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Channel: ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ
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【オンデマンドセミナー】過去に開催されたセミナー、ストリーミングの動画をご視聴いただけます。

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過去に開催されたセミナー、ストリーミングの動画をご視聴いただけます。
ご視聴いただくには、登録が必要です。

 

セミナー1「Isightと最適化の20年」

セミナー2「高速、高精度を追求したマルチボディシミュレーションツールのご紹介」

セミナー3「ギヤシステム振動解析ソリューションのご紹介」

セミナー4「解析モデルのパラメータ同定に関するオンデマンドセミナー」

セミナー5「設計品質の向上とコスト低減をもたらすCATIA解析ソリューション」

セミナー6「設計CAEステップアップ_非線形解析の勧め」

セミナー7「設計CAEステップアップ_非線形解析適用例のご紹介」

セミナー8「サスペンションLCA前編:解析の自動化と基本的な最適化」

セミナー9「ブッシュ&マウントの解析と形状最適化」

セミナー10「Abaqus のモデル化のための基本的なチェックリスト」

セミナー11「Simpackで実現するリアルタイム ・マルチボディシミュレーション」

セミナー12「ブレーキディスクのPOPソリューション」

セミナー13「シミュレーション実験計画法の基礎 20171204」

セミナー14「サスペンションLCAを題材とした解析・最適設計のテンプレート・ワークフロー(後編) 20170911」

セミナー15「2017-VS ondemand webinar-次世代CFDソフトウエアXFlowのご紹介 20171016」

セミナー16「ベアリングの3D解析とシミュレーションベース実験 20171106」

セミナー17「詳解XFlow 第1回 – XFlowの特徴と基本的な外部流れ・内部流れ ご紹介」

セミナー18「詳解XFlow 第2回 – 動境界・自由表面・2相流」

セミナー19「Isight ステップアップコース I – 最適化アルゴリズムの基本的な使い分け ご紹介」

セミナー20「Isight ステップアップコース Ⅱ – 多目的最適化の基本 ご紹介」

セミナー21「詳解XFlow III – マルチフィジクス・Abaqusとの連成」

セミナー22「デジタル・マニュファクチャリング実現のためのPPRの概要」

セミナー23「メカニカル&シェープ設計の全プロセスをカバー~CATIA Engineering Excellence~」

セミナー24「ENOVIA 3DEXPERIENCEによるCATIA V5データ管理ソリューション」

セミナー25「ENOVIA 3DEXPERIENCEによるSOLIDWORKSデータ管理ソリューション」

セミナー26「Isight ステップアップコース III – 品質設計のための確率的な手法 ご紹介」

セミナー27「PPRを活用したプロセスプランニングとデジタル検証」

セミナー28「DELMIA ロボティクスの概要」

セミナー29「スマートファクトリーを実現するエンタープライズMOM「DELMIA Apriso」とは?」

セミナー30「エンタープライズMOM 「DELMIA Apriso」導入実践編」

セミナー31「マルチドメイン・システムのモデリング、シミュレーション、検証を迅速に」

セミナー32「システム開発の最適化 – 概念研究からHILバリデーションまで」

セミナー33「Dymola を使ったモデル構築手法 – ハイブリッド自動車の例複雑なマルチフィジックス・システムのモデリングと検証」

セミナー34「スマートファクトリー実現に向けたよくある落とし穴と勘所」

セミナー35Modelica Dymola を使った複雑なパワートレイン・システム設計の加速」

 

  • 対象:自動車、産業機械、ハイテク業界の解析専任者の方
  • 講師:ダッソー・システムズ シニア・テクニカル・スペシャリスト 工学博士 宮田 悟志
  • 費用:無料
  • プログラム:Isightと最適化の20年(約1時間)

 

このオンデマンドセミナーでは、SIMULIAの自動化・最適化ソフトウエア「Isightと最適化の20年」と題し、ユーザ事例の紹介を通じて、一般には分かりづらい設計における最適化の位置づけや効果、それらとソフトウェア機能との関係をお話します。

 

Toscaのような用途が特定された最適化ソフトウェアの場合、ユーザから見て、最適化ソフトウェアに期待するところは比較的明確です。これに対して、Isightのような汎用の最適化ソフトウェアの場合、漠然とした最適化に対する印象から自力で先へ進むことは中々困難です。このセミナーは、多数の事例を俯瞰的に解説することで、最適化に馴染みの無いシミュレーションユーザが、自分のシミュレーション問題について最適化を考えることができる一助となる情報を提供します。

ぜひご覧ください。

 

>> 「Isightと最適化の20年」はこちらよりご覧になれます(無料)

 

【オンデマンドセミナー】機構解析ソフトウェアSimpackオンラインセミナー - 高速、高精度を追求したマルチボディシミュレーションツールのご紹介 –

 

Simpackは、高速、高精度を追求したマルチボディシミュレーション(機構解析)ツールです。その先進的な技術は、自動車、鉄道、航空宇宙、エネルギーなどの各産業で導入され、アルストム、ボンバルディア、BMW、ダイムラー、ホンダ、ジャガー・ランドローバー、MAN、Vestasなど、130社以上の顧客を有しています。

 

当オンラインセミナーでは、マルチボディシミュレーションの基本的な説明、Simpackの特長、および製品構成についてご紹介します。Simpackの最大の特長であるソルバー性能をはじめとして、3Dビューと2Dブロックの切替が可能な画期的プリプロセッサ、歯車やエンジン部品などの豊富な要素ライブラリから、超高性能リアルタイムシミュレータにいたるまで幅広い魅力をお伝えします。

 

>> 「高速、高精度を追求したマルチボディシミュレーションツールのご紹介」はこちらよりご覧になれます(無料)

 

【オンデマンドセミナー】ギヤシステム振動解析ソリューションのご紹介


[プログラム] 「ギヤシステム・トランスミッションの振動騒音対策を実施・検討中の企業様向け オンデマンドセミナー」(約35分)

 

トランスミッション、デファレンシャルギヤ、各種減速機構などに代表されるギヤの振動騒音を改善するためのソリューションとして、ギヤシステムを高精度・効率良く解析でき、かつ最適化も可能なSimpackギヤシステム振動解析ソリューションを、自動車会社様の適用事例をもとに紹介致します。

 

>> 「ギヤシステム振動解析ソリューションのご紹介」は
こちらよりご覧にます (無料)

 

【最新Eセミナー】解析モデルのパラメータ同定に関するオンデマンドセミナー

 

  • 対象 自動車、産業機械、ハイテク業界の解析専任者の方
  • 講師 ダッソー・システムズ シニア・テクニカル・スペシャリスト 工学博士 宮田 悟志
  • 費用 無料
  • プログラム 解析モデルのパラメータ同定(約30分)

 

有限要素モデルを作成する場合、 実現象と一致したシミュレーション結果が得られるような適切な値 を指定するのに、非常に苦労するパラメータが存在します。 たとえば、非線形材料パラメータ、摩擦係数、 接着剤やボルト締結の表現などです。 これらは一般に、経験や直感にもとづく試行錯誤により、 苦労してパラメータ値の決定が行われます。しかしAbaqusを 含めたSIMULIA製品群(SIMULIA Power of Portfolio)を使用することで、 人手をかけずに精度の高い結果を容易に得ることができます。 またその結果は、 定型的な業務として容易に一般化と共有が可能です。この Webinar では、その基本的な考え方、方法、事例をご紹介します。

 

>>「解析モデルのパラメータ同定に関するオンデマンドセミナー」の動画はこちらからご覧になれます(無料)

 

【オンデマンドセミナー】設計品質の向上とコスト低減をもたらすCATIA解析ソリューション

 

  • 対象:設計者、解析に興味のある方、既にCATIA V5をお使いの方 、設計において解析を活用していきたい方

 

CATIAアナリシスは、ネイティブなCATIA環境で、 企業規模を問わずお使いいただける広範な解析プロセスに対応し、 製品開発の生産性を大幅に向上します。本セミナーでは、設計CAEの概要紹介から、CATIAアナリシ スの機能紹介をさせていただきます。

 

>>「設計品質の向上とコスト低減をもたらすCATIA解析ソリューション」の動画はこちらからご覧になれます(無料)

 

【オンデマンドセミナー】設計CAEステップアップ_非線形解析の勧め

  • 対象:設計者、解析に興味のある方、既にCATIA V5をお使いの方 、設計において解析を活用していきたい方、 非線形解析に興味のある方

 

CATIAアナリシスは、ネイティブなCATIA環境で、 企業規模を問わずお使いいただける広範な解析プロセスに対応し、 製品開発の生産性を大幅に向上します。本セミナーでは、CATIAアナリシスの機能を拡張し、 非線形への対応を行ったSIMULIA Extended Analysisの機能紹介をさせていただきます。

 

>>「設計CAEステップアップ_非線形解析の勧め」の動画はこちらからご覧になれます(無料)

【オンデマンドセミナー】設計CAEステップアップ_非線形解析適用例のご紹介

 

 

  • 対象:設計者、解析に興味のある方、既にCATIA V5をお使いの方 、設計において解析を活用していきたい方、 非線形解析に興味のある方

 

CATIAアナリシスは、ネイティブなCATIA環境で、 企業規模を問わずお使いいただける広範な解析プロセスに対応し、 製品開発の生産性を大幅に向上します。本セミナーでは、CATIAアナリシスの機能を拡張し、 非線形への対応を行ったSIMULIA Extended Analysisを使用した解析事例の紹介をさせていただきます 。

 

>>「設計CAEステップアップ_非線形解析適用例のご紹介」の動画はこちらからご覧になれます(無料)

サスペンションLCA前編:解析の自動化と基本的な最適化

 

Lower control arm (LCA) は自動車サスペンションシステムにおける重要部品であり、 多くの設計検討課題が存在します。このオンラインセミナーでは、 このLCAの設計問題を題材として、SIMULIA の製品群を使用した、 様々な設計要求に対応する最適な設計解を得るためのテンプレート とノウハウを紹介します。 ここで紹介されるテンプレートとノウハウは、LCA以外のエンジ ニアリング問題を解く際にも利用できる、 一般性と基本性を持つものです。受講対象はLCA設計者に限定さ れません、機械設計に携わる全てのCAE技術者が対象です。尚、 内容と時間の関係で、本webinarは前編・後編の2部構成に なっています。後編(9月11日開催予定)の内容を理解するため には、前編(第4回)の理解が必要となりますので、 後編の内容にご興味のある方は、 こちらの前編にご参加くださいませ。

 

>>「サスペンションLCA前編:解析の自動化と基本的な最適化」

 

ブッシュ&マウントの解析と形状最適化

 

ブッシュとマウントは小さな機械要素でありながら、 パーツのアセンブリにおいて

動きに柔軟性を与えつつ振動伝達を低減・減衰させる役割を持つ、 重要な部品です。小さく限られた空間サイズで様々な( 時には対立する)力学特性を考慮する必要があります。

このWebinar では、 その主要な材料であるエラストマのモデリングを始点として、 ブッシュとマウントの設計課題に対する、 SIMULIA Power of Portfolio による解法を解説します。

 

>>「ブッシュ&マウントの解析と形状最適化」

  Abaqus のモデル化のための基本的なチェックリスト

>>「Abaqus のモデル化のための基本的なチェックリスト」

 

ご質問等ございましたら以下担当窓口までお問い合わせください。

https://www.3ds.com/ja/how-to- buy/contact-sales/

Simpackで実現するリアルタイム・マルチボディシミュレーション

 

自動車の開発現場では、車両全体挙動のリアルタイムシミュレーションへの関心が高まっています。その中には、将来の自動運転に向けたドライバーアシストシステムも含まれます。

本セミナーでは、車両ダイナミクスとアシストシステム検討のための、Simpack RealtimeのHardware-in-the-loop(HiL)およびMan-in-the-loop(MiL)への活用例をご紹介します。

Simpack Realtimeは、独自開発のソルバーにより、既存のマルチボディモデルをほとんど簡略化することなくリアルタイム演算できます。

この機会に、ぜひSimpackの優れたテクノロジーをご覧下さい。

 

>>Simpackで実現するリアルタイム・マルチボディシミュレーションはこちらよりご覧になれます(無料)

ブレーキディスクのPOPソリューション

本オンデマンドセミナーでは、乗用車等の車両ブレーキとして一般に使用されるディスクブレーキについて、Abaqusによるモデリングと解析、その結果を利用したパラメトリック最適化とノンパラメトリック最適化の方法を紹介します。

ディスクやタイヤのような定常回転体のモデル化では、一般には定常輸送解析プロシジャーの利用が考えられますが、この事例では後のパラメトリック最適化で解析モデルを流用することを前提に、Staticプロシジャーを準静的に繋げる方法をご紹介します。

パラメトリック最適化では、ディスク部の空孔分布を制御することで、制動力を損なわずに放熱効率を最大化する方法をご紹介します。

ノンパラメトリック最適化では、トポロジー最適化を使ったキャリア部形状の体系的な導出方法をご紹介します。単一の形状解を得るだけではなく、パラメータで関連付けられた複数の形状解を導出します。最後に、形状の外表面を動かすことで表面応力分布をブラッシュアップする手順を説明します。

 

>>「ブレーキディスクのPOPソリューション」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

シミュレーション実験計画法の基礎 ご紹介

実験計画法は、限られた回数の実験(=サンプルの取得)の結果から、対象に対する情報を最大限に引き出す方法です。従来は物理的な実験に対して実施されてきた実験計画法も、近年では、シミュレーションに適用されることが普通になっています。

本Webinarでは、シミュレーションに対する実験計画の特徴、長所、Isightを使った計画と結果評価の方法について解説します。

 

【スピーカー】  SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

>>「シミュレーション実験計画法の基礎」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

サスペンションLCAを題材とした解析・最適設計のテンプレート・ワークフロー(後編) 20170911

 

Lower control arm (LCA) は自動車サスペンションシステムにおける重要部品であり、多くの設計検討課題が存在します。このSolution Webinarでは、このLCAの設計問題を題材として、SIMULIA の製品群を使用した、様々な設計要求に対応する最適な設計解を得るためのテンプレートとノウハウを紹介します。ここで紹介されるテンプレートとノウハウは、LCA以外のエンジニアリング問題を解く際にも利用できる、一般性と基本性を持つものです。受講対象はLCA設計者に限定されません、機械設計に携わる全てのCAE技術者が対象です。

 

※前編のオンデマンドセミナーはこちらから
http://emailing.3ds.com/dsx/lp.jssp?template=LDP41336

 

【スピーカー】  SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

>>「サスペンションLCAを題材とした解析・最適設計のテンプレート・ワークフロー(後編) 」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

2017-VS ondemand webinar-次世代CFDソフトウエアXFlowのご紹介 20171016

 

SIMULIAの新たなプロダクト XFlowの概要を1時間でご紹介します。
流体解析ソフトウェアとしての特徴、理論、主要な適用産業分野、ベンチマーク結果、基本的なワークフロー等について説明します。

 

【スピーカー】  SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

>>「2017-VS ondemand webinar-次世代CFDソフトウエアXFlowのご紹介」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

ベアリングの3D解析とシミュレーションベース実験  20171106

 

転動体とレールが継続的に接触することで動作するベアリングは、比較的単純な形状でありながら、解析が困難な対象です。

本Webinarでは、先ず、Abaqusでベアリングをモデル化する上でのポイントを解説します(要素の選択、接触の設定)。続いて、作成したモデルを使用し、疲労耐久性の評価や様々なベアリング特性を、シミュレーションをベースに評価する方法をご紹介します。

 

【スピーカー】  SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

>>「ベアリングの3D解析とシミュレーションベース実験」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

詳解XFlow 第1回 –
XFlowの特徴と基本的な外部流れ・内部流れ ご紹介

4回シリーズでXFLOWによる流体解析を詳しく紹介します。第1回目では、XFlowの基本的な機能・特徴について、従来のナビエーストークス方程式に基づくCFDとの比較、ライブデモンストレーションを交えながら詳解します。

 

【スピーカー】 SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

■XFlow シリーズ構成[全4回] 第 1 回 : 特徴と基本的な外部流れ・内部流れ
第 2 回 : 移動境界・自由表面・2相流
第 3 回 : マルチフィジクス・Abaqusとの連成
第 4 回 : 格子ボルツマン法の理論とCFD入門

 

>>「詳解XFlow 第1回 – XFlowの特徴と基本的な外部流れ・内部流れ ご紹介」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

詳解XFlow 2移動境界・自由表面・2相流

4回シリーズでXFLOWによる流体解析を詳しく紹介します。第2回目では、XFlowの移動境界解析機能、自由表面解析機能、2相流解析機能をとり上げます。
これらの背後にある基本的な考え方、解析に必要な設定、ライブデモンストレーション、数値的な精度について詳解して行きます。

デモ事例(3/5):1.風力発電タービン(移動境界の基本)
2.容器内容物の攪拌(移動境界+自由表面)
3.ギアボックス内のオイル掻揚げ(移動境界+2相流)

 

【スピーカー】
SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

■XFlow シリーズ構成[全4回] 第 1 回 : 特徴と基本的な外部流れ・内部流れ
第 2 回 : 移動境界・自由表面・2相流
第 3 回 : マルチフィジクス・Abaqusとの連成
第 4 回 : 格子ボルツマン法の理論とCFD入門

 

>>「詳解XFlow 第2回 -移動境界・自由表面・2相流」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

 

Isight ステップアップコース I – 最適化アルゴリズムの基本的な使い分け

2018年は、全4回の予定で、Isight入門コース程度の知識をお持ちのユーザの方向けに、よりIsightを活用するための基本ノウハウと数値データ等を提供して行きます。この第1回目では、Isightが有する多数の最適化アルゴリズムについて精選した解説を行います。

 

【スピーカー】

SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

■Isightステップアップコース シリーズ構成[全4回]

第1回:Isight ステップアップコース I – 最適化アルゴリズムの基本的な使い分け
第2回:Isight ステップアップコース II – 多目的最適化の基本(5月7日)
第3回:Isight ステップアップコース III – 品質設計のための確率的な手法(8月予定)
第4回:Isight ステップアップコース IV – 信頼性最適化とタグチメソッドによる品質設計(9月予定)

 

>>「Isight ステップアップコース I – 最適化アルゴリズムの基本的な使い分け」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

 

Isight ステップアップコース Ⅱ
– 多目的最適化の基本 ご紹介

 

2018年は、全4回の予定で、Isight入門コース程度の知識をお持ちのユーザの方向けに、よりIsightを活用するための基本ノウハウと数値データ等を提供して行きます。この第2回目では、多目的最適化の基本の解説を行います。

 

【スピーカー】

SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

■Isightステップアップコース シリーズ構成[全4回]

第1回:Isight ステップアップコース I – 最適化アルゴリズムの基本的な使い分け
第2回:Isight ステップアップコース II – 多目的最適化の基本(5月7日)
第3回:Isight ステップアップコース III – 品質設計のための確率的な手法(8月予定)
第4回:Isight ステップアップコース IV – 信頼性最適化とタグチメソッドによる品質設計(9月予定)

 

>>「Isight ステップアップコース Ⅱ – 多目的最適化の基本」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

詳解XFlow III – マルチフィジクス・Abaqusとの連成

 

全4回の予定でXFlowを詳しく解説する「詳解XFlow」シリーズ、この第3回目では、マルチフィジックス機能とAbaqusとの連成解析機能をとり上げます。マルチフィジクス機能としては流体音響解析、スカラー輸送モデルとDiscrete Phaseモデル、XFlowにおける温度場の定式化、高マッハ数流れなどを詳解します。Abaqusとの連成解析機能では、SIMULIAの協調シミュレーションエンジンの下で動作する、流体構造連成解析について詳解します。

 

デモ事例:
1. 都市における気流と物質拡散 (スカラー輸送)
2. 粒子フィルター (Discrete Phase Model, 流体抵抗)
3. ダム決壊(Abaqusとの流体-構造連成)

 

【スピーカー】

SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

 

■XFlowセミナー シリーズ構成[全4回]

第1回: XFlowの特徴と基本的な外部流れ・内部流れ
第2回:移動境界・自由表面・2相流
第3回:マルチフィジクス・Abaqusとの連成
第4回:格子ボルツマン法の理論とCFD入門

 

>>「詳解XFlow III – マルチフィジクス・Abaqusとの連成」はこちらよりご覧いただけます。(無料)

デジタル・マニュファクチャリング実現のためのPPRの概要

 

【本セミナー概要】

ダッソー・システムズの“製造のバーチャルとリアル”をつなげるDELMIAブランドは、製造工程のシミュレーションを実行するデジタル・マニュファクチャリングに関するオンデマンドセミナーを、全3回シリーズでご紹介します。初回となる1回目は『デジタル・マニュファクチヤリング実現のためのPPRの概要』と題し、デジタル・マニュファクチヤリングのベースとなるPPR(製品、MBOM、工程、設備といった構成情報)の概要をご紹介いたします。情報を一元管理し有効に活用することで量産立上げの期間短縮やコスト削減を実現できます。

 

「デジタル・マニュファクチヤリングとは何か?」という方から、実際に部分的にご活用いただいているお客様も今一度詳細から学んでいただける内容です。
ぜひご視聴ください。

【スピーカー】
DELMIA事業部 シニア・ソリューション・コンサルタント 相原 恭介

 

>>「デジタル・マニュファクチャリング実現のためのPPRの概要」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

メカニカル&シェープ設計の全プロセスをカバーするCATIA Engineering Excellenceのご紹介

 

【セミナー概要】
CATIA Engineering Excellenceは、お客様からのご要望が多い機能をお求めやすい価格でパッケージ化したもので、
お客様の用途に合わせて3タイプからお選びいただけます。

本オンデマンドセミナーでは、メカニカル&シェープ設計の全プロセスをカバーし、
お客様の生産性を劇的に向上させるCATIA Engineering Excellenceについてご紹介します。

■パッケージ
パッケージ1 : CATIA Engineer Excellence
パッケージ2 : CATIA Mechanical Engineer Excellence
パッケージ3 : CATIA Mechanical & Shape Engineer Excellence

 

>>「メカニカル&シェープ設計の全プロセスをカバーするCATIA Engineering Excellenceのご紹介」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

ENOVIA 3DEXPERIENCEによるCATIA V5データ管理ソリューション ご紹介

 

【セミナー概要】
ダッソー・システムズが提供する「3DEXPERIENCEプラットフォーム」によるCATIA V5のデータ管理ソリューションをご紹介します。

本オンデマンドセミナーの内容は、多くの3D-CADユーザー様が抱える課題を元に、
「なぜデータ管理の必要があるのか?」
それに対し、
「3DEXPERIENCEがどんなメリットを与えてくれるのか?」
といった内容を中心に構成しております。

現在CATIA V5のファイルをフォルダ管理されているお客様、データ管理システムをご検討中のお客様、既にPDMシステムを利用しデータ管理をされているお客様いずれにも有益な情報をご用意しております。

■スピーカー
ダッソー・システムズ株式会社 3DSバリューソリューション事業部 営業技術部 テクニカル・スペシャリスト 森野 穣

 

>>「ENOVIA 3DEXPERIENCEによるCATIA V5データ管理ソリューション ご紹介」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

ENOVIA 3DEXPERIENCEによるSOLIDWORKSデータ管理ソリューションのご紹介

 

【セミナー概要】

ダッソー・システムズが提供する「3DEXPERIENCEプラットフォーム」によるSOLIDWORKSのデータ管理ソリューションをご紹介します。

 

本オンデマンドセミナーの内容は、多くの3D-CADユーザー様が抱える課題を元に、
「なぜデータ管理の必要があるのか?」
それに対し、
「3DEXPERIENCEがどんなメリットを与えてくれるのか?」
といった内容を中心に構成しております。

現在SOLIDWORKSのファイルをフォルダ管理されているお客様、データ管理システムをご検討中のお客様、既にPDMシステムを利用しデータ管理をされているお客様いずれにも有益な情報をご用意しております。

 

■スピーカー
ダッソー・システムズ株式会社 3DSバリューソリューション事業部 営業技術部 テクニカル・スペシャリスト 森野 穣

 

>>「ENOVIA 3DEXPERIENCEによるSOLIDWORKSデータ管理ソリューションのご紹介」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

Isight ステップアップコース III – 品質設計のための確率的な手法 ご紹介

 

【本セミナー概要】

全4回の予定で、Isight入門コース程度の知識をお持ちのユーザの方向けに、よりIsightを活用するための基本ノウハウと数値データ等を提供して行きます。シリーズ第3回目は、第4回セミナーの準備として、品質設計の基本的なビルディングブロックとなる、確率的な問題評価法について説明を行います。Isightで利用可能な確率分布、モンテカルロ法と乱数の性質、素朴なモンテカルロ法の限界と確率モデルによる信頼性の評価などを、実用的な視点から取り上げます。
また、これらの論点のうち重要なものは、チュートリアル教材として、セミナー終了後にダウンロードし、ユーザの方が実際にIsightを動かして体験・確認していただけます。

【スピーカー】

SIMULIA事業部 シニア・テクニカル・スペシャリスト、工学博士 宮田 悟志

■Isight ステップアップコースセミナー シリーズ構成[全4回]

第1回:Isight ステップアップコース I – 最適化アルゴリズの基本的な使い分け
第2回:Isight ステップアップコース II – 多目的最適化の基本
第3回:Isight ステップアップコース III – 品質設計のための確率的な手法
第4回:Isight ステップアップコース Ⅳ – 信頼性最適化とタグチメソッドによる品質設計

 

>>「Isight ステップアップコース III – 品質設計のための確率的な手法のご紹介」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

 

PPRを活用したプロセスプランニングとデジタル検証のご紹介

 

【本セミナー概要】

ダッソー・システムズの“製造のバーチャルとリアル”をつなげるDELMIAブランドは、製造工程のシミュレーションを実行するデジタル・マニュファクチャリングに関するオンデマンドセミナーを、2018年7月より全3回シリーズでご紹介しております。

 

9月27日に開催した2回目では『PPRを活用したプロセスプランニングとデジタル検証』と題し、デジタル・マニュファクチヤリングのベースとなるPPRを活用して、リードタイム短縮のためのラインバランシング、組立成立性を確認する組立検証、作業者の作業性検証、現場への作業指示を行う方法などご紹介いたしました。本ビデオはその際の発表内容となります。

 

「デジタル・マニュファクチヤリングとは何か?」という方から、実際に部分的にご活用いただいているお客様も今一度詳細から学んでいただける内容です。ぜひご視聴ください。

 

■スピーカー
DELMIA事業部 シニア・ソリューション・コンサルタント 相原 恭介

 

>>「PPRを活用したプロセスプランニングとデジタル検証」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

DELMIA ロボティクスの概要

 

ダッソー・システムズの“製造のバーチャルとリアル”をつなげるDELMIAブランドは、製造工程のシミュレーションを実行するデジタル・マニュファクチャリングに関するオンデマンドセミナーを、2018年7月より全3回シリーズでご紹介しております。

11月29日に開催した最終回では『DELMIAロボティクスの概要』と題し、強力なDELMIAロボティクスの機能をご紹介しました。また迅速な設計変更対応や設計関係者との容易な連携を可能にする3DEXPERIENCEプラットフォームとDELMIAロボティクス活用例もご紹介しました。本ビデオはその際の発表内容となります。

「デジタル・マニュファクチヤリングとは何か?」という方から、実際に部分的にご活用いただいているお客様も今一度詳細から学んでいただける内容です。ぜひご視聴ください。

 

■スピーカー
DELMIA事業部 ソリューション・コンサルタント 井上 正丈

 

>>「DELMIA ロボティクスの概要」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

スマートファクトリーを実現するエンタープライズMOM「DELMIA Apriso」とは?

 

ダッソー・システムズの“製造のバーチャルとリアル”をつなげるDELMIAブランドは、10月24日、12月13日と全2回の予定で、製造工程の実行管理を行う“製造オペレーション管理 (MOM)”に関するオンラインセミナー を開催しております。

10月24日に実施した初回では、スマートファクトリーを実現するエンタープライズMOM「DELMIA Apriso」の概要をご紹介いたしました。

顧客の新たなエクスペリエンスを獲得するために、昨今の製造業は今までのQCDの改善だけではなく、より高度でイノベーションを必要とする生産が求められています。
本講演ではこれらを実現する戦略的なエンタープライズ型MOM 「DELIMIA Apriso」をご紹介しております。
※ MOM: Manufacturing Operations Managementの略。製造オペレーション管理

「MES」、「MOM」とは何か?という方から、実際に部分的にご活用いただいているお客様も今一度詳細から学んでいただける内容です。是非、この機会にご参加ください。

 

■スピーカー
DELMIA事業部 シニア・ソリューション・コンサルタント 廣谷 満

 

>>「スマートファクトリーを実現するエンタープライズMOM「DELMIA Apriso」とは?」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

エンタープライズMOM 「DELMIA Apriso」導入実践編

 

ダッソー・システムズの“製造のバーチャルとリアル”をつなげるDELMIAブランドは、10月24日、12月13日と全2回の予定で、製造工程の実行管理を行う“製造オペレーション管理 (MOM)”に関するオンラインセミナー を開催いたしました。

12月13日に実施した2回目では、エンタープライズMOM 「DELMIA Apriso」導入実践編をご紹介いたしました。

MOM(製造オペレーション管理)としてのDELMIA Aprisoを導入する際の、ERP等の基幹系の仕組みやPLC等の工場内でのITシステム、そしてIoTなどの先進的な仕組みとの関係の明確化と導入方法について、事例をまじえてご紹介しました。
※ MOM: Manufacturing Operations Managementの略。製造オペレーション管理

「MES」、「MOM」とは何か?という方から、実際に部分的にご活用いただいているお客様も今一度詳細から学んでいただける内容です。是非、この機会にご参加ください。

 

■スピーカー
DELMIA事業部 シニア・ソリューション・コンサルタント 廣谷 満

 

>>「エンタープライズMOM 「DELMIA Apriso」導入実践編」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

マルチドメイン・システムのモデリング、シミュレーション、検証を迅速に

 

マルチドメインのダイナミックなシステムを、Modelica を使ってどの様に効率的にモデリング、シミュレーション、そして検証しているのか、ご紹介します。まずはご覧ください。

• 複雑な統合システムのモデリングおよび解析環境の課題を迅速に解決

• 機械系、電気系、電子回路系、油圧計、熱系、制御系、電力系、プロセスコンポーネントを単一のシステムモデルに一元化

• FMI(Functional Mockup Interface) によるほかのモデリングおよびシミュレーション・ツールと統合

• ドメイン毎のライブラリーを包括したライブラリーを活用

• 業界で実績のあるソリューション

 

>>「マルチドメイン・システムのモデリング、シミュレーション、検証を迅速に」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

システム開発の最適化 – 概念研究からHILバリデーションまで

 

複雑なマルチドメインのシステム開発を短期化するために、モデルベース・システムエンジニアリングは重要な要素です。本コンテンツでは、Dymola をお使いいただくことによるメリットをご紹介します。

• システム概念アセスメント及びアーキテクチャ研究の実行

• システム・デザイン及びデザイン最適化向けに第一原理を適用

• システムの境界条件を迅速に測定

• HIL (Hardware-in-the-loop) シミュレーションを通じて、モデル縮小やシステム校正を実行、パフォーマンスを立証

• FMI (Functional Mockup Interface) を使うことで Dymola のモデルを他社ツールのモデルと統合

 

>>「システム開発の最適化
– 概念研究からHILバリデーションまで」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

 

Dymola を使ったモデル構築手法 – ハイブリッド自動車の例複雑なマルチフィジックス・システムのモデリングと検証

 

Dymola が如何に、システムの迅速なモデリング、構成管理、シミュレーション、検証を支援するか、様々なレベルのコンプライアンスに対応しながら進化するモデルをハイブリッド自動車を例に学習します。

• 後に策定・改善・強化可能なシンプルなシステム・モデルから開始

• 複雑な統合システム・モデルおよび解析の課題を迅速に解決

• システム変更による影響は、モデル構成管理で迅速に把握

• 異なるコントロールシステム戦略による影響を判断

 

>>「Dymola を使ったモデル構築手法 – ハイブリッド自動車の例複雑なマルチフィジックス・システムのモデリングと検証」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

 

スマートファクトリー実現に向けたよくある落とし穴と勘所

 

製造のバーチャルとリアル”をつなげ デジタル変革を推進するDELMIAブランドは、デジタル・マニュファクチャリング/製造オペレーション管理(MOM)/サプライチェーンのプランニングとオペレーションに関するオンラインセミナーを定期的に開催しております。

 

本オンデマンド動画は、3月20日に開催された『2019 DELMIAオンラインセミナー』の第2回講演の録画版です。
「スマートファクトリー実現に向けたよくある落とし穴と勘所」と題し、スマートファクトリー実現に向けたよくある落とし穴と勘所と共に、DELMIAブランドの支援サービスをご紹介いたしました。

 

スマートファクトリーとはそもそも“何”なのか?“なぜ”実現する必要があるのか?“どう”実現すればよいのか?とお悩みの方々に向けて、スマートファクトリー実現に向けたよくある落とし穴と勘所と共に、DELMIAブランドの支援サービスをご紹介しておりますので、是非 この機会にご参加ください。

 

>>「スマートファクトリー実現に向けたよくある落とし穴と勘所」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

 

Modelica と Dymola を使った複雑なパワートレイン・システム設計の加速

 

自動車のパワートレイン・システム設計は以下の背景から、近年更に要求が厳しくなってきています。

• アーキテクチャの複雑性
• サブシステム間の内部依存性
• システム・モジュールの再利用
• 新しいテクノロジーを迅速に導入する必要性

 

これらの要求をクリアするためには、システム・レベルでの早期シミュレーションにて設計条件が満たされていることを確認する必要があります。

 

ウェビナーではModelicaとDymolaをお使いいただく下記メリットをご紹介いたします:

• 概念アーキテクチャ定義から詳細設計、サブシステムのシミュレーションおよび自動車全体への統合まで、パワートレイン・システムのモデリングおよびシミュレーション
• パワートレイン・シャーシの複雑な相互作用を理解
• 運転のしやすさやNVH(音振)を迅速に学習
• 複数のサブシステムおよびエンジニアリング領域でのパワートレインの最適化
• 完成したサブシステム・モデルを異なるアプリケーションへ再利用
• OEM、サプライヤー間、そしてエンジニアリング領域に至るまでのコラボレーションを促進
• 初期段階のパワートレイン・コンポーネントおよびシステムのサイジングを実現

 

>>「Modelica と Dymola を使った複雑なパワートレイン・システム設計の加速」の動画はこちらよりご覧になれます(無料)

投稿 【オンデマンドセミナー】過去に開催されたセミナー、ストリーミングの動画をご視聴いただけます。ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。


卓見異見/エクスペリエンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

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価値生む協業の「場」を

 

【使い方・使われ方を重視】

 

経済界も産業界も「価値(バリュー)」という一つの論理を基に構成されている。価値自体に値段がつくわけではない。だが、人が何らかの対価を払うのは相応の価値を認めるからである。21世紀の経済では個人、産業界、社会のどのレベルでも、製品自体ではなくその使い方・使われ方が重視される。つまり製品とその所有を前提とした経済から、使い方・使われ方やエクスペリエンス(使用を通じた体験)を前提とする経済へ移行しているのだ。

 

例えばモビリティー(移動全般)は自動車はもちろん、異業種を含む多くの企業が取り組むテーマである。革新的なエコシステム(産業の生態系)は、住民、事業者そして都市そのものと協調する全く新しいモビリティーの使い方・使われ方へと想像を巡らせている。モビリティーの価値を検討する時、既存の産業区分は意味がない。今後は関連するサービスや資源管理、都市計画などを統合した、新しい「都市」という産業区分が出現する。

 

製品という物質的な価値に固執する20世紀型の産業は、使い方という強力な価値の担い手たちを前に後退せざるを得ない。今日、産業界の価値の創造とつながり、つまり「バリューチェーン」を実現する立役者はメーカーではなく最終利用者である。製品の使い方・使われ方を最も理解しているのは最終利用者であり、新しい製品を提案し、価値を生み出す担い手でもある。使い方・使われ方のデータは価値の源であり、デザイン事務所や広告代理店、保険などさまざまな事業者にデータを提供する仲介者はますます増えるだろう。

 

今後、産業界におけるクリティカルパス(成否を分ける重要な要素)は、工場や機械といった資産の規模ではなく、使用をめぐるバーチャルエクスペリエンス(仮想体験)の有無になる。革新的な中堅企業は、自社の可能性を試し、バリューネットワークを中心とする世界経済の中で存在感を示す好機である。

 

【産業構造「デジタル」再編】

 

現在の産業界は、データではなくモノや部品の流れを基に編成されており、将来像を見据えた編成ではない。エクスペリエンスを生み出すには技術者、マーケティング、開発、消費者、デザイナー、販売網、大企業、スタートアップ、教育、研究機関の協業が重要だ。新しい経済は新しいバリューネットワークを介した協業で成り立つ。その協業を可能にするのは革新性を試す場でありマーケットプレイス(商取引市場)でもあるデジタル・プラットフォームである。

 

ではプラットフォームとは何か。それは知識とノウハウを集積し、産学官のエコシステムをつなぎ、需給を結びつける協業の「場」である。

 

例えば当社は米カンザス州のウィチタ州立大学や米国立航空研究所と協力して、起業家と学生と企業が、現実とバーチャルの両側面で未来の航空を思い描ける場「3DEXPERIENCEセンター」を開設した。また既存の産業区分では「ソフトウエア産業」とされる当社であるが、3Dプリンティング部品の受発注や生産を扱う世界規模の電子商取引市場、いわば製造業向けのアマゾンともいえる「場」も展開している。

 

【自らもプラットフォーム】

 

このように新しいバリューネットワークは国境を越え拡張している。日本もこうしたネットワークを生み出す、あるいはそこに参画するのが急務であろう。さらに言えば、個々の企業は自らをプラットフォームとして捉え直すべきだ。デジタル・プラットフォームはイノベーションや協業の場となり、それがモジュール化、システム化、「つながる」化された生産を実現する。ひいては「つながり」を基にした利用者とも協業する新しい経済モデルへの道を開く。プラットフォームは単なる技術ではなく、考え方や学び方、事業の進め方を全て刷新するものであり、革新に向けた包括的なアプローチとなる。

 

この新しい世界の中では、私たちは消費者でもあるのと同時に、世界への貢献者でもあるのだ。インダストリー・ルネサンスへようこそ。

 

<バックナンバー>

卓見異見/インダストリー・ルネサンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

投稿 卓見異見/エクスペリエンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレスダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

DELMIA Apriso導入によりシステム運用コスト削減と在庫適正化を実現! 【LIXIL様導入事例無料ダウンロード!】 ~日鉄ソリューションズ株式会社様に聞くMES導入による競争力強化のポイント~

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■第1回「標準MES需要増の背景と理由」

 

新日鉄住金を母体とするITソリューション企業、日鉄ソリューションズ(https://www.nssol.nipponsteel.com/ 以下、NSSOL)は、ユーザー系IT企業にはめずらしくグループ会社との取引はわずか15%程度。多くは外部との取引だ。特定ベンダーに偏ることなくベンダーフリーで最適な提案が可能なこと、上流のコンサルティングから下流の運用支援まで、またアプリケーションからシステム基盤まで、あらゆるシステムライフサイクルやプロセスにおいて細やかなソリューションを提供できることが強みだ。また、製造業で培ってきたリスクマネジメント力を活かし、「クリティカルな課題を最後の最後まで逃げないで責任をもって解決する」。そのようなソリューション構築を得意とする。

 

同社が、現在注力している領域の1つが「標準MESの導入支援」だ。今回は、製造業において標準MESの導入が進む背景や理由、導入時のポイント、そして標準MES導入効果について事例を交えてお話を伺うことができたので3回にわたってお届けする。

「10年ぐらい前までは、MES(Manufacturing Execution System、製造実行システム)を工場単位で進めているお客さまの方が主流でした。予算も工場長決裁で取り、標準化も特に配慮していません。また、海外は海外拠点にまかせている状態でした。しかし近年、どのお客さまもERPと同じように本社IT部門がMESを管轄するようになりました。本社からの視点で、国内・海外とも標準化した同じオペレーションで、同じ品質を確保したい、という要求が増えてきています」(産業・流通ソリューション事業本部 産業ソリューション事業部 ソリューション営業部 第2グループリーダー 幸山実さん)

「MESの需要はここ数年伸びてきています。製品需要が拡大して生産量が増加すると共に品種も増えてくる。そういった背景がMESの需要増につながっていると考えられます。またM&Aや新工場建設、拠点の統廃合なども需要を後押ししています。さらに昨今、「品質管理」の問題が経営に大きな影響を及ぼす事例が多く発生しています。それを受けて、喫緊の経営課題としての品質管理をキーポイントにMESを検討するケースもあります」(産業・流通ソリューション事業本部 産業ソリューション事業部 ソリューションシステムエンジニアリング第二部 第3グループリーダー 松永泰明さん)

 

本社部門が問題意識をもって各工場をマネジメントすることで、品質の問題やさまざまな課題を経営レベルで解決していこうとすると、各工場での個別最適では困難だ。また、生産性の問題も同様だ。どの拠点の生産性がよくて安価で生産できるか、A拠点で生産しているものはB拠点に移管できるのか、また移管はすぐにできるのか、それともラインから考え直さなければならないのか、などは標準化によって全社レベルで把握でき、さらに生産量に合わせて柔軟に対応することができるようになる。

 

このような製造業におけるさまざまな重要課題を解決する手段として、標準MESの需要が高まっているという。NSSOLでは2015年、住宅設備・建材大手のLIXIL様に「DELMIA Apriso」を導入。同社の強みと知見を活かすことでLIXIL様の製造管理上の課題を解決に導いた。*導入事例については下記リンクより無料ダウンロード

 

(次回、第2回これで丸わかり!MES導入・構築のポイントに続く)

 

国内・海外とも標準化した同じオペレーションで、同じ品質を確保したい

・品質管理・製造管理上の経営課題を解決したい
↓↓ヒントはこちらより【無料】ダウンロード↓↓

LIXIL様導入事例はこちら

投稿 DELMIA Apriso導入によりシステム運用コスト削減と在庫適正化を実現! 【LIXIL様導入事例無料ダウンロード!】 ~日鉄ソリューションズ株式会社様に聞くMES導入による競争力強化のポイント~ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

DELMIA Apriso導入によりシステム運用コスト削減と在庫適正化を実現! 【LIXIL様導入事例無料ダウンロード!】 ~日鉄ソリューションズ株式会社様に聞くMES導入による競争力強化のポイント~ 第2回

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■第2回これで丸わかり!MES導入・構築のポイント

 

製造業における標準MESの導入が進む背景や導入時のポイント、導入効果について、日鉄ソリューションズ(https://www.nssol.nipponsteel.com/ 以下、NSSOL)のご担当者にお話を伺ったインタビューのご紹介は、今回で2回目となる。前回第1回では、製品品種の増加やM&Aの実施、また、新工場建設や品質管理問題の顕在化などによって「標準MES」への期待と需要が高まっているところまでご紹介した。第二回は、NSSOLが豊富な導入実績から導き出したMES導入・構築のポイントについて特集する。

 

「MESと一口に言っても、いろいろなレベルのものがあります。以前は、工程やラインごとに手作りしているようなMESが中心でした。ダッソー・システムズのDELMIA Aprisoはそれと比較して2段階ぐらい進化し、複数工場を標準化して展開できるグローバル対応の「標準MES」であることをコンセプトとしています。複数拠点でオペレーションを行っており、標準化が課題となっているような企業が主に導入または導入検討されています」(幸山さん)

DELMIA Aprisoの大きな特徴の1つが、ベストプラクティスとしての全社標準を展開しつつ、さらに競争力強化のための拠点ごとの差別化要件の取り込みが可能な点だ。そのアーキテクチャは「コアモデル・アプローチ」と呼ばれ、自由度の高さ故に構築時の技術者のスキルや知見によって、最終的なソリューション品質に差が出る。

 

「アーキテクチャは確かに優れていますが、それを実際にSIerがどう作り上げていくかが肝心です。まず幹の部分となるコアモデルを確実に作成できるかが重要になります。例えばどこに行っても変わらないはずのものをコアとして定義する必要があります。コア以外の箇所は、機能ごとに部品を組み合わせるように構築していきますが、どの程度の粒度で、どのような部品設計をすればよいのかを正しく見極めなければなりません」(松永さん)

NSSOLの強みは、「導入方法論」をしっかりと持っていることだ。最初にどのようなドキュメントを用意して、それに対してDELMIA Aprisoのデータモデルにどう当てはめていくか、どのような機能部品を作るべきか、またそれらをどのタイミングでどうやって洗い出すべきかなど、成功するためのルールをしっかりと持っている。

 

「最も上流工程である、基本構想フェーズから携わることができることも当社の強みです。DELMIA Aprisoなどの標準MESを導入する場合、システム面だけではなく業務面の変革も必要になるケースが多い。そういった場合には、DELMIA Aprisoの場合は「Center of Excellence(COE)」と呼ばれる推進組織を作ってリーダーシップを取って進めていくことになります。そのような体制や組織づくりの面からも導入支援することができます」(松永さん)

 

このような標準MESの導入を確実に成功させる方法論を持っていることが評価され、LIXILをはじめとする数々の製造業メーカーにおいてDELMIA Aprisoの導入支援を任されることになった。国内でのDELMIA Apriso導入の約半数が、NSSOLの支援によるものだ。

 

また、自動車部品や航空機関連業界などの安全性が最優先される業界での導入実績も同社の強みだ。

 

「当社は自動車部品業界の実績も結構多い。自動車部品製造・組み立てにおいては、トレーサビリティが重要ですが、それを精緻に取ろうとするとどうしても現場に負荷がかかってしまいます。それをDELMIA Aprisoを導入することによって、バーコード読み取りなどの簡便な方法で製造現場に負荷をかけることなく精度の高いトレーサビリティを実現させた実績があります」(松永さん)

 

「航空機関連業界も徐々に需要が増えています。同業界は航空機メーカーの厳格な品質管理要求に応えるために、細かな製造記録を取っていく必要があります。しかし紙ベースの管理やラインごとの管理でその要求に応えることはもはや現実的ではなく、生産性が著しく低下する恐れさえあります。そういった課題に対して標準MESとしてDELMIA Aprisoを導入することで、生産性を落とさずに航空機メーカーの要求に応えるトレーサビリティを確保することができます」(幸山さん)

以上、2回にわたり標準MESの導入が進む背景や導入のポイント、期待できる効果を紹介した。プロセスやデータの標準化、またはトレーサビリティが課題となっている企業にとっては、DELMIA Aprisoのようなグローバル対応型の標準MESによるプラットフォーム統一は、最も有効なソリューションだ。また、今後さらに生産拠点のグローバル展開や、IoT、AIなどの最新テクノロジーを活用した生産現場のスマート化が進むにあたりそのような世界的潮流にあわせ自社のオペレーション変革とそれによるビジネス成長を加速させるためには、プラットフォーム統一が必須条件である。

今後もダッソー・システムズ公式ブログでは製造現場を変革しビジネスを成長させるヒントを特集してまいります。引き続きご期待ください!

 

*LIXIL様におけるDELMIA Apriso導入事例は下記リンクより無料ダウンロードできます

国内・海外とも標準化した同じオペレーションで、同じ品質を確保したい

品質管理・製造管理上の経営課題を解決したい
↓↓ヒントはこちらより【無料】ダウンロード↓↓

LIXIL様導入事例はこちら

 

<関連リンク>

DELMIA Apriso導入によりシステム運用コスト削減と在庫適正化を実現!

【LIXIL様導入事例無料ダウンロード!】

~日鉄ソリューションズ株式会社様に聞くMES導入による競争力強化のポイント~ `

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【ニュースレター 2019 Vol.4】ダッソー・システムズ 最新情報をお届けします

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<今号のトピック>

Dassault Systemes User Conference 2019 開催決定!

 

この度ダッソー・システムズでは、製品ユーザー様、導入検討者を対象とした「Dassault Systemes User Conference 2019」を開催します。

日々の業務課題に対しての、お客様取り組み事例講演を中心にしたセミナー形式のイベントです。併せてダッソー・システムズとパートナーによる展示も用意しております。なお当日のプログラム、参加登録は5月上旬にご案内の予定ですので今しばらくお待ちください。

【開催概要】
会期:2019年6月21日(金)
会場:東京コンファレンスセンター・品川

 

<今号のハイライト>

『3DEXCITE DELTAGEN 2019x』最新版をリリース開始

 

3DEXCITE DELTAGEN は、CADデータのビジュアライゼーションによって、リッチな3Dコンテンツの制作を実現させるソフトウェアです。
DELTAGEN 2019xでは、Unreal®/Unity®/Maya®へのダイレクトプラグインが加わり、多様な3Dコンテンツの制作フローに対応できるようになりました。さらに、ポリゴンリダクションなど多くのモデル最適化機能も強化され、新たにXrite AxF™のサポートも加わりました。

DELTAGEN 2019xの詳細はこちら

 

DELTAGENを活用した3Dコンテンツ事例

ランボルギーニ ウラカン
アウディー A8L
DS VRビジョン

 

3DEXCITEについて

3DEXCITEは、設計デザイン領域のデータをデジタルコンティニュイティによって販売マーケティング領域にまで有効活用していく多くのソリューションを提供しています。

3DEXCITEのソリューション

 

無償版DraftSight ご提供終了のお知らせ

2011年の公開から長きに渡りご愛顧いただいております2D
CADソリューション「DraftSight」はこの度、最新版リリースに伴い、無償版のご提供を終了することとなりましたのでお知らせいたします。今後は全ての製品パッケージが有償(期間ライセンス)でのご提供となります。

現在お使いの無償版DraftSight(バージョン2018/Xおよびそれ以前のバージョン)は、2019年12月31日をもって使用できなくなります。無償版DraftSightのダウンロードも米国東部時間2019年3月19日をもって終了します。

なお現在、有償版のDraftSightをお使いのユーザー様は、そのまま最新の「DraftSight2019」へと更新しお使いいただけます。

詳細につきましては以下リンクより「DraftSight 2019 よくあるご質問と回答(FAQ)」をご参照下さい。

詳細はこちら>>DraftSight 2019 よくあるご質問と回答(FAQ)

 

<ダッソー・システムズ主催 イベント・セミナー情報>

Pipeline Pilot 東京ハッカソン

BIOVIAは、5月22日にゲートシティ大崎でPipeline Pilotハッカソンを開催します。

本ハッカソンでは、チームとしてPipeline Pilotを使った分析、機械学習、AIの最新の手法を開発することになります。参加することでPipeline Pilotで機械学習などを使い、リアルワールドな問題を解決することを学んでいただけます。Pipeline Pilotの初心者でも上級者でも、参加することでPipeline Pilotをより一層活用いただくことが可能です。

本セミナーは昨年から欧米で実施しており、大成功を収めております。1つのテーマを選択していただき、ぜひチームの一員としてご参加ください。

【開催概要】
会期:2019年5月22日(水) 10:00 – 18:00 (懇親会 18:00 – )
会場:ゲートシティ大崎
参加費:無料 (事前登録制)

詳細はこちら>>Pipeline Pilot 東京ハッカソン

 

2019 BIOVIA USER CONFERENCE 5/23開催

今年もBIOVIA USER CONFERENCE を開催する運びとなりました。今回も、アカデミックからの研究発表に加え、ユーザー様から活用事例をご発表いただきます。またBIOVIA製品の最新情報をご紹介します。ご多忙中とは存じますが、ぜひご参加ください。

【開催概要】
会期:2019年5月23日(木)
会場:東京コンファレンスセンター・品川
講演予定企業:シスメックス株式会社、明治薬科大学、大塚製薬株式会社、神戸大学、シグマクシス、ジョンソン・マッセイ、太陽誘電株式会社、他(敬省略)
※当日のアジェンダ等、詳細は追ってウェブ上で公開していきます。

詳細はこちら>>2019 BIOVIA User Conference

 

ダッソー・システムズ主催 オンラインセミナー情報>

2019 DELMIAオンラインセミナー シリーズ vol.3

『DELMIAの製造オペレーション管理(MOM)とERP/PLMなど周辺システムとの連携ベストプラクティス』

製造オペレーション管理(MOM)の導入において、周辺システムとの連携は、導入の成功を左右する重要なファクターです。本セッションではERPやPLC等との連携のポイントとDELIMIAブランドのMOMソリューション「DELMIA Apriso」による具体的なソリューション、事例をご紹介します。ぜひご参加ください。

【開催概要】
会期:2019年4月18日(木) 16:00 – 17:00

詳細はこちら>>2019 DELMIA オンラインセミナー vol. 3

 

<イベント・セミナー出展情報>

自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2019横浜」に出展

ダッソー・システムズは5月22日 – 24日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」に出展します。

電気自動車、コネクテッド、自動運転は次世代自動車の開発のカギである一方、これらがもたらす統合システムは極めて複雑で、従来の開発手法では限界に達しつつあります。この課題に対するソリューションとして、3DEXPERIENCEプラットフォームで実現するモデル・ベース・システムズ・エンジニアリング(MBSE)を活用した複雑な複合物理システム(メカ/電子/ソフト)の協調開発手法、性能を予測しつつ早期検証で手戻りを削減しながら高い品質の設計を実現する手法、さらに、次世代自動車開発に必須である電磁界解析、流体解析ソリューション等もご紹介します。また、以下の日時にて出展企業ワークショップ講演も行いますので、ぜひご来場ください。

【開催概要】
会期:2019年5月22日(水) – 24日(金) 10:00 – 18:00 (最終日は17:00まで)
場所:パシフィコ横浜・展示ホール / 小間No.111
参加費:無料 (事前登録制)
出展企業ワークショップ(ハーバーラウンジ第1会場):

【W110】5月22日(水)16:10~16:40「MaaS時代のSystem of Systems開発」
【W123】5月23日(木)16:50~17:20「MBSE実装に向けて、その第一歩」

詳細はこちら(外部サイト)>>人とくるまのテクノロジー展 2019横浜

 

国際海事展「バリシップ2019」に出展、およびプレゼンテーション実施

ダッソー・システムズは5月23日 – 25日に愛媛県今治市で開催される「バリシップ 2019」に出展します。

【開催概要】
会期:2019年5月23日(木) – 25日(土) 10:00 – 17:00 (最終日は16:00まで)
場所:テクスポート今治/旧今治コンピューターカレッジ/フジグラン今治
参加費:無料 (事前登録制)

【展示】
小間番号:B-21
タイトル:船舶・海洋業界向け3DEXPERIENCE プラットフォーム
今までのプロセスを再構築し、設計/建造等あらゆるフェーズに革新をもたらす3DEXPERIENCE プラットフォームによりバーチャルの世界でのコラボレーティブな想像/設計/開発/シミュレーションが可能となり、ビジネス変革を実現します。

【出展社プレゼンテーション】
会期:5月24日(金) 11:40 – 12:10
会場:Room B (B-13)
タイトル:開発・建造プロセスを変えた!海外造船所のDigital Transformation

詳細はこちら(外部サイト)>>バリシップ 2019

 

<プレスリリース>

ダッソー・システムズ、3DEXPERIENCE.WORKSを発表

■3DEXPERIENCEプラットフォームで提供されるデジタル企業アプリケーションの新しいポートフォリオを、SOLIDWORKSユーザーと小規模・中堅企業向けにカスタマイズ

■インダストリー・ルネサンスが進む現代において、使いやすさとシンプルさが組織にプラットフォームの利点をもたらし、ビジネス変革と新たなエクスペリエンスの実現を可能に

■3DEXPERIENCEプラットフォームは、市場の主流となる小規模・中堅企業のビジネスオペレーションの標準に

詳細はこちら>>3DEXPERIENCE.WORKSを発表

 

ABBとDS パートナーシップ締結

■ABB Ability™のデジタルソリューションとダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを組み合わせ
■デジタル変革が進む産業界において、唯一無二の顧客価値を実現

詳細はこちら>>ABBとパートナーシップ締結

 

アルストムがダッソー・システムズを採用

■ダッソー・システムズのバーチャル製品コンフィグレータは、車両開発向けの業界初のコンフィグレータに

■車両の長さ、座席、色をカスタマイズし、乗客のエクスペリエンスを差別化

■鉄道業界をリードするアルストムで、設計やエンジニアリングの限界を超えるイノベーションが可能に

詳細はこちら>>アルストムがダッソー・システムズを採用

 

<パートナー主催セミナー>

SIMULIA Abaqus FEA体験セミナー

ダッソー・システムズのパートナー企業である株式会社IDAJは、5月29日に横浜で「SIMULIA Abaqus FEA体験セミナー」を開催します。

「SIMULIA Abaqus FEA体験セミナー」では、様々な分野でご利用いただいてる解析事例とともに、AbaqusおよびAbaqus/CAEの機能についてご紹介します。また、解析操作の一連の流れを体験していただきます。
SIMULIA Abaqus FEAにご興味があり、触れた経験のない方、線形構造解析だけでなく、非線形構造解析まで実施することをご検討されている方のご参加お待ちしております。

※本セミナーは無料(事前登録制)となっており、定員人数になり次第締め切らせていただきます。
お早めにお申し込みください。

詳細はこちら>>SIMULIA Abaqus FEA体験セミナー

 

【有償】構造解析のための非線形有限要素法入門 (1日間)

ダッソー・システムズのパートナー企業である株式会社IDAJは、5月30日に横浜で「構造解析のための非線形有限要素法入門 (1日間)」を開催します。

非線形構造解析は、大きく材料非線形性、幾何学非線形性、境界条件非線形性の3つに分類されます。 本コースでは、それぞれの非線形性についてわかりやすく解説し、有限変形基礎論に基づく各種応力とひずみについて説明します。ぜひご参加ください。

※例題等の演習は行わず座学のみとなります。
※株式会社IDAJ様よりSIMULIA Abaqus FEAをご購入いただいているお客様には、特別料金を設定しております。

詳細はこちら>>構造解析のための非線形有限要素法入門

投稿 【ニュースレター 2019 Vol.4】ダッソー・システムズ 最新情報をお届けしますダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

【プレスリリース】ダッソー・システムズ、仏スタートアップの買収によりサイバー・フィジカル・システムズ・エンジニアリング戦略を強化 より安全でスマートな「つながる世界」の実現へ

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2019 年3月5日 – 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発 日本語参考訳 – ダッソー・システムズはスタートアップ企業のArgosim社を買収しました。同社の実績ある人工知能テクノロジーを、ダッソー・システムズのモデルベース・システムズ・エンジニアリング (MBSE) や組込みシステム向けアーキテクチャのバックボーンとして活用します。

 

フランス、グルノーブルに本拠を置くArgosim社の買収により、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームとインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスが強化されます。特に、スマートカーやスマートホーム、スマートシティなどに使われる複雑な自律システムを開発する際に利用される、ダッソー・システムズのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス (スマート、セーフ&コネクテッドなど) の機能向上につながります。

 

Argosim社は要求仕様検証ツールのソフトウェア・ソリューションSTIMULUSを開発しています。STIMULUSを使用することで、システムアーキテクトは要求仕様の段階でシステムの動作イメージを把握し、要求仕様の矛盾や漏れを網羅的に検証できます。システムズ・エンジニアリングでは、要求仕様の不具合が原因で、本来品質とは関係のないシステムの問題が、後工程になって発生することがあります。STIMULUSは、設計プロセスの初期段階、すなわち、機能設計が始まる前の段階で、要求仕様の抜け、漏れ、曖昧さといった不具合を検出することで、要求仕様の品質を高め、組込みシステムの検証と安全性に足るものにします。STIMULUSを使用した網羅的な検証を通じて不確定要素を把握しモデリングを行うことは、「すぐに使える」サイバー・フィジカル・システムの実現に寄与します。

 

Argosim社のCEOであるFabien Gaucher氏は次のように語ります。「当社はシステム仕様シミュレーションのパイオニアとして包括的なビジョンを持ち、次のパラダイムシフトに向けて行動できるリーダーを探し求めていました。今日までの5年間、私は光栄にも指導者としてArgosimチームを導いてきましたが、これからはチーム全員がダッソー・システムズの一員として新たな冒険に挑み、サイバー・フィジカル・システムのエンジニアリングにおける壮大な計画を共に実現できることを楽しみにしています」

 

ダッソー・システムズのCATIA担当最高責任者Philippe Lauferは次のように述べます。「シミュレーションとモデリングの統合は、我々のコグニティブ・オーグメンテッド・デザイン戦略の中心となるものです。Argosim社が加わることで、ソフトウェアと組込みシステムのアーキテクチャをモデリングしてシミュレーションするソリューションの基盤を強化することができます。自動運転車の車載システムの性能と信頼性といったサイバー・システムに関する要求や規制には大きな課題があります。そのため、こうした要求を早期段階で確実に検証することが、市場投入までの時間を短縮するうえで非常に重要になります」

 

詳しくはこちら:

ダッソー・システムズの CATIA アプリケーション

ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォーム、3D 設計ソフトウェア、3D デジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューション

ダッソー・システムズとつながるソーシャル・アカウント
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卓見異見/想像力の世紀 ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

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日刊工業新聞 2019年1月7日掲載

 

思い描く未来から逆算を

 

ある日、博士課程の学生がスティーブ・ウォズニアック氏(アップルの共同創業者)のもとを訪ねると、ウォズニアック氏はこう言った。「君の論文のテーマが技術なら、興味はないよ」。だがその学生が「自分が研究しているのは想像力だ」と説明した途端、ウォズニアック氏は態度を一変させた。「それなら話は別だ」。

 

【起業とハリウッドの縁】

 

このエピソードは現代における想像力の重要性を示している。起業の震源地として名高い米国のシリコンバレーが、マサチューセッツ工科大学(MIT)の隣ではなく、映画の都であるハリウッドを擁するカリフォルニア州に出現したのは、単なる偶然ではない。

 

大方の予想を裏切り、今、人々が探求すべき領域は想像力である。想像力こそは、あらゆる活動の源であると同時に、19世紀フランスの詩人にして批評家であるシャルル・ボードレールが語ったように「今世紀の諸能力の女王」でもある。

 

想像力が膨大なデータの統計上に表れることはない。すなわち、あなたが過去に関する情報を思いのままに操っても、それが未来を思い描くことにはならない。想像力とは、人が世界を表現し未来を思い描こうとする時、その周りに自らを投影し、おのずと集まってくる一群である。言い換えると、想像力とは互いに交流し、付加し合い、増幅し合う知とノウハウの集合体である。

 

今日においては、起業家や政治家、科学者の中にさえ、目的と手段を混同している人がいる。しかし自らの存在意義を知り、それを達成するまでの道のりから逆算して進もうとする人は成功する。世界中で話題となっている人工知能(AI)も、逆算の過程上にある手段の一つに過ぎない。

 

【データ活用で国家変革】

 

デジタル技術の活用でも同じことが言える。デジタルの最大の価値は、指数関数的に増大するその計算能力ではない。デジタルの価値は、それが提供する予測可能性にある。仮想世界は人々の想像力を具現化し、実験するための空間である。ビッグデータ(大量データ)も、それに意味を与えるモデル(表象)がなければ何の意味もなさないからである。

 

例えば、シンガポールが国を挙げて推進するプロジェクト「バーチャルシンガポール」は、同国のスマートネーション構想を支え、国民のモビリティー利活用、健康習慣、都市計画、資源の利活用を向上することを目的としている。それらの目的に沿ってシンガポールの都市全体のデジタル化、モデル化が進められている。こうして出来上がるデジタルの3Dモデルと、リアルタイムのビッグデータとを統合することで、同国が目指す変革を支援できる。

 

【AIは人間の協力者に】

 

健康や衛生、食糧生産、教育など新しい解決策を必要とする課題は、世界中にあふれている。こうした課題を解決するための製品やサービスの新しい使い方・使われ方の中に、未来につながる力が隠されている。ここではAIは人間を置き換える技術ではなく、知識やノウハウへのアクセスを容易にしてくれる人間のバーチャルな協力者であるといえる。

 

AIが人間の能力を高め、課題に到達するための解へと人間を導く。それは人々のスキルを引き上げ、技術者をエンジニアに、エンジニアを発明家へと育て上げていく一方、新しい職種の台頭にも寄与するだろう。例えば、都市システムの管理者、マーケットプレイスの設計者やそのオペレーター、エクスペリエンス・デザイナーなど以前には存在し得なかった職種が生まれることになる。

 

「AすなわちB」といった合理的な思考やプログラミングが可能な論証はもちろんのこと、比喩や例え、想定外の出来事、あり得ないようなアイデアまでもが人間の知性を形作る重要な要素である。つまり、私たちが想像力を解き放つことこそが、起業、産業界、科学、あらゆる分野での偉業へとつながる源である。

 

<バックナンバー>

卓見異見/インダストリー・ルネサンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

卓見異見/エクスペリエンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

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【プレスリリース】ユーロスターがダッソー・システムズの人員配置・保守計画ソリューションを採用し乗客のトラベルエクスペリエンスをサポート

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・国際高速鉄道のユーロスター、3DEXPERIENCEプラットフォームにより強化された DELMIA Quintiq アプリケーションを採用

・運行本数を増加しつつ乗客に最良のトラベルエクスペリエンスを提供しようというユーロスターの取り組みを支援

・高速旅客鉄道の高い要求レベルに応えるDELMIA Quintiq アプリケーション

 

2019 年3月26日 – 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発 日本語参考訳 – ダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、英仏海峡トンネルを通る国際高速列車サービス大手であるユーロスターが、自社の人員配置・保守計画の最適化に向け、3DEXPERIENCE プラットフォームにより強化されたDELMIA Quintiq アプリケーションを採用したことを発表しました。

 

ユーロスターはロンドンから英仏海峡トンネルを通り、パリ、ブリュッセル、ロッテルダム、アムステルダムをつないで運行しています。2017年には1030万人の乗客がユーロスターを利用しました。同社は列車の運行本数を上げつつ、最良のトラベルエクスペリエンスを乗客に提供するという意欲的な計画を掲げています。ダッソー・システムズと同社のパートナーである Ordina社は、ユーロスターを支援するソリューションの概要を紹介しています。

 

ユーロスターの列車サービス、パフォーマンス担当ディレクターであるPhilippe Dabancourt氏は以下のように述べています。「当社ではあらゆる対象期間をカバーする計画を策定でき、かつ複数のルールセットや法規制を設定できるソリューションを必要としていました。通常業務や保守業務の計画に携わる担当者が使用するソリューションでもあるため、直観的な操作性も求められており、多言語対応と複数のタイムゾーンのサポートが不可欠でした」

 

DELMIA Quintiqソリューションはユーロスターの既存システムと連携し、ユーロスターがヨーロッパ各国の列車の運転手、マネージャー、制御室スタッフの人員配置計画を最適化し、複数の計画対象期間をまたがって、複雑なルールや法規制に準拠した列車の詳細な保守計画を効率よく設定できるよう支援します。これにより、計画策定担当者のデータ入力や管理作業にかける時間が短縮され、ユーロスターの長期計画能力の品質が保証され、最終的に生産性が向上します。このソリューションはクラウド上にホスティングされ、使いやすいモバイルアプリを通じてユーロスターの全スタッフ間で情報が共有されるため、一貫したコミュニケーションの流れを維持できます。

 

Ordina社でサプライチェーン担当ディレクターをつとめるWouter Tielemans氏は次のように述べています。「ユーロスターを支える複雑な勤務計画や保守計画策定における課題を解決するため、DELMIA Quintiqの導入を選択いただいたことを嬉しく思います。当社の業界経験を活用し、ユーロスターの個別要件に合わせたソリューションの設定と、既存のIT環境への完全統合を実現します。これにより、ユーロスターは、質の高いサービスをお客様にお届けしつつ、ビジネスをいっそう拡大することができます」

 

ダッソー・システムズの自動車・輸送機械・モビリティ業界担当バイスプレジデントであるオリビエ・サパンは以下のように述べています。「輸送、モビリティ・サービスに関する顧客の期待は変化しており、高速旅客列車をはじめとする全産業セクターに影響を与えています。列車の様々なルールセットに合わせ、起こりうるスケジュール変更に対応しつつ、安全性、信頼性に関する要求を確保する必要があります。それぞれの要求が相互に複雑に関係性を持つ中、過去の計画策定手法ではもはや対応が不可能です。インテリジェントな統合アプリケーションは計画策定に伴う複雑性を軽減し、価値創造を推進します。ユーロスターの当社に対するご信頼は、この産業セクターにおけるDELMIA Quintiqアプリケーションを通じた当社の幅広い経験の証となるものです」

 

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【インダストリー・ルネサンス】発明、学習、生産、取引のありかたを変革するインダストリー・ルネサンス

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ヨーロッパでのルネサンス以来の、かつてない規模の社会変革が現在進行形で進んでいます。かつてのルネサンスではグーテンベルクの活版印刷により「書物」が生まれ、それまで封印されていた知識を誰もが入手できるようになりました。今日、新たに「エクスペリエンス」が書物に代ろうとしています。バーチャル・エクスペリエンスを可能にするデジタル技術が、リアルとバーチャルの両面から、発明、学習、生産、取引の新たなありかたによって社会の全領域を刷新していくインダストリー・ルネサンスを実現しています。

 

変化のうねりがあちこちで起き、アマゾンやグーグル、アリババといった物的資産を持たない強力なプラットフォーム企業が業界をけん引しています。こうした企業は、私たちの生活様式を大きく変えうる自動運転車やコネクテッドオブジェクトを発明しています。

 

世界中のファブラボでは、誰もがスマートなコネクテッドオブジェクトを数時間で作れます。ウーバーやエアビーアンドビーといったスタートアップ企業が業界全体を揺るがしている一方、ボーイングのような歴史ある企業も、サービスを主眼においた新しいビジネスモデルで自らを変革しようとしています。OEMはサプライヤーとデジタルで密につながり、サプライチェーンをバリューネットワークに変えようとしています。

 

デジタルトランスフォーメーションといった概念で説明できる以上の、「何か」が起ころうとしています。実際、それこそがグローバルなインダストリー・ルネサンスにほかならず、その変革において、ユーザーは完全にデジタル化されたエコシステムを通じて、バーチャルな世界で現実の世界を拡張し改善できるのです。人類はその歴史において初めて、全く新しい環境を皆が同時に想像し、マッピング、モデリング、設計できるようになるのです。デジタル・エクスペリエンス・プラットフォームはこうしたバーチャルな世界の基盤であり、場所、人、アイデア、ソリューションの間に横たわる距離をなくし、思考、学習、行動、インタラクションの新しい方法を可能にします。

 

米ミズーリ州カンザスシティにある建築事務所であるZAHNERでCOOを務めるTom Zahner氏は以下のように述べています。「バーチャルな世界とエクスペリエンス・プラットフォームの組み合わせがルネサンスなのです。そこでは新しい情熱の対象が見つかると同時に、人々が効率よく、早く、安価にその目的を達成できるのです。情熱にかられた人は信じられない力を発揮します」

 

「バーチャルな世界とエクスペリエンス・プラットフォームの組み合わせがルネサンスなのです。[…]そこでは人々が効率よく、早く、安価にその目的を達成できるのです」

TOM ZAHNER氏
ZAHNER COO

 

この力により、産業界の性質、定義が生産手段から価値創造プロセスへと変わろうとしているのです。リアルとバーチャルが融合し、持続可能なエクスペリエンスが作成、生産、やり取りされる、付加価値の高いバリューネットワーク上でそれが実現します。

 

IT専門調査会社IDCでワールドワイド・デジタル・トランスフォーメーション戦略担当リサーチディレクターを務める、Shawn Fitzgerald氏は以下のように述べています。「2020年までには、少なくとも55%の組織が、デジタル化を完了し、新しいビジネスモデルとデジタルにより実現される製品やサービスを通じて市場を変え、未来の新しい概念を提起するようになるでしょう

 

産業の新しいカテゴリー

Fitzgerald氏も指摘するように、インダストリー・ルネサンスでは新しいカテゴリーの企業が新しいカテゴリーの顧客に新しいカテゴリーのソリューションを作ることができるようになるのです。この変革はグーグル、アマゾン、アリババ、ウーバー、エアビーアンドビーに対する世界的注目よりもはるかに大きなうねりをもたらします。

 

スロバキアにあるAeroMobilでは例えば、垂直離発着飛行自動車の事前注文を受け付けています。これは、自動車と飛行機の長所を組み合わせた新しいカテゴリーのモビリティで、同社は車のパイロットという全く新しいカテゴリーの顧客を、これまで限られた人にしか許されていなかった、オンデマンドでの飛行移動という、全く新しいエクスペリエンスで惹きつけることができます。

 

同社のコーポレート・デベロップメント担当バイスプレジデントであるJonathan Carrier氏は以下のように述べています。「当社ではいつでもどこでもドアツードアでお客様を運ぶ飛行機能により、パーソナル飛行の裾野を広げようとしています」

 

航空機、自動車の専門家40人が設計に関わり、AeroMobilのバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォーム上でバーチャルにつながりました。「複数のデータの流れとエクスペリエンスを統合プラットフォームにつなぎ、集約できたのは大きかったです」とCarrier氏は言います。

 

一方、デンマークのシューズメーカーである ECCOは、バーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームを活用して、独自の実験的顧客エクスペリエンスを創り出しています。3Dプリンティングでミッドソールを顧客の足に合わせて1時間以内にカスタマイズするのです。

 

「2020年までには、少なくとも55%の組織が、デジタル化を完了し、市場を変え、未来の新しい概念を提起するようになるでしょう」

SHAWN FITZGERALD氏
IDC ワールドワイド・デジタル・トランスフォーメーション戦略担当リサーチディレクター

 

ECCOの Quant-U エクスペリエンスでは、スキャナーとセンサーを組み合わせ、個人の歩幅や歩行を測定し、最終製品である靴のミッドソールをカスタマイズします。ECCOはシューズと職人技が交差する場所にエクスペリエンスを据え、全く新しい市場への参入機会を創造すると同時に、新しい顧客層へのアプローチを可能にしています。

 

ECCOのイノベーションラボの責任者であるPatrizio Carlucci氏は以下のように述べています。「個々人に向けたエクスペリエンスの提案は非常に重要です。ここまで入り組んだ、シームレスな技術上の相乗効果が存在しなかった過去には、こうした取り組みは不可能でした」

 

ドイツの農機メーカー、CLAASはバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームを使用して、最新製品を設計しています。また、顧客である農業従事者が新しい製品を購入、カスタマイズできる、バーチャル環境を同社の顧客ポータルである「CLAAS Connect」を通じて提供しています。今後新製品の試運転もこのポータルで実現予定です。

 

顧客が閲覧、体験している間、CLAASはそのフィードバックを収集します。同社のバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームはこうしたフィードバックを分析し、次世代製品開発で取り込むべきヒントを生成します。顧客が製品を購入したのちは、IoT接続された装置を搭載した刈り取り機や脱穀機から、生成データが絶え間なくCLAASに還流されていきます。このデータはお金を生み、新しいビジネスモデルをCLAASにもたらします。

 

知識とノウハウ

こうした例が提示するように、産業界の性質そのものが変化しています。何世紀にもわたる標準的なモノを生産する方法から、早い勢いで進化する顧客の嗜好にこたえるための、価値を生み出すプロセスへと変化しているのです。

 

イギリスのマーケットリサーチ会社、Vanson Bourneの報告で以下が確認されています。「今日、企業のデジタルビジネス戦略の牽引者は消費者であるという回答が返ってきます。新しい世代の消費者はより早く、洗練され、パーソナライズ化されたサービスを際限なく追い求め、それが情報主導型の動きの速い企業を成功させる、肥沃な土壌を創り出しています。

 

迅速で、情報主導型の企業が未来を担っているとすると、成功へのカギはインダストリー4.0で強調しているような生産能力ではなく、豊富で利用しやすい知識とノウハウです。最終的に製造は工場との契約により委託できます。しかし、知識とノウハウはイノベーションの原材料であり、これまで解決不可能であったグローバルな課題への解となる、持続可能なソリューションを発明する人類の能力を決定づけます。

 

人類の批判的思考を刺激するデジタルに支えられたこの学習の復興は、生産の手段から価値生成のプロセスへ産業界を変革しました。これを実現するのはリアルの世界とバーチャルの世界が融合し、そこで持続可能なエクスペリエンスが創造、生産、やりとりされる、付加価値の高いバリューネットワークです。

 

バーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームは知識とノウハウを収集、共有、実験、学習、適用するという、人類の能力を加速、拡張し、イノベーションというブルーオーシャンを解き放ちます。知識とノウハウの優位性が勝者と敗者を分けるとき、過去のインフラという重荷を抱えた企業は後塵を拝することになります。

 

「複数のデータの流れとエクスペリエンスを統合プラットフォームにつなぎ、集約することができたのが大きかったです」

JONATHAN CARRIER氏
AEROMOBIL コーポレート・デベロップメント担当バイスプレジデント

 

McKinsey & Companyは2017年の研究: “Perpetual Evolution: The Management Approach Required for Digital Transformation.(仮題:絶え間ない進化:デジタル・トランスフォーメーションに必要とされる経営手法)”で以下の考察をまとめています。「伝統的な企業のエンタープライズアーキテクチャでは企業が戦略を転換し、新しい製品やサービスを早いスピードで生み出し、ビジネスプロセスに組み込む必要のなかった過去の時代ばかりが参考とされます。

 

今日生き残るにはバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォーム上のバーチャルな世界がもたらす、スピードが必須なのです。

 

インダストリー・ルネサンス・イン・アクション

Kreisel Electricはオーストリアを拠点とする、e-モビリティのスタートアップ企業で、電気自動車(以下EV)向けバッテリーの開発を目的として設立されました。しかし、まもなく同社は早い加速、限られた空間での高速運転、電気エンジンとの適合性といったEV固有の要件に合わせた駆動系を開発している会社が存在しないことに気づきます。そこで同社ならEV性能を劇的に改善できる駆動系を開発できると確信を持ち、駆動系のバーチャルなマッピング、開発を始めました。

 

Kreisel Electricの専門はバッテリーでしたが、バーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームを通じて、EV駆動系の要件に精通したエンジニアとの協業が実現しました。

 

Kreiselで機械・電気工学部門長を務めるHelmut Kastler氏は以下のように述べています。「バーチャルな世界でプロトタイピングの重要性が証明され、ミスを低減でき、結果として開発プロセスでの不具合が減少しました。バーチャルな世界でミスを特定することで、生産担当者はどの部品が問題の原因となるかを確認し、設計にフィードバックし」問題の解決を図れるのです。

 

Kreisel Electricの例が示す通り、バーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームは協業の範囲を社内外の関係者全員が関わるエコシステム、サプライヤー、パートナー、お客様、見込み客のバーチャルネットワークへと拡大します。これによりデジタル・エクスペリエンス・プラットフォームはインダストリー・ルネサンスのインフラとなるのです。

 

都市国家全体のバーチャル・ツイン(別名:デジタル・ツイン)である、バーチャル・シンガポールがそれに当てはまります。この4年、シンガポール国立研究財団(NRF)は精度の高い、歩道や通り、公園の木々に至るまでの2Dと3Dを使用してシンガポールのバーチャル・ツインを構築してきました。

 

シンガポールはバーチャルな世界を様々な関係機関が協業する場として活用している、と言うのは、NRFでこのプログラムの責任者を務めるGeorge Loh氏です。氏は例として、複数の規制当局や政府機関への許可申請が必要となる、シンガポールでのドローンの飛行を挙げます。

 

各省庁に別々に申請する代わりに、ドローンのオペレーターは提案飛行経路をバーチャル・シンガポール上で提出し、規制当局に検証のアラートを挙げ、質問をし、承認を得ることができます。その間、他の関係機関は同じ飛行経路に関するデータを自分のプロジェクト用に収集できます。

 

例えば、新しい地下鉄の路線の建設をモニタリングしたい、市街地の公園の植樹、といったリクエストを飛行経路に追加し、1度の飛行で複数機関のニーズにこたえることができます。

 

「デジタルツインは新しいコンセプトで、パラダイムシフトを必要とします。知識獲得、学習の全く新しい方法です」とLoh氏は言います。

 

 

自らを「芸術と建築の交差点」と自称するZAHNERは、バーチャルな世界のバーチャルなエクスペリエンスがいかに変革をもたらすかを示すもう1つの例です。

 

ZAHNERは瞠目するような形状の建物を建築することで有名で、ロサンゼルスのピーターソン自動車博物館では人目を惹く鉄製のリボンが波状に建物の外形を覆っています。この劇的なねじりと曲げはバーチャル・エクスペリエンスによってはじめて可能になったと言うのは、ZAHNERのTom Zahner氏です。

 

「制作しようとしていた曲がりくねった形状は、バーチャル・エクスペリエンスとしての3Dモデルにより、要素を選択、建物内のどこへでも動かすことができます。これを従来の技術で実現しようとすれば、形状が構造要件、製造性を満たしているかを都度確認するのに、永遠に近い時間がかかります。しかし、バーチャル世界により、建物内のどこへでも金属形状を動かすことができ、プロセスの指数関数的なスピードアップが図れます」

 

未来の働き方

インダストリー・ルネサンスは新しい知識体系により形成されます。20世紀の成功は限られた原材料の処理、限られた知識の量、サイロ化した経済といった持続可能性を担保できない土台の上に成り立っています。21世紀の産業界は、製品と自然、人々の生活を調和しようとする試みのほとんどがバーチャルな世界でおこなわれ、イノベーションに学際的、かつマルチスケール手法が必要とされるという、はるかに複雑な課題に直面しています。

 

「伝統的な企業のエンタープライズアーキテクチャでは企業が戦略を転換し、新しい製品やサービスを早いスピードで生み出し、ビジネスプロセスに組み込む必要のなかった過去の時代ばかりが参考とされます」

MCKINSEY & COMPANY

 

産業界が、絶え間ない発明と、再発明のプロセスとなる中、誰もが知識とノウハウを活用できるようにならなくてはなりません。21世紀の書物、活版印刷術にあたるのが、バーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームです。それが実現するバーチャルな世界により、人々は知識とノウハウを活用し、リアルとバーチャルの双方で包括的なエクスペリエンスを協力して想像、創出、テスト、運用できるようになるのです。一般的に考えられているような学習量の低下ではなく、逆に、人々はルーチンワークから解放され、より多くを実践から学ぶようになるのです。エクスペリエンスにより築かれたノウハウは知識を拡張するようになるでしょう。

 

McKinseyの報告では以下の言及があります。「機械との連携を通じ、人のリソース調整能力、実践学習能力が高まります。かわりに、業務に対する期待が刷新され、企業構造を人と機械の混成チームが持つ拡張した能力に合わせて変える必要があります。次の時代の人と機械のパートナーシップです。」

 

多くの国際的なプロジェクトを手掛ける、中国鄭州にある建築設計事務所Yellow River Engineering Consultingの活動はまさにこれにあてはまります。

 

同社の設計アカデミーのリーダーを務めるShunqun Yang氏は言います。「従来の設計ではミスや見落とし、干渉を避けるには複数階層の人による確認が必要でした。しかし、当社のエクスペリエンス・プラットフォーム上で可能となった情報の一元管理、リアルタイムコラボレーションにより、一度の確認で問題を早期に特定、解決でき、編集の繰り返しを避け、設計時間を短縮し、設計の効率性と製品の品質を上げることができます」

 

Yellow River Engineering Consultingの例が示したように、人材とバリューネットワークを知識とノウハウで強化し、新しいカテゴリーの持続可能なソリューションを提供する企業が未来のリーダー企業となるのです。

 

「知識とノウハウが当社の最も重要な成功要因です」

HELMUT KASTLER氏
KREISEL ELECTRIC 機械・電気工学部門長

 

Kastler氏は言います。「知識とノウハウが当社の最も重要な成功要因です。急速に成長する企業にとって、従業員全員が業務に必要な情報にアクセスできるようにすること、また従業員の知識とノウハウを共有することが大変重要となります」

 

バーチャルな世界はライブラリーとして、ワークショップとして、オペレーティングシステムとしてこの目的の達成を助けます。バーチャル・プラットフォームはまた、関連する知識とノウハウを従業員が取得、検索するのを助け、そこから再利用、学習、実験できるようにします。

 

NRFのLoh氏は言います。「書物を読むことで知識を学ぶことができます。しかし、デジタルツインでは理解の促進を助けるイマーシブなエクスペリエンスである、可視化を通じて新しい知識を習得します」

 

 

「アメリカ合衆国労働省労働統計局では、今日の学生が38歳を迎えるとき、8つから10の職を兼務することになると予測しています。バーチャル・エクスペリエンスが学習方法、特に職業における学習方法に大きな転換をもたらすことを示唆しています。

 

未来研究所は予見します。「2030年までに、労働者は業務を成功裏に実行するのに必要なスキルと知識を習得するための職業インフラを構築することになるでしょう。実践学習が仕事の流儀となり、新しい知識を習得する能力に、既にもっている知識よりも重い価値がおかれることになります」

 

バーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームがバーチャルな世界を支え、労働者が企業の知識とノウハウを使えるようにし、教育や政府、ファブラボ、イノベーションハブでのパートナーによるトレーニングを補完します。

 

変革という命題

バーチャルイノベーションは既存のビジネスと運用モデルに破壊的な変革をもたらし、豊富な新しい機会をビジネスと社会に創り出すことで業界の形を変えつつあります。

 

知識とノウハウと同様、こうした機会は全員が活用できます。インダストリー・ルネサンスとバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームで実現するバーチャルな世界を通じてもたらされるプロミスが焦点となる中、ビジネスリーダーには今やより豊かで、自足可能な未来を創り出しそこから恩恵を享受するための道のりが明確に示されているのです。

著者: EPF Projets

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【プレスリリース】ドイツの農機具メーカー、CLAAS社がダッソー・システムズのプラットフォームを採用、インテリジェントでエネルギー効率に優れた製品を開発

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・CLAAS社、全世界のエンジニアリング拠点と製造の拠点で3DEXPERIENCEプラットフォームの展開を完了

・700名を超えるユーザーが一元化されたデジタル・エンジニアリング・プラットフォーム上で連携し、イノベーションを促進

・「コンカレント・イクイップメント・エンジニアリング」、「レディー・トゥー・メイク」、「キープ・ゼム・ランニング」などのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを活用

 

2019 年4月2日 – 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発 日本語参考訳 – ダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は、ドイツ、ハルゼヴィンケルに拠点を構える世界的な大手農機具メーカーCLAAS社が3DEXPERIENCEプラットフォームの全社的な展開を完了したことを発表しました。同社は既にダッソー・システムズのソリューションを使用していましたが、このほどデジタル変革戦略の一貫として、ソリューションとデータのすべてをこのビジネス・エクスペリエンス・プラットフォームに移行しました。

 

産業機械市場で求められるイノベーションをいち早く実現するには、もはや部門間・システム間をつなぐだけでは十分とはいえません。市場をリードする企業は、製品ライフサイクル全体を通してあらゆる関係部門・領域がリアルタイムに連携できる、一元化されたデジタル・プラットフォームを導入し、問題の特定と解決を重ねながら、顧客やサプライヤーを巻き込んで最終的なエクスペリエンスを生み出しています。

 

このような背景から、CLAAS社ではすべての領域が連携できる一元化されたデジタル・プラットフォームを導入しました。社内の広範なナレッジやノウハウに素早くアクセスし、可視化されたデジタル連携を促進することで、インテリジェントなイノベーションを可能にします。CLAAS社は、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE プラットフォームを基盤とするインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス群である「シングル・ソース・フォー・スピード」、「コンカレント・イクイップメント・エンジニアリング」、「レディー・トゥー・メイク」、「キープ・ゼム・ランニング」を活用しています。

 

CLAAS社のデジタル・プロダクト・エンジニアリングの責任者、Nico Michels氏は次のように述べています。「着想から製造、サービスまでをつなぐ、エンジニアリングならびにデジタル化戦略すべてにダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを活用しています。このプラットフォームでは製品情報を一元管理できるため、統合されたソリューション上で誰もが最新の設計を利用できます。情報が重複する心配がないので、たった一度作業するだけでいいのです」

 

ダッソー・システムズの産業機械業界担当バイスプレジデント、フィリップ・バーティソルは次のように述べています。「農機具のグローバル市場はめまぐるしく変化しています。機器にIoTが組み込まれる割合は激増し、インテリジェント化が一層進んでいます。ダイナミックに変化する時代においてイノベーションを成功させるには、企業は効率的な経営を行う必要があり、すべての部門を1つに統合したインテリジェントなコネクテッド企業にならなければなりません。3DEXPERIENCEプラットフォームはCLAAS社が直面するそうしたニーズに応えるものです」

 

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【6月14日(金)締切】ダッソー・システムズ主催~プロジェクト・オブ・ザ・イヤー 2019 コンテスト を開催!

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ダッソー・システムズは、3DEXPERIENCE プラットフォームによる学生の学習・研究支援を通じて日本の社会を担う未来の人材の育成に努めています。

 

そして今回、3DEXPERIENCE, CATIA、SIMULIA(Abaqus, CST, Simpack, XFlowなど) 並びにSOLIDWORKS、を利用した学生の方々の作品を世界中より幅広く募集し、優秀なプロジェクトに対し表彰を行う プロジェクト・オブ・ザ・イヤー2019を開催することを決定し、応募サイトをオープンいたしました。

 

コンテストの〆切は6月14日(金)を予定しております。日本の学生の皆様、奮ってご応募ください!

 

【募集概要】
対象:14歳以上の学校・学術機関で学ぶ学生(学習分野、専攻・国籍などは問いません)

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE, CATIA、SIMULIA(Abaqus, CST, Simpack, XFlowなど) 並びにSOLIDWORKSを利用した作品、プロジェクト

 

*募集概要についてはこちらをご覧ください。

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卓見異見/自然環境・生活と製品の調和 ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

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日刊工業新聞 201924日掲載

 

デジタルが理想を形に

 

限られた枚数からなるトランプカードの塔のように、ここ2世紀の間、世界は限られた知識と原材料と縦割りの経済で成り立ってきた。スケールメリットによって健康や教育が行き渡り、快適性が飛躍的に向上した一方で、環境、地域性、暮らしの質は犠牲となった。この間先進国は持続性に欠ける開発スキームを利用してきた。しかし現在、先進国は、この開発スキームを利用する発展国を責める自己矛盾に陥っている。

 

【地球規模の共生に向けて】

 

今日の進化を考える上では、資産負債総合管理(ALM)、すなわち地球環境をバランスシートとして見た場合の資産と負債の関係性に目を向けることが肝要である。この均衡が、自然界の持続可能性を特徴づけている。新しい価値を届けるために、人類は共有する生態系から、設計者は自分を取り巻くエコシステムから何を得られるだろうか。

 

一般に、産業は常に自然と相対するものと考えられている。産業は与えるよりも多くを破壊してきたというのが現代の人々が抱くイメージである。しかし、産業はもともと均衡を内包している。何より産業は世界の内部から「生まれて」くるインスピレーションの投影である。ある集団にとって有用であり、入手可能で複製可能な何らかのモノを生産するために編成された個々人の知とノウハウの集合体が産業である。社会全体の共生に向け、前世紀までの枠組みから抜け出し、自然環境や人々の生活と製品の調和を図ることができれば、産業は人々の救い手となれる。

 

これが21世紀の産業の根幹であり、真のイノベーションの原動力であり、あらゆる経済分野における企業の持続可能性のカギである。だからこそ「自然環境や人々の生活と製品の調和」はダッソー・システムズの存在意義であり、戦略であり、企業価値を形成する基本となっている。私が前回まで触れてきたエクスペリエンス・エコノミーも、同じ文脈で理解する必要がある。個人のエクスペリエンスの優劣ではなく、社会全体に届けられるサービスという包括的な視野で捉えることで、初めてエクスペリエンス・エコノミーが成立する。

 

【企業の持続可能性を左右】

 

今世紀は「生きて進化するマテリアル」の世紀だ。バイオサイエンス、材料科学、情報科学により、生命の最適化の謎が解き明かされ、産業はその形を変えることになる。我々はハードサイエンスを通した世界観に慣れ親しんでいるが、今後は「演繹(えんえき)」よりも「総論と合意」を処理のベースとする生命のありかたが、我々の思考体系の基本となるのだ。

 

人類は世界を観察するが、地球もまた、我々を見ている。こうした視点の切り替え、すなわち生命に対する深い理解とエンジニアリングサイエンス、設計芸術との融合がイノベーションのきっかけとなり、未来への方向性を定める。近い将来に増えるのは、メーカーの数ではなくモノの数である。例えば付加製造は、原子の組み合わせから材料のモデリングを実現し、はるかに持続可能な産業システムの開発に寄与している。

 

【学び、共有「生きて進化」】

 

デジタル世界が産業の最適化をコントロールする時代がやってくる。設計や使用法が進化を続ける「生きた」性質を持った新しい製品(モノ)が台頭するだろう。ある意味で、現在の人工知能(AI)は原始的ともいえる。つながったモノは、もはや使用前と後では同じモノではないからだ。新しい世界において産業界は新しい適用領域を創り出し、複数の使用シナリオを仲介し、生産のアートを変革しなくてはならない。今こそ想像する力、学ぼうとする情熱、前に出ようとする意欲、行動のアートが不可欠となる。この世界でデジタルは想像力と有用性と持続可能性をつなぐ絆となる。

 

こうした中、企業はその存在意義を明確に意識することが重要だ。何かを理解し、学び、共有する上で、我々が持っている膨大な手段は倫理観に裏打ちされるものでなければならない。理想こそが、人と人の協力から生まれる、人類のイノベーションの途方もない可能性を解き放つ。

 

<バックナンバー>

卓見異見/インダストリー・ルネサンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

卓見異見/エクスペリエンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

卓見異見/想像力の世紀 ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

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【5月22日(水)〜24日(金)開催】「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展 2019 横浜」に出展

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ダッソー・システムズは「自動車技術展: 人とくるまのテクノロジー展2019横浜」に出展いたします。同展示会は、世界に向けて最新技術・製品を発信する、自動車技術者のための国内最大の技術展です。

 

【展示ブース:小間No. 111】

 

電気自動車、コネクテッド、自動運転などにより次世代自動車の開発は複雑化しています。ダッソー・システムズは、3DEXPERIENCEプラットフォームで実現するモデル・ベース・システムズ・エンジニアリング(MBSE)を活用した複雑な複合物理システム(メカ/電子/ソフト)の協調開発手法、性能を予測しつつ早期検証で手戻りを削減しながら高い品質の設計を実現する手法、さらに、次世代自動車開発に必須である電磁界解析、流体解析ソリューション等もご紹介します。

 

ハーバーラウンジ第1会場

 

【出展者ワークショップ】

・【W110】5月22日 (水)16:10~16:40「MaaS時代のSystem of Systems開発」
・【W123】5月23日 (木)16:50~17:20「MBSE実装に向けて、その第一歩」

 

【展示会概要】

主催:公益社団法人自動車技術会
開催日時:2019年5月22日(水)~24日(金)
開催場所:パシフィコ横浜・展示ホール
入場料:無料 (事前登録制)

 

>> 詳細・お申し込みはこちら <<

 

 

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【未来の人材育成】未来の人材育成に向け、生涯学習を実現するバーチャル・プラットフォーム

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将来リーダー企業となるのは、知識とノウハウで従業員とバリューネットワークを活性化し、新しいカテゴリーの持続可能なソリューションを生み出す企業でしょう。職場の役割が急速に進化する今日、学習の仕方を学ぶことが不可欠であり、バーチャル・プラットフォームが社員の革新、生産、共有、学習をサポートします

 

世界最大の農機メーカーの1社であるドイツのCLAAS社は、人員の問題を抱えていました。

 

ハルゼウィンケルに本社を置く同族会社CLAAS社は、3D設計およびシミュレーションソフトウェアを利用して高性能なハーベスターやその他の農機具を生産しています。しかし、CLAAS社は同社の高度な技術を扱う訓練を受けた卒業生を十分に採用できないことに気付き、学校を設立しました。

 

Green Houseは、近隣の高校1年生を対象に、CLAAS社の設計者やエンジニアが使っているのと同じ高度なシステムでの3年間の実地研修を週に3回実施しています。

 

「州立学校は保守的すぎるきらいがあるので、そのギャップを埋め、学生たちが本当の意味で未来の人材となれるように努めています」と、CLAAS社デジタルトランスフォーメーション部門のトップPhilip Vospeter氏は語ります。

 

一方、地球の反対側にあたるカンザス州ウィチタ、ウィチタ州立大学国立航空研究所のエグゼクティブディレクターJohn Tomblin氏は、ある航空宇宙会社の幹部が自社では工学部新卒者へのCAD、エンジニアリング、製造のトレーニングに丸2年費やしていると嘆くのを聞きました。「このトレーニング期間をゼロにしたい」と、その幹部は言いました。

 

ウィチタ州立大学はこの要望に応え、経験を基礎とした学習プログラムを作成しました。この学習プログラムではバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームで学生を教育した後、ウィチタにある複数の航空機製造現場で学生を働かせます。「これはデジタル・トランスフォーメーション・ソフトウェアによる3D設計の経験と知識を得るための実践型学習です」と、Tomblin氏は語ります。

 

ウィチタ州立大学と近隣の雇用主とのトレーニング提携は、産学が連携した経験を基礎とした学習プログラムが未来の人材に力を与え、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速する一例です。

 

実務を通じた学習

急速に変化する世界で競うために、企業では社員の効率を上げ、社員の役割も高めるバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームを用意しています。仮想世界では知識やノウハウを入手しやすく協力して新しいアイデアを試せるので、社員はよりアジャイルな労働環境を構築できます。

 

「社員の再教育や継続的な成長が極めて重要です」

DARREN BURTON氏
KPMG 人事副部長

 

「利用しやすい拡張された知識とノウハウが成功への鍵」というインダストリー・ルネサンスの原理に従い、インダストリー・ルネサンスを目指す雇用者はバーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームを使って自社のオペレーションを学術機関のパートナー、顧客、エンドユーザーと結び付け、集団知と起業家精神を活用してイノベーションやビジネスを行うための新たなアプローチを可能にしています。

 

インダストリー・ルネサンスは、人々が好む総合的なエクスペリエンスを生み出せる人々によって具現化されます。設計者、エンジニア、マーケティング担当者を消費者、小売業者、教育機関と結び付け、エクスペリエンスの想像、テスト、作成、運用をまずは仮想世界で実施した後に現実世界で実現します。

 

「労働者は自らの分野に関して、ますます多くの知識が必要になります。あらゆる種類の仕事でより多くの情報が必要になるからです」と、市場戦略情報会社IDCの未来の人材育成問題の専門家である、ミラノ在住のRoberta Bigliani氏は述べています。「労働者はおそらく、仕事の遂行を助けてくれる、人工知能を備えたデジタルな同僚と一緒に働くことになるでしょう」

 

IDCは、インダストリー・ルネサンスに必須な技術を迅速に取り入れることで、自動化によって失われる仕事よりも多くの新しい仕事が生み出されると予測しています。しかし、社員を教育してその仕事をこなせるようにしなければいけません。

 

「従来の職場は大幅に変化し、一部の作業は自動化されるでしょう」と、Bigliani氏は言います。「しかし、新たな仕事が生じると考えています。人工知能と機械学習に関するこれからの発展のおかげで巨大な産業が生まれるからです」

 

コンサルタント会社KPMGの調査によると、グローバル企業CEOの66%が、Bigliani氏のようにテクノロジーが仕事を減らすのではなくより多くの仕事を生み出すと考えていることがわかります。多くの経済圏は、すでに熟練労働者不足に見舞われています。

 

Deloitte Privateのコンサルタントは、2018年8月の「Technology in the Mid-Market: Embracing Disruption(仮題:中堅企業向け市場におけるテクノロジー:破壊を受け入れる)」という調査研究で「高度な専門能力を持った人材向けの仕事は明らかに増えていますが、適切な能力を備えた労働者の供給は追いついておらず、ビジネスリーダーたちは人材の準備が現代の仕事の性質に全く追い付いていないと断言しています」と記載しました。

 

教育するテクノロジー

KPMGは、未来の人材育成で成功を収めるには生涯学習が必要になると指摘します。

 

「2つの理由から社員の再教育や継続的な成長が極めて重要です」と、KPMGの人事副部長Darren Burton氏は語ります。

 

「1つ目の理由は、多くの場合、優秀で頼りになる社員を育てる方が組織に新たな社員を採用して取り込むよりも方策として優れているからです。2つ目の理由は、現在の世の中では人材を再教育し、新たなキャリアアップの機会を与え続けることが雇用者の重要な役割だからです」

 

幸い、バーチャル・エクスペリエンス・プラットフォームは社員の教育に役立つバーチャル・エクスペリエンスを雇用者に提供し、社員がますます複雑になり多様化する業務を遂行するのに必要な知識とノウハウを素早く利用できます。

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卓見異見/ストーリーの経済 ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

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日刊工業新聞 2019年3月11日掲載

 

経験つなぎビジネス創造

 

【マーケは消費者の手に】

 

想像力を駆使して市場戦略を立案する人々、インダストリー・ルネサンスという新潮流を求める人々にとってエクスペリエンス・エコノミー(経験経済)は恩恵である。製品経済について、いま一度思い起こしてほしい。スケールメリット、巨大な店舗や工場、マスメディアがその構成要素である。一方、エクスペリエンス・エコノミーは知識とノウハウを基にし、製品のフロー(流れ)ではなく、データのフローで編成されている。

 

プラットフォームとは本来、人と人、人々とアイデアやデータといった個々の要素をつなぐ。エクスペリエンス・エコノミーとは「点と点をつなぐ」、つまり時間、場所、人々とその行動をつなぐ「ストーリーの経済」である。あらゆるデジタル・プラットフォームはメーカー、個人、組織といったさまざまな単位と、それらを支えるネットワークとの間にストーリーを紡ぐメディアといえる。

 

そこではマーケティングは消費者の手に移行していく。米国のアマゾン、グーグル、中国の百度(バイドゥ)といった企業が提供するスマートスピーカー(AIスピーカー)はやがて新しいチャンネルとなり、そう遠くない未来にオムニチャネルへ進化する。

 

なぜならスマートスピーカーは、製品やサービスを注文するだけでなく、製品やサービスを比較するほか、その中から「おすすめ」を提案してくれる。どの銘柄のヨーグルトを注文するか、どの銀行サービスを使うか、私たち消費者はスマートスピーカーの提案を受けながら日々、選択するようになる。

 

【行動提案、家庭が「工場」】

 

スマートスピーカーを介して消費者をつなぐ「プラットフォーム」は、それらを提供するブランド側から見れば、データのみならず、嗜(し)好や興味のあり方、ライフスタイル、つまりはエクスペリエンスを消費者に提案する売り手となる。こうしてエクスペリエンスを生み出す新たな“工場”が誕生する。この工場の特徴は、生産ラインが製品の生産と“同時に”構築される点にある。

 

近い将来、これらのプラットフォームは人の行動をシミュレーションし、製品やサービスの構想にまで影響を与えるだろう。

 

市場戦略を立案する人々は単に今のマーケティング用に特化したプラットフォームではなく、最も産業に即した、つまり自らのブランドが連なるエコシステム全体の活動を統合できるプラットフォームを求めるべきである。

 

マーケティングにおけるイノベーションの源は、会話の世界と生産の世界とのつながり、バーチャルとリアルの間のつながりに存在している。米ナイキはコネクテッドシューズを製造し、プラットフォームでシューズを変革している。グーグルは車を作り、アップルはヘルスケアサービスを策定している。フェイスブック、ツイッター、インスタグラムには「今すぐ購入」ボタンの広告があり、アマゾンは自社のブランドやリアル店舗を所有している。

 

【自らプラットフォームへ】

 

個々の独立した一時的な変数である現実のデータをビジネスの各段階で引き継ぐこと、新しいエクスペリエンスを創造するデジタルモデルの連続性を保つことこそ価値がある。シンガポールやインドのジャイプールといった都市も同様であり、都市管理やマーケティングのプラットフォームとして3次元(3D)のデジタル都市モデルを構築し、市民とつながり、数々のリアルタイムデータでプラットフォームを充実させている。

 

エクスペリエンス・エコノミーでは都市も企業も、その本来の姿、つまりプラットフォームへと自らを変えられる。そのため当社は、バーチャルとリアルが3Dで交わる拡張された世界に向けたプラットフォーム「3DEXPERIENCE」を生み出した。エクスペリエンスは重なり融合されてストーリーとなる。エクスペリエンスこそ、新時代の書物なのである。

 

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卓見異見/インダストリー・ルネサンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

卓見異見/エクスペリエンス ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

卓見異見/想像力の世紀 ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

卓見異見/自然環境・生活と製品の調和 ダッソー・システムズ取締役会副会長・CEO ベルナール・シャーレス

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住宅・建築プロジェクトで脅威のROIを達成。CADMAKERSが日本市場へ展開

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BIMの普及が進む中、普及の段階は3Dによる見える化、干渉チェックの段階からもう一歩先の段階に進んできています。
カナダに本社があり、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE PlatformをベースとしたBIMおよびバーチャル・デザイン・コンストラクションの運用とサービスを行っているCADMAKERSは世界中で200以上のプロジェクトを展開し製造業などで行われている工業化手法の導入により、過去の手法では達成できなかった素晴らしい効果を上げています。ここでは18階の高層木造ビルを自動設計・製造・施工連携することで9.5週で施工した脅威のROIの事例を紹介します。

 

カナダのバンクーバー近郊に位置するブリティッシュ・コロンビア大学のBrock Commons – Tallwood House と呼ばれる学生寮は、18 階建ての高層住宅に木材の積層構造材を活用し、バーチャル・デザイン・コンストラクションによるモデリングや、プレファブの建築部材を現場で組み立てる工法を利用し、同じ規模のビルを従来のコンクリート構造で建設するよりも工事期間をおよそ 70% 短縮し、コストも削減できました。

プロジェクト関係者が事前に施工プロセスを検証してから施工を展開。大幅に手戻りを削減。

 

バーチャルモデルによる建築生産の工業化

CadMakers 社は施工と製造を一体化した技術を提供する企業であり、建設と製造のバリューチェーンを連携して問題を解決し、プロセスを最適化します。Brock Commons – Tallwood House プロジェクトでは、同社はバーチャルなゼネコンの役割を担い、設計を担当した Acton Ostry Architects 社や施工管理会社の Urban One Builders 社、オーナー企業の UBC Properties Trust 社のプロジェクト管理部門など、すべての関係者と緊密に連携しました。ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE® プラットフォームのクラウドを利用して 3D モデルを作成し、施工シミュレーションを実行して建築資材やデザイン・コラボレーション、施工プロセスを改善するイノベーションを後押ししました。

統合された 3D モデルでコラボレーションを加速

CadMakers 社がCATIAで作成したバーチャル 3D モデルは、プロジェクトに携わるさまざまな関係者からのデータを一体化して表示できるため、関係者は理想的な環境で計画を細部にわたって詳細に見直すことができます。CadMakers 社は、クラウドの 3DEXPERIENCE プラットフォーム上の一つの場所にすべてのデータを集めました。アクセス許可されたユーザーは時間や場所を問わずデータを表示でき、データはリアルタイムで的確に更新されます。これにより、建設業界に共通する問題、すなわち一貫性のない情報が原因となり発生する無駄や不整合を解決しました。

CadMakers 社CEOのJavier Glatt 氏は次のように語ります。「設計や施工を早い時期に、完全に統合された 3D モデルに詳細なレベルでまとめることができれば、プロジェクトの可視化という点では全員に同じ情報を提供することができ、調整の難しさやコミュニケーション・ミスのリスクが軽減されます。その結果、全員が一丸となって Tallwood House の作業に取り組むことができました。建築プロジェクトでは関係者が未調整のまま作業を進めることがよくありますが、調整して取り組むほうがずっと効果的なのです」

CadMakers 社のJustin Khabra 氏は次のように付け加えます。「クラウドを利用すると作業がスムーズに流れ、時間やリソースも適切に管理できます。本当に忙しくて手が離せない時は、他の国やロケーションの同僚が作業を引き継ぐことができ、後で私に戻してくれます。」

 

コアの施工手順を3Dにより検証することでより効率的な施工工程を定義。

 

3D モデルで工場での組み立て作業を加速

10 分の 1 ミリメートルの精度の CATIA モデルを使えば、配管やシャフト、ケーブルを通す貫通口の場所や大きさを決めやすくなり、クリアランスや必要な空間ボリュームも確保できます。データは現場以外の場所で建築部材を製造する建材メーカーにも提供されました。 Tallwood House のマスティンバーの骨組みには、CLT ( 直交集成板)パネルや積層補強構造木材が使われました。データは工場のコンピュータ数値制御(CNC) の溝かんな(くり抜き加工機) に直接送信され、そこで精密な穴あけ加工が行われました。こうした木質建材は、建設現場に届いた時にはすでに組み立てられる状態になっており、たとえば配管のための貫通スペースがすべて正確に確保された状態で加工されていました。

Urban One Builders 社のKarla Fraser 氏は次のように語ります。「3D モデルを作成してあらゆるデータを表示でき、仕様をすべて確認し、すべての部材がどこで使われるのか正確に知ることができます。床を貫通する配管系統はすべてミリメートル単位の精度で設置できるように調整され、すべてが適正な位置に正確に配置されます。そのため現場では追加作業はいっさい発生せず、労力を大幅に削減できます」

VRを使い施工性を事前確認
施工のプロジェクト管理をシミュレーションで最適化

Tallwood House のバーチャルモデル作成に加えて、CadMakers 社はクラウドのDELMIA を利用して施工プロジェクトの現場プロセスをシミュレーションしました。これによりプロジェクト管理者は、3D 環境で問題を特定できるようになりました。従来の手法では、現場で発生した問題の解決には多くの時間とコストがかかりました。たとえば、木の部材に関わる作業スペース確保と据付け作業のために、他作業のスケジュールとスペースを調整するシナリオを試してみました。これは、木の部材は雨風が当たる環境に置いておけないためです。また、階段の設置工事の遅れは、プロジェクトの他の作業スケジュールに大幅な影響を及ぼすこともわかりました。

Urban One Builders 社の Fraser 氏は次のように語ります。「もともとは階段がクリティカルパスになるとは思っていませんでしたが、モデルを作成してみて確信できました。シミュレーションしていなければ現場で知ることになり、対処方法の検討は簡単ではなかったでしょう」。Khabra 氏は Tallwood House プロジェクトで、4D の干渉チェック作業を行いました。施工プロセスをデジタルで再現することで、干渉箇所がわかります。また、配管部材が現場に搬入されていないのに配管工が来てしまうなど、作業手順の問題が発生することもあります。CadMakers 社は現場で問題が発生する前に、こうしたことをバーチャル環境で把握します。

Khabra 氏はさらに説明します。「私どもでは従来の施工プロセスを製作工程を踏まえた製造プロセスに細分化しています。こうしたシミュレーションの素晴らしいところは、その根本にある各部材の属性情報です。この手法では、クレーンや部材がどのように空間を移動するかお見せできます。そこでは、複数の対象物の位置や移動の軌跡を認識します。クレーンがどのくらいの速さで動くか、トラックの積載量もお見せできます。作業を行う前に現場での設備やリソースの限界も把握しています。シミュレーションは途中で止めることができ、クリアランスを計算し、測定を行い、課題解決の対策を確かめることができます」

 

将来を見据えた施工モデル

プリファブ工法の資材や工場と連携したプロセス、シミュレーション手法を利用することで、Tallwood House は 9.5 週間という驚異的な工期で完了しました。これは 1 週間で 2 層分を組み立てるペースであり、全体ではおよそ 3 ヵ月、工期を前倒しできました。業界がこの新しいやり方で経験を積んでいけば、以降のプロジェクトでは工期短縮やコスト削減がさらに進むと Glatt 氏は話しています。さらに先を見据え、無駄をなくして工期を短縮し、より環境に配慮した建物の建設を目指す必要があると考えています。

BIMが見える化の段階から設計・製造・施工の効率化にシフトしており、製造業の先進国である日本でも従来の枠組みに取らわれない、新たな建築手法による展開が期待されています。CADMAKERSはそのようなニーズを受けて2018年よりキャドメイカーズ・テクノロジーズ株式会社を設立し、サービスを開始しています。

 

【お問い合わせ先】

ダッソー・システムズ株式会社

マーケティング部

E-mail : Japan.Marketing@3ds.com

TEL   : 03-4321-3506

 

 

 

 

 

 

 

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【7月29日(月)~31日(水)開催】DS Japan Hackathon 2019 参加者募集中!

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DS Japan Hackathonは、国内・外の大学生・院生を対象にした3日間のビジネス体感ワークショップになります。参加者は下記の4つのビジネスケースのうちの1つにアサインされ、ダッソー・システムズのソリューションを使って、課題に取り組みます。

 

本プログラムでは、ダッソー・システムズのソリューションについてトレーニングを受けることができるだけでなく、コンサルタントや開発者としてクライアントのビジネス課題にどう対応したらよいか、ダッソー・システムズで活躍しているスペシャリストたちにアドバイスを受けながら、学ぶことができます。また、ワークショップ中に活躍した参加者には素敵な賞が贈られます。

 

・Design & Engineering・Manufacturing
・Model Based Systems Engineering・Construction & City

 

DS Japan Hackathon 2019

開催期間:7月29日(月)~7月31日(水)
開催会場:THE CORE Space(虎ノ門)

 

【6/16 (日) 締切】イベントの詳細および応募はこちらから

↓↓↓
https://gaishishukatsu.com/recruiting_info/view/4086

ダッソー・システムズ
新卒採用チーム

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【プレスリリース】豪英鉱業大手のBHPとダッソー・システムズが長期の戦略的パートナーシップを締結

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• 鉱業へのデジタル技術の活用

• 他の産業界で実証済みの技術を鉱業にも導入し、潜在的な価値を引き出す

• パートナーシップを通じて資源やオペレーションに関する理解をより深める

 

2019 年4月24日 – 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発 日本語参考訳 – ダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA) と、世界をリードするグローバル資源会社である BHPは、鉱業へのデジタル技術の活用に関する、長期の戦略的パートナーシップを締結しました。

 

両社の経験とリソースを組み合わせ、他の産業界で実証済みの技術を、地球科学と資源工学といった鉱業の中核をなす基本分野に導入することで、鉱業の潜在的な価値を引き出すことが狙いです。今回のパートナーシップでは両社が、安全性や持続可能性 (サステナビリティー) に対する責任を担いながら、天然資源や鉱業オペレーションに関する理解をより深めることを目指しています。

 

ダッソー・システムズの取締役会副会長兼最高経営責任者、ベルナール・シャーレスは次のように述べています。「BHPとダッソー・システムズは、21世紀の鉱業に向けた展望と熱意を共有しています。計画から利用までの全オペレーションをデジタル化することで、当社の3DEXPERIENCEプラットフォーム上に、採掘のプロセスを始めから終わりまで包括する『デジタル・ツイン・エクスペリエンス』を構築できます。これこそが、全体最適の実現に向けて、協業を重ねながらイノベーションを実現できる環境なのです。製造業において確たる実績を積んできたこの変革手法は、マーケット・アジリティ、予測可能性の向上、持続可能な鉱業イノベーション、大幅なコスト削減を、鉱業のライフサイクル全体にもたらします」

 

>> プレスリリースをダウンロード <<

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【開催のお知らせ】Dassault Systèmes User Conference 2019 [6/21(金)]

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ダッソー・システムズは、2019年6月21日(金)に東京コンファレンスセンター・品川で製品ユーザー様、導入検討者を対象とした「Dassault Systèmes User Conference 2019」を開催します。

 

当カンファレンスは、お客様による日々の業務課題に対しての取り組み事例講演を中心にしたセッションで構成されます。Dassault Systèmes User Conference にて3Dモデリング、シミュレーション、コラボレーション、それぞれの領域の業務課題を解決するヒントをご確認ください。皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

 

【開催概要】

会期:2019年6月21日(金) 10:00 – 17:30 (受付開始 9:00 – 、ネットワーキング 17:40 – )

会場:東京コンファレンスセンター・品川
〒108-0075 東京都港区港南1-9-36 アレア品川3F-5F

主催:ダッソー・システムズ株式会社

展示:こちらからご確認ください

参加費:無料 (事前登録制)

 

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【ダッソー・システムズ 季節のお便り:第4号】子供を惹きつけるロボットコンパニオン

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こんにちは。3DEXPERIENCE Labのプロジェクトについてご紹介する連載の第4回目をお届けいたします。3DEXPERIENCE Labについての詳しい説明は、こちらからどうぞ。

 

 

4月カレンダー掲載のプロジェクトは、特別支援教育が必要な子供たちの発達を支援するロボットLekaです。Lekaは、子供たちの発達を追跡しながら子供たちを惹きつけるように設計されている、光、音、振動を持つ多感覚ロボットボールです。LekaAI主導のソリューションは、子供の発達に密接に従って、時間の経過とともに進化します。それは特別支援が必要な子供たちが家庭内やセラピー中でも、興味とやる気を保つための楽しい方法を提供します。

 

米国の疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)の最新の統計によると、59人に1人の子供が自閉症スペクトラム障害で生まれており、認知、運動、感覚処理のスキルに関して特別なニーズを持っています。保護者やセラピストは、子供たちのやる気を高め、学習活動に参加させるツールを見つけるのが難しいため、子供たちを発達させるのに苦労しています。

 

 

Lekaの使命は、特別なニーズを持つ子供たちがかけがえのない人生を送るのを助けることです。保護者やセラピストは、子供たちが周囲と関わり合い、様々な学習を進めるのを手助けしようと奮闘しています。Lekaは、インタラクティブなかわいい球形のおもちゃで、コミュニケーションにおいて予測可能で安定しており、子供たちに安心感と安らぎを与えます。保護者やセラピストが子供たちの世話をするのをよりスマートでコネクテッドな方法でサポートします。

 

自閉症などの発達障害を持つ子供たちは、ソーシャルスキルを身に着けるのに苦労しがちです。Lekaは、色当て、絵合わせ、かくれんぼなどの、認知能力や運動神経を高めることを目的とした、研究に基づいたゲームで子供たちの体を動かし、ソーシャルスキルを高めます。動き回るLekaと全身を使って遊ぶことで、子供は周囲に興味を持ちだします。Lekaは子供の行動を検知して、多様な表情や声などで素早く反応します。それぞれの子供にあわせてカスタマイズでき、ある音や光が嫌いであれば、それをオフにすることもできます。

 

世界中のすべてのLekaは子供たちとのやりとりに関するデータを記録するので、時間の経過とともに、保護者やセラピストに子供の発達についてのより詳細なデータを提供することができます。集められたデータは機械学習や研究などにも用いられ、プログラムの改善や開発に継続的に役立てられます。2017年のForbes「30 UNDER 30」にも選出されたLekaの創業者、Marine Couteau氏とLadislas de Toldi氏の二人は、最も必要としている人々に新しい技術を届けることへの情熱に突き動かされ、プロジェクトを進めています。

 

Lekaに関するより詳しい情報は、こちらからご覧ください。

 

今回は、特別支援教育が必要な子供たちの発達を支援するロボットLekaをご紹介しました。次回は長距離ソーラーUAV(無人航空機)を設計するXSUNについてご紹介予定です。また次号でお会いしましょう!

 

参考:

3DEXPERIENCE Lab
https://3dexperiencelab.3ds.com/en/

 

ダッソー・システムズ、CES 2018 で先端医療から都市まで新しいコンシューマ・エクスペリエンスのあり方を披露
https://www.3ds.com/ja/press-releases/single/new-consumer-experiences-in-healthcare-to-smart-cities-showcased-by-dassault-systemes-at-ces-2018/

 

ダッソー・システムズ、「CES 2018」出展のお知らせ
https://blogs.3ds.com/japan/ces2018/

 

Leka
https://leka.io/

 

Data & Statistics on Autism Spectrum Disorder, Centers for Disease Control and Prevention
https://www.cdc.gov/ncbddd/autism/data.html

 

Adele Peters, “This Cute Robot Is Designed To Help Children With Autism”, Fast Company
https://www.fastcompany.com/3059604/this-cute-robot-is-designed-to-help-children-with-autism

 

<バックナンバー>

ダッソー・システムズ 季節のお便り:第1号
ダッソー・システムズ 季節のお便り:第2号
ダッソー・システムズ 季節のお便り:第3号 生物に学ぶイノベーション~ウナギの泳ぎを模倣して発電するEEL Energy~

投稿 【ダッソー・システムズ 季節のお便り:第4号】子供を惹きつけるロボットコンパニオンダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ に最初に表示されました。

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