貢献するソリューションMarkforged社のカーボンファイバー/ADAMメタル3Dプリンタとダッソー・システムズ社 CATIA Function Driven Generative Designerの活用方法をご紹介します。

 

また、セミナーの後半では、当社造形センター見学会を行います。カーボンファイバー3Dプリンタ、ADAMメタル3Dプリンタ・焼結炉・ウォッシャー等の設備もご覧いただける盛り沢山の内容となっております。

ぜひこの機会にご参加ください。

 

>> お申し込みはこちら <<

 

開催日時:2019年3月27日(水) 申込期限 3月25日(月)
開催時間:13:30-16:00 (受付:13:00~)
開催場所:株式会社ファソテック 宇都宮エンジニアリングセンター
〒321-0106 栃木県宇都宮市上横田町770-1
定員:15名

 

 

>> お申し込みはこちら <<

投稿 【3月27日(水) 宇都宮で開催!】最先端技術・活用ご紹介セミナー ~MARKFORGED社製3Dプリンタとトポロジー最適化~ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【お客様活用事例】Technip社

$
0
0

 

Technip 社は、世界のエネルギー資源開発に向けた新技術ならびに持続可能なソリューションの開発に貢献しています。

 

課題

供給ケーブルの圧壊挙動を詳細に把握することは、製品の健全性を保証し、負荷限界を決定し、そして破損を回避する上で極めて重要です。

 

ソリューション

Abaqus を利用することで、高度に非線形な動的挙動の解析と、スクリプト記述ツールのカスタマイズが可能になります。

 

メリット

解析時間を妥当な範囲に収めることができました。また FEA によって、複数コンポーネントの接触と非線形材料挙動のからむ複雑な負荷条件も正確にシミュレーションできました。

 

>> お客様活用事例はこちら <<

 

Technip社
Webサイト http://www.technip.com/

投稿 【お客様活用事例】Technip社ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【エクスペリエンスの声】イノベーション・ラボ・ECCO(ILE)代表 パトリッツィオ・カルッチ氏

$
0
0

上海で最近行われた1回限りのデモの様子。参加者はQuant-Uのカスタムミッドソールを体験できました。(Image © ECCO)

 

足は人によって全く異なるものであり、「同じ足」や「普通の足」は存在しないにもかかわらず、多くの靴が誰でも履けるような規格化されたサイズで生産されています。そうした中で真のマス・カスタマイゼーションの仕組みを実現しつつあるのが、我々のイノベーション・ラボです。

 

一人ひとりに合わせてシュー・フィッティングを行うためには、従来は足の専門医や靴職人によるサービスに加え、高額な費用や長期に及ぶ作業が必要でした。

 

しかし先進のテクノロジーを組み合わせれば、一人ひとりにぴったりフィットする特注の靴をわずか1時間で、淀みなく作成できます。利用するのは3Dスキャニング、センサーベースの歩行分析機能、3Dモデル、パーソナライズされたデータに合わせてモデルを自動調整する独自のアルゴリズム、ECCOが開発した独自工程で使用する3Dプリンター対応シリコーン、さらには工程全体を効率化するクラウドベースの製品イノベーション・プラットフォームなどのテクノロジーです。

 

テクノロジーの調和

こうしたさまざまなテクノロジーを組み合わせることで、優れた価値が生み出されます。それは、ドラッグストアで販売されているようなフリーサイズの靴の中敷ではなく、一人ひとりの靴に合わせて完全に特注されたミッドソールです。ECCOがカスタマイズするのは履き心地だけではありません。たとえば歩くための靴なのか走るための靴なのか、長時間の立ち仕事に使用するのか、日常生活で使うのかなど、履く人それぞれに特有な「動作」や靴の「使われ方」に対しても調整を行います。また将来的には、特定の専門分野で求められる特別な需要にも対応します。

 

業界で55年の実績を持つECCOは、靴の製造に関するさまざまな経験を有しています。それでも、上記のような画期的な仕組みの実現は我々にとって容易なことではありませんでした。

 

「これはインダストリー・ルネサンスの核心となるものです。知識やノウハウを活用して、以前は想像すらできなかったような履き心地を実現し、その過程で全く新しい産業が復興あるいは創造されます」

パトリッツィオ・カルッチ氏イノベーション・ラボ・ECCO(ILE)代表

 

靴の性能を高めるには、両足の3Dモデルだけでなく、その人の歩き方や歩幅に関する広範なデータが必要になることをエンジニアたちは十分に理解していました。こうした特性を把握するために導入した最新のテクノロジーは2つあります。1つは足のスキャンデータを分析するためのソフトウェアで、もう1つは独自開発のウェアラブル センサーです。このセンサーを着用すると、荷重や速度を含めてお客様一人ひとりの立ち方や歩き方、走り方に関するデータを収集できます。次に、独自のアルゴリズムを使用して数千に及ぶデータポイントを分析し、履く人の生体力学データに合わせて標準的な3Dミッドソールのデザインを調整します。こうしたことから、このシステムは「履く人を数値で表す」ことを意味する「Quant-U (Quantified You)」と名付けられました。

 

特に難しかったのは、データを分析するためのアルゴリズムの作成でした。この式を使えば、履く人ごとに異なる仕様に合わせて3Dモデルを調整するのに必要な計算をほんの数秒で実行できます。

 

次に必要だったのは、ミッドソールに最適な材料を探し出すことでした。我々が求めていたのは、履いた時の快適さや耐久性、性能を高められ、なおかつ3Dプリンターで製造できる材料でした。そしてようやくたどり着いたのが、ダウ・ケミカルが生産している、3Dプリンティングが可能な最先端のシリコーン素材です。現在はアムステルダムのラボに、また、期間限定イベントの最中にはQuant-Uサービスの旗艦店である「W-21」コンセプトストアに、何台もの3Dプリンターを備えています。このプロジェクトは現時点ではまだ実験的なものであり、1種類のスタイルの靴をベースにしていますが、2台のプリンターを使用すれば1時間ほどでカスタマイズされた左右のミッドソールを作成できます。

 

お客様のデータを収集していれば、別の用途や異なるスタイルの靴で使えるように「調整」することもできます。我々が最も重視するのは、柔らかめか固めかといったユーザーの好みや、アクティビティの種類、基本的な矯正(機能回復)です。ゆくゆくは、お客様のデータがファイルに入ってさえいれば、店舗に電話したりオンラインで注文したりするのと同じくらい簡単に次の一足を手に入れられるようにしたいと考えています。そして最終的に見据えているのは、たとえばアウトドアでの使用などの他の分野でこのようなサービスを提供し、用具一式の重さや特定の性能要件をカバーできるようにすることです。

 

靴のルネサンス

他の多くの業界と同じように、靴の業界でもカスタマーエクスペリエンスは製品自体をはるかに超えて広がります。ECCOの場合は、実験的なQuant-Uカスタマイゼーション・サービスによって、ただでさえ素晴らしい靴が快適さと性能の両面でより履き心地の良い靴に変わります。

 

Quant-Uはごく一部のお客様を対象にした単なる新しいエクスペリエンスではなく、全く新しいビジネスモデルになる可能性を秘めています。ECCOは今では、医療・整形外科分野や運動靴市場で他のビジネスを崩壊させたり、他のビジネスに対してサービスを提供したりする仕組みを手にしています。また、機械学習プロセスを介してECCOのデータを活用できるようにするデジタル領域においては、人の動きを広範に把握してより良い製品を作り出すことができます。

 

これはインダストリー・ルネサンスの核心となるものです。知識やノウハウを活用して、以前は想像すらできなかったようなエクスペリエンスを実現し、その過程で全く新しい産業が復興あるいは創造されます。ECCOにはQuant-Uがあるため、単に見栄えが良いだけの靴ではなく、自分用にカスタマイズした快適さや性能、履く人を満足させるためになくてはならない「その人の強いこだわり」を実現する見栄えの良い靴といった全てを、手頃な価格で提供できるのです。

 

<プロフィール>

パトリッツィオ・カルッチ氏

 

パトリッツィオ・カルッチ氏は2014年からイノベーション・ラボ・ECCO(ILE)の代表を務めています。それ以前の11年間はインダストリアル・デザイン会社のオーナーとして、また4年間はアディダスのアドバンスト・プロダクツ部門のインダストリアル・デザインマネージャーとして活躍しました。自身のことを「不可能に思える課題に大きな魅力を感じる」と語ります。

投稿 【エクスペリエンスの声】イノベーション・ラボ・ECCO(ILE)代表 パトリッツィオ・カルッチ氏ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【賢者の眼】Karel Eloot氏(マッキンゼー・アンド・カンパニーシニア・パートナー)

$
0
0

デジタル・マニュファクチャリング、そしてそれよりも広範なエンタープライズ・オペレーションの分野では、イノベーション・リーダーの地位をめぐるグローバルな競争が激化しています。今日、世界中の工業メーカーの3分の2が、生産バリュー・チェーンのデジタル化を最優先事項の一つに掲げています。成功を手に入れている企業に共通して言えることは、次の3つの主要トレンドに乗じる取り組みを進めていることです

 

1)業界の将来を見据えて、新しいツールやアジャイルな働き方を導入している。先進的な企業が拡張現実や仮想現実などの最先端ツールを導入している確率は、後進的な企業のほぼ3倍であり、プラットフォームなどのソフトウェアを実現技術として活用している確率は2倍です。また、デジタル・トランスフォーメーション・グループを確立し、多分野にわたるチームで「アジャイル」手法を取り入れている確率も5倍となっています。

 

2)新参ベンダーとの関係、パートナーシップ、エコシステムを築いて、その力を活用している。先進的な企業は、拡張エコシステムを発展させることによって、自社提供物の構想から設計/エンジニアリング、IoTに基づく機能向上、次回の反復作業に至るまで、エンドツーエンドのオペレーション・プロセス全体を完全に可視化しています。このエンドツーエンドの可視化とデジタル化によって、お客様要件に関連したコンテキスト、サポート、インプットが製造オペレーションにもたらされ、優れたカスタマー・エクスペリエンスを実現する製品とサービスを開発・製造することが可能になります。これらのエコシステムでは、製品開発段階で既存の企業とスタートアップ企業が仮想的に連携して、お客様のニーズをデジタル形式でくみ取り、物理的な納品に進む前に、3Dモデルとデジタルツインを活用したデジタル・クリエーションとバーチャル・テストを実施しています。

 

3)革新的な付加価値サービスと新しいビジネス・モデルを通じて新たな収益源を創出している。新たな収益源に含まれるのは、機器や設備の従量課金モデルとサブスクリプション・ベース・モデルだけではありません。IoT接続製品を介して収集されるデータやインサイト、AIを利用して得られるディープ・ナレッジ(知的財産、すなわちIP)とノウハウ(IPの応用)、そしてデジタルツインとバーチャル世界から収益と利益を抽出するビジネス・モデルも含まれます。

 

「パイロット・トラップ」の危険性

ところが、工業IoTに秘められた可能性が大きく期待されているにもかかわらず、多くの企業が「パイロット・トラップ」の状態に陥っていることがマッキンゼーの調査結果で明らかになっています。パイロット・トラップとは、大掛かりなパイロット(試作)活動が進行しているものの、有意義な利益の計上にはまだ至っていない状態を指します。つまり企業は、試作や概念実証から脱却できずにおり、組織全体を根本から変える包括的なデジタル・トランスフォーメーションへのスケールアップ(いわゆる「インダストリー・ルネサンス」)を遂げられていません。

 

「広い視野で物事をとらえずに製造現場をデジタル化しても、工場とそれがサポートする企業や顧客との間を隔てているサイロは凝り固まる一方です」

KAREL ELOOT氏マッキンゼー・アンド・カンパニーシニア・パートナー

 

このパイロット・トラップを逃れ、デジタル・テクノロジーから価値を引き出して持続させるために、企業は次の6つの成功要因に重点を置く必要があります。

 

1. デジタル・マニュファクチャリング・ソリューションがどのようにオペレーションの課題に対応し、競争優位性を確立し、利益の増加に役立つかについて明確に理解することから始める。

 

2. 事業機会の規模と性質を明確に定義し、ITおよびオペレーショナル・テクノロジー(OT)のアーキテクチャ要件とリソース要件を正確に把握したうえで、段階的なロードマップを策定する。

 

3. 目標とするテクノロジー・スタックを特定する。

 

4. テクノロジー・パートナーで構成される集中型エコシステムを構築して先導する。

 

5. 経営トップによるトランスフォーメーション推進体制を確保する。

 

6. 人材の能力開発とイノベーションの促進を同時進行する環境を整備する。

端的に言って、インダストリー4.0プロジェクトが価値をもたらすためには、それが、拡張エコシステムを含む企業全体を対象とした、包括的なデジタル・トランスフォーメーション計画に根差した取り組みでなければなりません。広い視野で物事をとらえずに製造現場をデジタル化しても、工場とそれがサポートする企業や顧客との間を隔てているサイロは凝り固まる一方です。

 

<プロフィール>

Karel Eloot氏は、グローバル規模の経営コンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーの上海オフィスでシニア・パートナーを務め、同社のアジアIoTグループに加え、アジア・オペレーション業務を共同指揮しています。中国およびアジア諸国の工業部門(ハイテク、自動車、航空宇宙、先端産業、基盤素材)におけるデジタル活用型の成長やテクノロジー対応ビジネス・トランスフォーメーションを中心に、スマート・マニュファクチャリングとプラント設計、デジタル製品開発/調達、サプライチェーン4.0、バック・ミドル・フロントオフィスのプロセス自動化、IoTアーキテクチャとインフラストラクチャなどのプロジェクトに取り組んでいます。

投稿 【賢者の眼】Karel Eloot氏(マッキンゼー・アンド・カンパニーシニア・パートナー)ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。


消費税改正に伴う弊社の対応について

$
0
0

平成31年3月 29日

お客様 各位

東京都品川区大崎2丁目1番1号ThinkPark Tower
ダッソー・システムズ株式会社

 

消費税改正に伴う弊社の対応について

 

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 

さて、消費税法改正に伴い、2019年10月1日以降に弊社より提供するPLC, ALC,YLC等のライセンス、保守サービス等に係る消費税は10%に変更となります。

 

現在、ALC,YLC等保守サービスに係る消費税につきましては、2019年10月1日以降の期間を含む場合、本来であれば10月1日以降部分の税率を10%とすべきところを、一旦全期間を税率8%で請求させていただいております。

 

そのため、2019年10月1日以降の期間を含む保守サービスの消費税の8%と10%との差額を、2019年10月1日以降に、別途さかのぼって請求させていただく予定でおります。

 

例:ALC 期間2019/1/1 ~ 2019/12/31、ALC金額12,000円の場合

1月時点で、12,000円+ 960( 8%消費税)=12,960円のご請求。

2019/10/1から2019/12/31までの期間(3,000円)が10%適用期間となりますので、

2019/10月以降に3,000円×2%=60円別途ご請求。

本件につきご不明な点等ございましたら、お手数ですが、下記のメールアドレスまでお問い合わせください。

 

本件お問い合わせ先:JP.Finance-VAT@3ds.com

 

今後ともDASSAULT SYSTEMES製品をお引き立て下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

敬具

投稿 消費税改正に伴う弊社の対応についてダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

より静かな航空機や自動車。 より高効率な自動運転車両。~SIMULIA PowerFLOW 6-2019 Advanced Designのご紹介~

$
0
0

 

より静かな航空機や自動車。より高効率な自動運転車両。これらは、SIMULIAが新しくリリースしたPowerFLOW®6-1019で達成できるいくつかのデジタル設計の例です。PowerFLOWが用いている熱流体解析手法格子ボルツマン法の第6世代のDIGITALPHYSICS®について紹介します。

 

新しい機能として:

  • 新物理モデルの搭載と機能拡張
  • 格子ボルツマン法によるハイブリッド遷音速時に於けるエネルギーソルバーの搭載
  • Selective Velocity Freeze機能
  • 高精度をもたらす新しい熱および音響解析
  • 汚れ付着機能の改善
    ○新しい可視化機能

 

◆今回の新リリースのテーマ「Advance Design」の意味するもの◆

 

PowerFLOW 6-2019は、乗員や車両近くの歩行者に騒音として影響を与える、車両および車両に付随するサブシステムから発生する音響信号の設計に適用できます。サブシステムには、HVACシステムのレイアウト等も含まれますが、排気システムや冷却ファンシステムなども含まれ、車両以外にも航空機の騒音の設計にも利用できます。新物理モデルと機能拡張により、現実世界の現象を正確に捉えるための忠実度が本質的に向上します。

 

これまで以上の高周波数範囲で「実現象に於ける経験どおり」に騒音を聴き取り、騒音源までさかのぼって追跡することで原因を探り、低騒音化のために形状を変更することができます。ハイブリッド遷音速時に於けるエネルギーソルバーの搭載は、旅客ジェット機から周囲環境への騒音伝播、特に離着陸形態時の騒音特性を正確に予測し、より静かな航空機の設計を可能にします。

 

乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP : Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure)の適用開始に伴って、実測試験数の大幅増が予想され、車両のリリース遅延が危惧されますが、PowerFLOW 6-2019は、新規または既存の車両のデジタル認証の迅速化に活用いただけます。PowerFLOW 6-2019およびPowerFLOW 5-2019に組み込まれている新しいSelective Velocity Freeze機能により、車両開発プロセス全体でデジタル認証の設計が可能になり、物理的なテストが削減され、リリースの遅延を防ぎます。

 

自動運転および電気自動車エンジニアリングに対する利点

 

PowerFLOW 6-2019は、急速に進化する世界的に競争の激しい環境の中で、自動運転電気自動車のデジタルイノベーションを加速します。自動運転走行車は、静粛性、持続可能、高信頼性、高効率であるため、その設計では多数の新しいコンセプトを迅速に評価する必要があり、そして有望な設計を短期間で選択し開発しなければならないことから、これまでの車両設計以上の困難さが増します。

 

新しい音響分析機能を使用して、総合的な車両騒音特性を作り出し、HVACシステムや冷却ファンによる騒音、さらには風切り音を低減することで、乗客の快適性を向上させるように車両を設計できます。PowerFLOW 6-2019の空力と汚れ付着に関する機能改善によって、設計者による空力性能の向上を可能にすると同時に、運転者の視認性を改善し、自動運転システムで使用されるセンサーやカメラの汚れを回避可能な設計ができるようになります。それらは自動運転電気自動車の開発において大きなアドバンテージとなります。新しい熱解析機能により、効率的なエネルギー消費と車両設計に不可欠な車両エネルギー管理およびバッテリ熱管理のための複雑な車両システムの迅速な評価が可能になり、車両充電中の過熱などの熱安全問題に対処できます。

 

新しい結果の可視化機能

 

PowerFLOW 6-2019では、現実の世界における製品の性能の可視化と探索のためのツールと機能を導入しています。

 

  • 新しい根本原因分析Root Cause Analysis [RCA] ツールは、故障の影響を受けやすいハイテク部品や電子機器、ワイヤ、ハーネスを含む電化されたパワートレインなど、複雑なアセンブリで発生する可能性のある熱的ホットまたはコールドスポットをより迅速に特定します。
  • PowerVIZプロジェクトエクスプローラは、生産性と使いやすさのための専用のダイアログで、プロジェクト全体の概要とともにより快適な対話的な操作を提供します。Realistic Renderingは、複雑なシーンや詳細なジオメトリのレンダリングパフォーマンスを高速化し、現実世界でデザインを体感し、デザインやエンジニアリング、および管理のあらゆる関係者から協賛を得るための新しい3DEXCITE Stellar 2018xレンダリングライブラリで飛躍的な進歩を遂げます。

 

PowerFLOWについての詳細な情報は、こちら
https://www.3ds.com/products-services/simulia/products/powerflow/

投稿 より静かな航空機や自動車。 より高効率な自動運転車両。~SIMULIA PowerFLOW 6-2019 Advanced Designのご紹介~ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

2020国内・海外新卒採用のご案内

$
0
0

2020国内・海外新卒採用のご案内

 

 

ダッソー・システムズでは、私たちが目指す「3つのビジョン」を具現化する仲間を探しています。

  • インダストリアル・イノベーションにおける絶対的な存在になる
  • お客様に相談され、信頼される存在になる
  • Best Place to Work(働き甲斐のある会社)として日本の社会で認められる存在になる

 

グローバルな環境で成長を目指している方、古い慣習にこだわることなくチャレンジすることが好きな人、チームで働くことでより一層の成果を得られることを知っている人、社会貢献をしたい人、そんな方からのご応募をお待ちしております。

 

募集職種:

  • セールス職
  • ソフトウェアエンジニア職
  • ビジネスコンサルタント職

 

応募資格:
2019年10月、2020年4月または2020年10月にご入社可能な、国内・海外の4年制大学または大学院を卒業予定の方

 

応募方法および選考プロセス:
下記リンク先よりエントリーください。書類選考後、2回の面接およびオンライン適性検査を実施し、本採用選考可否を決定いたします。

エントリーページ:https://careerforum.net/ja/event/tks/companylist_46/2630/9596

 

ダッソー・システムズ
新卒採用チーム
Mail: JP.Recruitment@3ds.com

投稿 2020国内・海外新卒採用のご案内ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

卓見異見/インダストリー・ルネサンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

$
0
0

エコシステムで挑む変革

 

20世紀末の米シリコンバレーでは検索エンジンや基本ソフト(OS)が開発されていた。現在、そこでは自動運転車やコネクテッドオブジェクトが開発され、モノの利用法を大きく変えている。

 

【仮想と現実融合の潮流】

 

シリコンバレーに限らず、世界中で先進的な取り組みが進んでいる。新たに生まれた企業が新しい顧客に向けて革新的なソリューションを創出している。例えば米テスラは自動車市場を、米ジョビー・アビエーションや米ブルーオリジンは航空宇宙市場を変革した。世界の見方や発明、学習、生産そして商取引の手段を一新し、バーチャル(仮想)とリアル(現実)を融合する流れ「インダストリー・ルネサンス」が進行している。

 

この流れの中では産業界は生産手段の集合としてではなく、価値創出のプロセスとして捉えられる。価値は製品ではなくその利用法にある。21世紀型の産業は創造、生産、経験を交換するネットワークとして存在する。未来の変革を担うのは最も自動化された生産手段を持つ企業ではなく、最も成熟した知識とノウハウの資産を持ち、バリューチェーン内に業務委託先やパートナーを組み込むビジネス環境を備えた企業だろう。

 

当初、一国の産業振興を目的に始まったインダストリー4・0は、アジャイルや柔軟性などを軸に工場のデジタル化を進めている。大きな変革の可能性を内包しつつも、この取り組みは過去のデジタル化にとどまり、産業界の未来像を描くに至っていない。現に中国では採用されておらず、同国は「インターネット+」や「中国製造2025」を推進し、世界の工場から世界のデザインスタジオへの変容を目指している。韓国でも同様に「創造経済」を掲げ、科学、技術、文化を融合する道を模索中だ。

 

【デジタル技術で「つなぐ」】

 

インダストリー4・0モデルは米国でも採用されておらず、同国は地域政府、連邦政府、ビジネス、教育を組み込んだ産業エコシステムを投資の対象としている。日本では「コネクテッドインダストリーズ」があらゆる分野を集めて技術を競争力向上につなげるべく動いている。

 

新しい経済は需要側と供給側、世界と地域をつなぐ「マーケットプレイス」(市場)を中心に形成される。米グーグルや米アマゾンのない商取引は今や考えられない。ヘルスケアや製造、都市開発の分野でもデジタルのエクスペリエンス・プラットフォーム(基盤)は今世紀のインフラとなっている。

 

この流れは小売り、輸送、宿泊・旅行業を変えた。今後も他の産業を変革するだろう。VR体験、拡張現実(AR)、シミュレーションが相乗効果を及ぼす中、デジタル技術は我々と知識との関係に、15世紀に活版印刷技術が起こしたものに匹敵する転換をもたらす。VRモデルは従来の図書館や研修の役割を担い、現行の知識やノウハウはもちろん、潜在的な知識やノウハウまでも提供するようになる。

 

【日本の科学研究力生かせ】

 

変化の中枢には生命科学や材料科学があり、それらから得た知見が人々の生活と環境、そして製品の調和と発展のカギとなる日が到来する。AIが人間の思考を代替することはないが、AIによって知識やノウハウにさらにアクセスできるようになる。VRによる支援を生かせば、目の前の課題を、より広い選択肢を持って解決できる。

 

未来の働き方のニーズに応えるには、職業訓練は複数の領域を横断することが望ましい。その実現には新しいエコシステムのパートナーを巻き込むべきだ。デジタルのプラットフォームが整えば座学とOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を一体化できる。日本は科学研究力、各業界のリーダー企業、モノづくり文化、学際的な教育を行う拠点を有している。これらが倹約を美徳とする精神や、持続可能な開発と人間や利用方法を中心に据えた産業ビジョンの下に集えば、強力な産業エコシステムを形成できるだろう。

 

21世紀の産業へようこそ。

 

 

投稿 卓見異見/インダストリー・ルネサンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレスダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【ダッソー・システムズ 季節のお便り:第3号】 生物に学ぶイノベーション~ウナギの泳ぎを模倣して発電するEEL Energy~

$
0
0

こんにちは。3DEXPERIENCE Labのプロジェクトについてご紹介する連載の第3回目をお届けいたします。3DEXPERIENCE Labについての詳しい説明は、連載の第1回目でお読みいただけます。

 

 

3月カレンダー掲載のプロジェクトは、持続可能な海洋エネルギーを利用して潮力発電機を開発するEEL Energyです。この潮力発電機は、EEL=ウナギという名前の通り、ウナギの泳ぎを模倣して発電する、環境に優しいウナギ型発電機です。

 

 

原子力や石油・石炭などの化石燃料を資源とした限りあるエネルギーに代わり、信頼できる再生可能エネルギーの一つとして、海洋エネルギーが注目を集めています。潮汐エネルギーは環境に優しい未来のエネルギーの一つであり、再生可能で、安全で、広く利用可能なエネルギーです。多様なエネルギー源を組み合わせて電源構成を最適化するエネルギーミックスを実現し、新しいエネルギー源を開発するために革新し続けることは、気候変動と闘う上でとても重要です。

 

EEL Energyが本拠を置くフランスは、その沿岸域で非常に高い海洋エネルギー生産の可能性を秘めており、技術リーダーシップを強化し、この分野で急成長する機会を得ています。同社のJean-Baptiste Drevet氏による、流体と波動膜との組み合わせに関する20年にも及ぶ研究によって開発された発電システムは非常に画期的なもので、海や川の流れから電気を生成するために、バイオミメティクス(生物模倣)を取り入れて波動膜を開発しています。いくつかの試作品は、フランス海洋開発研究所(IFREMER)との提携で既にテストに成功しています。

 

 

バイオミメティクスは、生物の構造や機能、生産プロセスなどから着想を得て、新しい技術の開発やものづくりに活かす、「自然に学ぶ」科学技術です。応用事例は数多くあり、車や飛行機などにもその技術が活用されています。日本の有名な事例といえば、新幹線500系のぞみが挙げられます。トンネルを通過する際の騒音対策として、カワセミのくちばしを模倣した先頭車両が設計されました。その他の事例をいくつか挙げてみますので、どれとどれが結びつくのか考えてみてください。身の回りで使われているものも多いのではないでしょうか。

 

*バイオミメティクスクイズ*

どの生物を模倣してどの製品・技術が作られたでしょうか?(答えは最下部をご覧ください)

【生物】        【製品・技術】

・蓮の葉        ・高速水着

・蚊の針        ・粘着テープ

・蛾の目        ・撥水性塗料

・蜂の巣        ・無反射フィルム

・猫の舌        ・痛くない注射針

・サメの肌       ・マジックテープ

・ひっつき虫      ・F1カーの強靭なボディ

・ヤモリの足の裏    ・掃除機のスクリューの表面上の構造

 

スタートアップから大企業まで、様々な業界・分野の企業がバイオミメティクスを研究し、技術開発や製品開発に取り入れようとしています。EEL®技術は国際的に5件の特許を取得しており、パリとブローニュ=シュル=メールを拠点とする同社は、学際的なチームを結集させ、IFREMERやHUTCHINSON(トタル・グループの子会社)を含む主要パートナーと協力し、3DEXPERIENCEプラットフォーム・オン・クラウドを用いて開発を進めています。

 

EEL Energyに関するより詳しい情報は、こちらからご覧ください。

 

今回は、持続可能な海洋エネルギーを利用して潮力発電機を開発するEEL Energyをご紹介しました。次回は特別支援教育が必要な子供たちの発達を支援するロボットLekaについてご紹介予定です。また次号でお会いしましょう!

 

参考:

3DEXPERIENCE Lab
https://3dexperiencelab.3ds.com/en/

 

ダッソー・システムズ、CES 2018 で先端医療から都市まで新しいコンシューマ・エクスペリエンスのあり方を披露
https://www.3ds.com/ja/press-releases/single/new-consumer-experiences-in-healthcare-to-smart-cities-showcased-by-dassault-systemes-at-ces-2018/

 

ダッソー・システムズ、「CES 2018」出展のお知らせ
https://blogs.3ds.com/japan/ces2018/

 

EEL Energy
http://www.eel-energy.fr/

 

経済産業省資源エネルギー庁 再生可能エネルギー総論
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/outline/index.html

 

*バイオミメティクスクイズ正解*

【生物】      【製品・技術】

・サメの肌―――――・高速水着

・蚊の針――――――・痛くない注射針

・蓮の葉――――――・撥水性塗料

・蛾の目――――――・無反射フィルム

・蜂の巣――――――・F1カーの強靭なボディ

・猫の舌――――――・掃除機のスクリューの表面上の構造

・ヤモリの足の裏――・粘着テープ

・ひっつき虫――――・マジックテープ

 

<バックナンバー>

ダッソー・システムズ 季節のお便り:第1号
ダッソー・システムズ 季節のお便り:第2号

投稿 【ダッソー・システムズ 季節のお便り:第3号】 生物に学ぶイノベーション~ウナギの泳ぎを模倣して発電するEEL Energy~ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

Viewing all 1439 articles
Browse latest View live